ウキフカセ釣りの仕掛けを知る

グレやチヌを狙う際、どのような仕掛けが必要か、または有効なのかは誰しもが知りたいところ。タックルの総合的な意味の解説を含め取り上げてみました。すでにご存じの内容であると思いますが、もう一度初心に戻る意味で考えを確かめてみましょう。きっとプラスになる何かが見つかるはずです。

タックルバランスについて

早朝の短時間でその日のタックルを決めなければならない。ここで間違ってしまうと1日のつれるまでのプロセスが大きく変わってしまう。しかしうまくいけば朝から好スタートを切ることも可能だ。

その釣り場で狙える最大魚からであり、考察は使用するハリスの太さを「起点」に、竿の号数だろう。

  • ハリス1〜2号に対して=磯竿1号
  • ハリス2.5〜3号に対して=磯竿1.5号
  • 3〜5号ハリスに対して=磯竿2号

道糸とウキの自重のバランスも考慮しなければならない。ハリスに対して選ぶのであれば、同号数かワンランク太い号数を選ぶ。そしてウキのバランスは以下の通り。

  • 道糸1.2〜2.5号=ウキの自重7〜9g(Sサイズ)
  • 道糸2.5〜3.5号=10〜12g(Mサイズ)
  • 道糸3.5〜6号=14〜17g(Lサイズ)

ガン玉を打つ目安

ガン玉は高等テクニックとして使われる部類だ。つまり、なんとなくという使い方は存在しない。熟練した釣り師でもわずか数で悩み、苦しめられる。そんな状況によってまったく変わってくるガン玉の打ち方ではあるが、特に悩む軽い浮力のウキを使用した例を挙げてみよう。

ガン玉は使う号数が限られてくるので、まばらに揃えていないだろうか? それは使いこなせていないとも考えられる。もう一度すべての号数を揃えてケースに入れてみよう。さらなる行ってが繰り出せるはずだ。

浅ダナ、深ダナ両方で食う場合

仕掛けは全遊動でウキは0号を使用。ガン玉はウキストッパーの下30にG8と、ハリス4mの中間に同G8の2段打ち。

ハリスの馴染みを優先させる

できるだけ小さなガン玉の多段打ちが有利。複雑な流れ、流れが速いときにも有効な打ち方だ。

魚影は上層、流れはゆるい

ウキの浮力は0号。ガン玉はウキストッパーの下30にG5の1個打ち。同条件で流れが速いときはハリスの真ん中にG4を追加する。

ハリスに張りを与える

ウキの浮力は0号かG2。ガン玉G2〜G4をハリスの1/3ハリ側に1個打ち。同条件でサラシが加わればハリスの1/3ウキ側にG2を追加する。

磯際の落し込み

大型狙い。潮が沖に出ないナギ場あるいは緩い横流れの条件の場合はガン玉なしで対応する。ウキは2B、少しずつ仕掛けを沈めるときはハリスの中央にG5を1個。逆に潮が沖に出たり横流れがきついときは、ガン玉G2〜2Bの1個あるいは2段打ちする。

潮が動かないとき

上層は無視して中層、下層を中心に狙う。仕掛けは全遊動にして、ウキは00号で沈めて釣る。ガン玉はハリスの中央にG5を1個打ち。

沖のワイ潮を狙う

Bのウキを使い、ガン玉Bをハリスの中間に1個打ち。ウキストッパーは潮受け機能が付いたものがよい。

足下の大きな湧昇流

2Bのウキにガン玉2Bをハリ上30に1個打ち。

ウキを選ぶときの考え方

1個のウキで1日通して釣ることも可能だが、ガン玉を打つなど仕掛けの全体像が浮かんでからウキを選定するのが考え方のベースであり、打つ手も多くなる。

同じ銘柄の異号数を揃える方が使い勝手がよいのだが、磯では形状の違うものが必要になる。潮に揉まれて潜る、潜らないウキでは使い勝手がかなり違ってくる。

00ウキの使い方

00号浮力のウキは、ハリスにガン玉を打たずに使う号数で、ウキ止めを付ければハリスにガン玉なしでも、仕掛けが立つとゆっくりとウキごと沈む。

潮はゆるやかで魚のタナが4〜6mの上層で食うときに使いやすい。また、潜り潮なら少しずつ水面下に入り、湧き潮なら水面上に出るウキだ。

0ウキの使い方

00プラスG3〜G2の与浮力を持ったウキで、水面上に僅か浮くのが0号ウキだ。仕掛けは軽く、ガン玉を打ちたくないときの条件で「ウキは水面近くにあって」ゆっくりエサを沈めていくときに多用する。

与浮力があるためガン玉を打つこともでき、仕掛けの張りも容易に作りやすい。

G2ウキの使い方

ガン玉G2を乗せて0号浮力になるウキ。全遊動はもちろん、半遊動仕掛けとして使うときに使用する。

ガン玉G2を2個打ちすると、00号に近い動きとなる。

Bウキの使い方

ハリスにガン玉の1個あるいは多段打ちにせよ、その重さの合計でBの重さのガン玉を打ちたいときに使用する。ウキは水面上に浮かせて釣るときに使いやすい。

全遊動では仕掛けの落ちが速くなるので、一定のタナまでの半遊動やウキごと沈める底狙い、良型狙いの沈め釣りに使用する。

また、0号を使った全遊動でエサだけが取られるとき、B浮力に替えるだけでアタリが多発することもある。これは、0号だとエサ先行になりウキごと沈める底狙い、良型狙いの沈め釣りに使用する。

また、0号を使った全遊動でエサだけが取られるとき、B浮力に替えるだけでアタリが多発することもある。これは、0号だとエサ先行になっていない場合の現象で、仕掛け全体は変えず、ウキのみB浮力に替えることで、エサ先行の仕掛けになることもある。

2Bウキの使い方

半遊動仕掛けで竿1本半前後まで狙う場合に使用する。また、本流や横流れで深く探る全遊動としても使える。

3Bウキの使い方

タナが5〜8mくらいのときに典型的な遊動仕掛けとして使用する。風が強く仕掛けが流される場合にもちょうどよい浮力だ。また、磯際に仕掛けを張りつかせたいときにも多用する。

5Bウキの使い方

釣るタナが5〜10mのときに使う。潮流が速い場所で浅いタナ(3〜6m)を狙う場合にも有効。仕掛けを安定して流すことが可能だ。

1号以上ウキの使い方

基本的に移動仕掛けとして使用する。5m以上の深さを狙うのに適しており、15mくらいまでなら1号でも充分通用する。

仕掛けを送り込むための「パーツを使いこなす」

小物類の整理整頓には特に気を使いたい。不足した小物が一つでもあれば、仕掛けを組み上げることができなるなるからだ。其のためにも磯バッグにもう一つ予備として準備しておきたい。もしも海に落としたときにも安心である。

仕掛けを沈めるための大きな役割はオモリが握っているが、仕掛けを強制的に沈めようとするのに対して、先ウキや潮受け機能付きのウキストッパーは「マキエと同じ動きを演出するため」に考え出された道具だ。マキエとの同調を自然にし、使いやすく勝手がよいのが特徴だ。

ウキストッパー

ウキストッパーの本来の目的は、ウキが直結部よりも下がらないようにするためだが、視認性がよいため、潮の向きを確認したり、小さなアタリを取ることもできる。これに潮がよく受けられる形状にしたものが現在主流として使われている。特に軽い仕掛けが主流となっているので、ハリスにガン玉を打ちたくない条件、あるいは打っても小さな重さを使いたいときに重宝する。

アタリウキの使い方

一般的に小型棒ウキと呼ばれ、二段ウキとしての長い歴史を持つ。小さな棒ウキは感度に優れるが、仕掛けの飛びに欠けるから、飛ばしウキを併用して使う。

小型棒ウキは固定にして使い、飛ばし用のウキは全遊動で使用する。このため食いがよく、浅いタナを効率的に攻めることが可能で、特に夏場の河口域で活躍する。

深いタナを狙いたい場合は、小型棒ウキを沈めて釣ることもできる。この場合、ジワジワと沈むように設定し、アタリはフリーにした飛ばしウキで取るようにする。

小型棒ウキをもっと小型にしたのがハリスウキだ。ハリスウキはウキの違和感を軽減させ、食い込みをよくするために使う。また、潮に乗せやすいため、海中のマーカーとしても使い勝手がよい。

水中ウキの使い方

水中ウキは深くを狙うためだけのものではない。こういった沖に突き出した釣り桟橋では、仕掛けが流せる範囲も狭いため、水中ウキを使用した仕掛けが役に立つ。また、潮流が速い場所も多いため、仕掛けを安定して流すことができるのも利点である。

水中ウキの効能は多くあるが、使用に対しての判断は、風が強い日とか、仕掛けをドッシリと底潮に合わせたいときに使う。ウネリが大きな日にも効果的だ。

大きさ(サイズ)の使い方

風がある日は小粒、かなり強いときは大きくて重いサイズが使いやすい。大きいものは遠投でき、深場まで探れる。水中で速く沈むが、サイズの割りに抵抗も少ないため、食い込みに影響しにくい。

浮力の使い分け

マイナスB〜3Bは中層に狙いを絞った釣りのときに使う。マイナス0.5〜0.8号は竿1本半前後の釣り。竿2本以上ならマイナス1〜1.5号を使った方が手返しは断然早くなる。

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