ウナギは夏バテなどの疲労回復効果以外に、視力の低下防止や美容効果、脳卒中の予防、高血圧の予防などさまざまな効果があると言われている。
ただし、脂が乗っていないウナギの場合、スポンジを食べているような感覚であまり美味しくないことがある。
釣れるときは数釣れる魚でもあるので、少量を持って帰り、味を確かめてからもう一度釣りに行こう。
ウナギのさばき方と焼き方

①:ウナギの背中を手前に向け千枚通しを目打ちしまな板に固定する。事前に冷凍庫に30分ぐらい入れて仮死状態にしておけばウナギが暴れず捌きやすい。

②:エラの後ろから包丁を入れ、背骨に沿ってゆっくり開いていく。滑り止めのために軍手があると便利だ。

③:内臓はなるべく傷つけないように取り除く。肝臓は肝吸いや串焼きに使えるので取り分けておこう。

④:背骨を取り外す。勢いをつけて包丁を振り下ろせば切断できるが、勢い余って頭ごと切ってしまわないように加減しよう。

⑤:包丁を寝かせ、なるべく身がつかないように背骨を外していく。あせらずゆっくりやるのがコツ。

⑥:中骨はよく焼いて水分を飛ばしてから素揚げすれば最高のおつまみになる。

⑦:頭と背骨を外し、付着した血をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取る。ウナギの血は毒素があるため、捌いたあとの包丁やまな板もしっかり洗おう。

⑧:焼きやすい大きさに切り分けておく。

⑨:皮目から焼いていく。炭火で脂を落としながら焼くのが理想的だが、用意できない場合は魚焼き網やグリルでも可能。

⑩:まずはタレも何も付けず白焼きにする。うっすらと焼き目が付くまで火を通す。

⑪:ハケを用意して白焼きの両面にタレを塗る。

⑫:さらに焼いてタレを付けるのを2〜3度くり返す。一旦タレを付けると焦げやすくなるので焼きすぎないように注意しよう。

⑬:食べやすい大きさに切り分ける。

⑭:どんぶりにご飯をよそってタレをかけておく。

⑮:ウナギをのせて粉山椒を振ったら完成。お好みでワサビや大葉、三ツ葉、きざみ海苔などを添える。

おまけ:白焼きをワサビ醤油でいただくのもオツなもの。