スッテ・テーラー仕掛けとは

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エサ巻きスッテ&テーラー仕掛けとは

ヤリイカは船からの釣り物として人気が高いが、堤防からも狙うことができる。季節や場所にもよるがだいたい2~3月頃がピークとなる。日中も釣れるが夜釣りのほうが釣果が高く、この場合は電気ウキを使ったテーラー仕掛けが手返しが良く、数が狙える。

ターゲットが何であれ、ウキ釣りの場合はタナが重要となってくる。アタリがない場合は小まめにウキ下を調整することが釣果への近道だ。この場合、半ヒロずつくらい変えていくとよい。

ウキが倒れるようなアタリがあるときはイカが食い上げてきている。このようなときはウキが消し込むようなアタリになるまでタナを浅くしていくのが有効だ。

時合でいかに手返しよく釣りを出来るかが数を伸ばすコツとなる。予めエサを巻きつけた予備のテーラーや仕掛けを準備しておくとスムーズに釣りを行うことができる。

釣れるときには一晩で100杯も夢ではない。釣り上げたイカはそのまま1杯ずつ傘用のビニール袋に入れ、クーラーボックスに入れると鮮度を保ちやすい。持ち帰った後はそのまま冷凍庫で凍らせれば長期保存も可能だ。

狙う場所

夜の漁港

ヤリイカ(ツツイカ目)狙いは港湾部でのナイトゲームが主流。流れの緩い湾内で狙うのもありだが、本命ポイントは流れが速くてイカの回遊率が高い外海側である。そこで並んで釣りをする場合、釣り人が順にポイントを流す観音釣りがおすすめ。

基本仕掛け

テーラー仕掛け
ウキ

ヤリイカのアタリは繊細だから棒ウキが分かりやすい。夜釣りでは電気ウキを使うが、なければ手持ちの棒ウキのトップに発光体を取りつけるとアタリが分かるようになる。

テーラー
テーラー

蓄光のプラスチックボディを持つ一般的なタイプ。平らな板状のものが多く、エサをつけるために作られている。ピンにエサを刺し、細いワイヤーを巻きつけて固定する。ラインアイが上下にあり、水中で水平姿勢になる。

エサ巻きスッテ
エサ巻きスッテ

上部にエサを乗せて使うエサ巻きスッテ。下部にオモリがついているエサ巻きエギと呼ばれるものも用途は同じ。ラインアイが1つで姿勢が安定するものは、枝スをとって結んだり仕掛けの最下部に取りつけられる。

アタリ

大きい群れに当たり、なおかつイカの活性が高いときはウキが引き込まれたりあらぬ方向に走るアタリが出る。しかし、状況が逆だと居食いするケースも多々ある。エサはこまめにチェックしよう。

居食い

居食い(ウキに反応がないのにイカが仕掛けを抱いている)が続くようであれば仕掛けに手を加える。まずはテーラーやスッテをローテーションしてカラーやタイプの異なるものでリトライする。それでダメならウキも含めて仕掛けを軽くする。

エサ

エサはタンパク質の塊であればなんでもいいというベテランもいるほど、いろいろなものが代用できる。中でも味と匂いが強いものほど集魚効果が高いという。なにが効くのか試すのも面白い。

釣り方

タナを探る
タナを探る

ウキ止めを調整してアタリが多く出るタナを探り当てる。

ウキの動き
ウキの動き

イカがテーラーを抱いて潜るとウキが引き込まれるが、居食したり抱いたまま浮上するとウキが倒れることもある。ウキの動きに注意する。

観音釣り
観音釣り

潮が横に流れているとき、釣り人が仕掛けの動きに合わせて一緒に歩きながら釣る。そのとき、複数の人がいたら順に入れ替わりながら釣るのが観音釣りだ。

こうすることで広く探りながら釣ることが可能で、特に速い潮が流れている場所では有利だ。ただし、それなりに歩調を合わせる必要があるため、いきなりの参加は難しい。仕掛け操作に慣れてきたら声をかけて参加させてもらうとよい。そのとき、慣れていないことを伝えればアドバイスをもらいながら快適な釣りができるはずだ。

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