アユの友釣り

アユ

アユ釣りの人気は高く、環境の変化により年々生息数が減りながらも依然として数百万人の釣り人口を誇る。漁協や自治体により禁漁期間が設けられているが、解禁日ともなると大勢のアユ釣り師が押し寄せる光景が見られる。

アユの友釣りとは

稚魚の頃はカワムシや動物性プランクトンを主食としていたアユは、成長するにしたがい、石についたコケを主食とするようになる。 川を遡上し、清流域にたどり着いたアユは、コケのついた石があるポイントを自分の縄張りとし、そこに入ってきた他の魚を追い払おうとする。
友釣りとは、その習性を利用した釣り方で、掛けバリを付けたオトリのアユを縄張りへ誘導し、怒って追いかけてきたアユを掛ける仕組みである。

アユ釣り風景

気配を消したままポイントに近づける長いアユ竿が圧倒的に有利だが、小規模な河川では渓流竿でも問題ない。

仕掛け

仕掛け

アユのいるポイント

代表的なポイントは、浅くさざ波が立つ程度に流れのゆるい「チャラ瀬」、少し水深があり、石や岩が多い「瀬」、そして深さがありゆるやかな流れの「トロ場」である。
まだ慣れないうちはいきなり立ち込まずにヘチから釣ってみるのもいい。慣れてきたら徐々に立ち込んでより確実なポイントを攻めてみよう。
アユがいるかいないかは水中の石を見れば分かる。アユがクシ状の歯で石に付いたコケを食べると、石の表面に楕円形の模様が残るからだ。これを「ハミ跡」と呼び、経験を積めば、ハミ跡を見ただけで、アユの大きさや数も分かるようになる。

基本の釣り方

オトリがいないと始まらない

オトリ店でオトリを必要な数だけ購入し、持参したオトリ缶に素早く移す。1尾いれば釣りになるのだが、ビギナーのうちは4〜5尾用意した方が安心だ。なるべく元気よく泳ぐものを選ぼう。オトリ缶には必ずエアポンプを入れ、弱らないうちに釣り場へ移動する。
川に着いたら、まずオトリ缶と川の水温を近づける「水合わせ」を忘れないように。充分慣らしたらエアポンプを外し、オトリ缶を川に沈めておく。ここを基地にして、使うオトリだけを引き舟に移し、ポイントへ移動しよう。

オトリアユの付け方

素早く付けられるように何度も練習しよう。
アユを釣るためのオトリアユは川の近くにあるオトリ店で販売されている。入漁券もここで購入しよう。
オトリアユを送り込む

オトリを付けるときは、弱らせないように手を川の水で冷やし、素早くセットする。
さあ、流れの中に送り込もう。狙いを付けたポイントにオトリを泳がせていく。様々なテクニックがあるが、ビギナーのうちはアレコレ難しく考えず、「引っ張った方と逆に動く」と覚えておこう。つまり、右に誘導したいときは竿を左に動かし、左に動かしたいときは竿を右に、ということである。
アユがハリに掛かるとググっと竿先が絞りこまれるが、強いアワセは必要ない。軽く竿を立てて浮かせる。

フィニッシュ

取り込みは、よく見るアユ釣りの風景のように空中でカッコ良くキャッチしたいところだが、最初は確実に取り込むことを優先しよう。テンションをゆるめず、魚が水面から出ないように注意しながら手元に寄せ、タモで掬ってフィニッシュだ。
釣り上げたアユは次のアユを使うためのオトリになってくれる。それまで使っていたオトリを引き舟に入れて、次の獲物を狙おう。

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