百合野 崇のチヌ釣り学 黒鯛心悸 第十回「私のおすすめするチヌ竿について」

百合野崇プロフィール

百合野 崇
ゆりの たかし

金龍鉤スペシャルスタッフ、シマノフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ。2018年シマノジャパンカップクロダイ大会優勝。チヌ釣りに賭ける情熱は師匠である大知 昭さんに「世界の百合野」と呼ばせるほど。

私が愛用している、5回のリニューアルをした、シマノ/鱗海スペシャルを紹介しましょう。

前作はスパイラルXを採用していましたが、今作はスパイラルXコアという新素材を採用しております。このスパイラルXコアは、軽量化を実現しつつも、つぶれやねじれ強度をアップさせており、強風下などのタフコンディションでもしっかりとコントロールできます。

穂先も前作のタフテックαからタフテックインフィニティに変更し、更に強度が増しつつも非常にしなやかなため、PEなどの道糸の反応への追従性が非常に優れています。

このしなやかな穂先と、Xガイドは、柔らかいPEと好相性でトラブル減少に役立っています。

また磯上物ロッド初、エラストマーグリップをバットエンドに採用しており。従来のラバーグリップよりもさらに密着します。今まで滑らないとか止まるという表現でしたが、今作は吸着や引っ付くという表現の方がしっくりきます。

さらに私のもっともおすすめの変更点はロッドの繋ぎ目がパラボラチューンR+になったことです。これは各節の合わせ部分を見直し、強度を維持した上で剛性の段差を排除したものです。チヌ竿は特に曲がる竿ですので、この繋ぎ目がかなり重要となります。パワーと調子が向上し、手元に伝わる魚の動きや、アタリの捉え方の反応はワンピースロッドに匹敵するほど良くなりました。

最高のカーボンを使用したスパイラルXコアに、シマノの最新鋭の技術を盛り込んだパーツを採用した鱗海スペシャルですが、さらにパーツが持つ機能を最大限活かせる位置、ロングバット設計、Xシートの位置も見直しました。手元に伝わる重量感が最も軽くなるように、幾度となくテストを行い、最高のバランスになるように仕上がっています。

その他おすすめポイント

元ガイドを大口径ハイフレーム化し、全てのXガイドにはXガイドリングを採用することで、遠投時などの道糸との摩擦軽減が可能となり、さらに仕掛けを遠くに飛ばすことができるようになりました。

コンセプトは、究極のバランスから生まれる軽量化。

グリップもXシート(パームフィットシートCI4+Ⅱ)に変更され、握りやすく、細かい溝形状により、雨天時でも滑りません。

自信をもっておすすめできる仕上がりとなっています。

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