ヒラマサキャスティングの必須ルアー ダイビングペンシル

トップウォーターゲーム必須のルアー

オフショアのルアーではメタルジグやタイラバなどボトムを攻めるためのものが多いですが、青物やマグロ、GTなどの大型魚をトップに誘い出して狙うキャスティングゲームで欠かせないのがダイビングペンシルです。

もともとはルアービルダーが木を削って手作りしており、かなり高価なルアーでしたが、オフショアフィッシングの人気上昇と共に、大手メーカーが量産性の高い樹脂製のものを次々とリリースして、近年は価格もかなりリーズナブルなものが多いです。また、水噛みの良さや水中でのアクションなど性能的にも高いものが多く出回っていてアングラーの選択肢も広くなっています。

左が一般的なトレブルフック。右がフラットリングが挿入されたシングルフック。

ダイビングペンシルの多くは販売時にフックはセットされていません。そのため購入後にターゲットに合わせて自分の好みのフックを装着する必要があります。サイズはパッケージに記載されている推奨サイズを選びましょう。軽過ぎても重過ぎてもルアーのアクションに影響します。

フックは前後にトレブルを装着するパターンがスタンダードですが、シングルフックを付けるアングラーも増えています。シングルを付けるメリットはバラシ軽減とルアー本体に傷が付きにくいということでしょう。しかし、トレブルフックの場合はスプリットリングで簡単に本体に装着できますが、シングルフックの場合、通常のカン付きタイプではスプリットリングで付けようとしてもフックが横を向いてしまいます。カンが90度向きを変えたタイプかフラットリングが咬まされてある専用品が必要になるので注意しましょう。そのため自作の超ショートアシストフックを装着しているアングラーも多いようです。

また近年は、大型狙いのキャスティングではレギュレーションにより、バーブレスを推奨または必須という船が増えてますので事前に確認しておきましょう。

自作の超ショートアシストフックを装着した例。

サイズは15〜20㎝くらいのものが多くリリースされていますが、30㎝近いビッグサイズもあります。太さもそれなりにあるので、全体的にすごく大型のルアーという印象を受けます。使ったことがない人から見ると「本当にこんなのに魚が食ってくるの?」と思うことも多いようです。

サイズ以外ではこのダイビングペンシル、いわゆる普通のペンシルと見た目はそんなに変わりませんが何が違うの? というと、文字通り「ダイブ」するというこでしょう。そう、潜るのです。潜るといってもリップ付きのミノーのようにある程度のレンジをキープして泳ぐ訳ではありません。しっかり潜るタイプでもせいぜい水面下20〜30㎝くらいを2〜3秒程度推進するだけです。

独特の操作が必要

ラインのテンションが掛かっていない状態で海面に浮いた様子。

ダイビングペンシルは基本フローティングタイプとなりますが、水に入れると水面から頭を出して立ったような状態で浮きます。この状態から一気にラインにテンションを掛けると水面に頭を突っ込みダイブします。そして水泡を散らしながら水中をS字を描くように進み再び水面から顔を出します。

ラインを引いて、ダイブした瞬間。

ルアーをアクションさせるためには独特のロッド操作が必要になります。ホウキではく、刀を振り下ろす、などと比喩されるロッドさばきでラインにテンションを掛ける・抜くを繰り返しながらルアーを引くのですが、テンションの掛け方に少しコツが必要です。ゆっくり過ぎるとルアーが水面に頭を突っ込まないし、速過ぎると水面を滑ってしまいます。ある程度速めの初速でルアーの頭を水中に突っ込み、そこからルアーをグッと引っ張って水中を泳がせます。ルアーが水面を割ってしまうと魚に見切られると言われているので操作は丁寧に行いましょう。コツはテンションを抜いた後にルアーの頭が水面から出る間をしっかりと作ることです。

波があるときはルアーが水面を割りやすくなってしまうので操作は特に慎重に行いましょう。波の頂点の手前でテンションを掛けてダイブさせると水を噛みやすくなるので、波の動きをよく観察しながらアクションさせることが求められます。

また、ベイトの状況や魚の活性などでルアーの水中での必要なストロークが変わってきます。ショートピッチで潜る・浮くを繰り返したり、ロングピッチでしっかりと水中を泳がせたりと、アングラー自身が積極的に操作することが必要となります。それゆえ、操る人の技量が問われるルアーだともいえます。船上で複数人のアングラーがキャストする中で、ターゲットを自分のルアーにアタックさせるためには使うルアーの特性などをよく把握して自在に操れるようになる必要があるでしょう。

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