素手で掴むときは
まず、毒を持たない魚として話をすすめていきます。判断がつかない場合はむやみに触らない方が賢明です。
毒を持っていない魚であれば、基本はヒレを逆立てないように魚の目と胴をタオルで覆い、しっかり力を入れて持ちましょう。
魚は目隠しをされるとおとなしくなり、あまり暴れなくなります。ヒレを逆立てたまま握るとヒレがタオルを貫通して刺さることがあるので注意しましょう。

チヌやマダイの場合はタオルがなくても、人差し指と親指で両目の上をつかんで持つと滑りにくく掴めます。しかし魚の弱りは早くなります。
青物のように尾ビレの付け根が細くなっているものはそこを掴むことができます。しかし力が強いので暴れた拍子に手を滑らせて落とさないように注意が必要です。
タオルがない場合は、エラの縁やヒレを避けて、魚の中心になるべく近い部分を、怖がらずにグッと指先に力を込めて持ちましょう。
指や手を切る場合の多くは、怖さで力を入れずに持ち魚が暴れ、慌ててヒレやエラなどに触ってしまうため。「暴れさせないぞ!」という気持ちを込めてグッと握ると良いでしょう。

便利な道具
毒魚でも何でも安全に掴むためにはやはり道具の存在が大きいです。スタンドなどの撮影器具を使わなくても自撮りで十分きれいな写真が取れるのも魅力です。
魚つかみ&フィッシュグリップ
メーカーによって呼び方が混同したりしますが、主に2種類販売されています。魚によって使い分けるのですが、釣りには意外なゲストがつきものですので、できれば両方揃えたいところです。
ハサミタイプ

魚バサミとも呼ばれ、小型魚を滑らずに持つのに最適です。キスやアジ、サバ、メバルを掴むのに良いでしょう。
グリップタイプ

中型から大型魚まで数々の魚を持つことができるタイプです。シーバス、ブリ、ヒラマサ、さらに歯が鋭いヒラメやチヌなどを持つときに便利です。
タモやギャフも揃えたい
やや主旨から離れますが、タモやギャフも魚を持つ方法と言えなくもありません。魚を取り込む確率を上げるのはもちろん、アカエイなど、暴れるとしばらく手がつけられない魚などを持つときにも役立ちます。
ライトゲームでも尺アジなどのぶっこ抜くと口切れするリスクがある魚を確実に取り込めるので、ぜひ揃えて起きたいアイテムです。