シーズンイン! タチウオショアジギングが面白い

鋭い歯と銀色に輝く細長い体が特徴的なタチウオは、貪欲にエサを追う攻撃性と全身をくねらせて抵抗する強烈な引き味が魅力。

そんなタチウオはショアからでも狙える人気の釣魚。ベイトに噛みつき、ダメージを与えてから捕食するためなかなか乗りにくい。それがはからずもタチウオジギングのゲーム性を高めており、フッキングが成功したときにズッシリとした重みを感じたときの興奮は最高です。

ベストシーズンとベイトパターン

地域差もありますが、タチウオショアジギングのベストシーズンは晩夏から冬にかけて。この時期になると水深50m以上ある深場から産卵のため浅場へと移動してくるので堤防からでも狙えるようになります。

メインベイトはアジやイワシなどの小魚。地域や時期によってパターンが異なり、回遊したエリアに溜まっているアジ、イワシ、キビナゴ、小イカなどに付きます。

ベイトの固まりを群れで襲うケースが多く、ときには水面を割って小魚を追い回します。

時間帯

タチウオは夜行性です。日中は沖の深場に潜み、太陽がかたむき周囲が薄暗くなり始めたころからベイトを追って海面付近まで浮上してきますので、夕まづめから釣れはじめ、完全に暗くなるまで時合が続くパターンが多いです。

なのでタチウオを狙うのは夜が中心となりますが、日中にまったく釣れないわけではありません。特に数あるタチウオゲームの中でもタチウオショアジギングの利点の一つとして自重のあるルアーで遠投でき広範囲に探ることが挙げられます。浮上する前の深場に潜むタチウオもターゲットにできるため、他のルアーやエサ釣りに比べデイゲームでの釣果を得やすくなります。

ポイント選び

基本はベイトがよりやすい潮通しの良い場所やヨレが生まれやすい場所、常夜灯周りが有力なポイントになりやすいです。

タチウオは基本的に水深があるポイントを狙います。沖まで張り出した堤防や急深のサーフが代表的な釣り場です。総じて砂地の場所を好むとされています。

タチウオの活性が高いと水深5m以浅のシャローエリアにも入ってくる。足元が浅くてもルアーが届く範囲にカケアガリがあれば好ポイントです。

小さな漁港よりも大型船が出入りするような規模の大きい港湾がよいです。また激流よりも比較的潮が緩いところに溜まりやすいです。回遊性が強いとはいえ、青物ほど遊泳力に優れているわけではないので、港湾内など流れが穏やかな場所にとどまっている場合が多いです。

こんなふうにベイトフィッシュが集まったらチャンス! できる限りベイトに近いカラーとサイズのルアーをチョイスして投げてみましょう。

特に常夜灯周りは光にプランクトンとともに小魚が集まり、それを捕食するためにタチウオが寄るため一級ポイントとなる。

時期にズレはありますが、高い確率で毎年同じ場所に回遊してきます。釣れた場所と時期を覚えておくと勝率アップに繋がるはずです。しかし実績のあるポイントというのは往々にして人気釣り場となります。釣り人同士で競合になりやすいので譲りあうよう心がけましょう。

ルアーセレクト

タチウオは発光体にひかれやすい。なので専用メタルジグだとケミカルライトが付けれるタイプもあります。

トップからミドルレンジを中心に攻めるためあまり重いジグは使用しません。重くても30g程度までと考えてよいでしょう。カラーはフラッシング効果の高いものやグロー系がよいです。

タチウオは下からベイトを狙い、食いあげることが多いので、リアは乗りやすいようにトレブルフック、もしくはタチウオ用の4本ハリなどを使うと良いでしょう。フロントフックはなくてもよいのですが、もし付ける場合はワイヤー芯入りのアシストフック、もしくは前後ともトレブルフックが良いでしょう。

狙い方とアクション

タチウオは、あまり速いスピードでルアーを動かすとハリ掛かりが悪くなります。ポイントの少し先へキャストし、任意のレンジまで落としてデッドスローで引いてくるのが食わせるテクニックです。

活性が低いときは鋭いシャクリでリアクションバイトを狙ってみましょう。一旦ボトムに落としてシャクりながら中層まで巻き上げ、食わせの間をつくるためにフォールさせます。このフォールのときにアタってくることが多いです。いずれにしても食わせの間を作るのが重要です。

次に、時間帯による攻め方の違いを解説しましょう。前述したように、タチウオは日中深場にいるため、ポイントを直撃するためにはボトムをとる必要があります。ルアーを遠投し、着水したらカウントダウンしながらボトムまで沈め、シャクリとフォールをボトム〜ミドルレンジの範囲で繰り返します。アタリがあればそのレンジを入念に探るのが効果的です。

徐々に日が落ちて夕まづめ時に突入したらレンジを少し上げてワンピッチジャークで探っていきます。暗くなるにつれてレンジを上げていきましょう。タチウオが高活性であればあるほど浅いレンジでヒットしてきます。

どのような場所、状況でもタチウオを釣る際はヒットレンジをいかに探り当てられるかにかかっています。一定のレンジを引くことを心掛け、ヒットレンジが判明したら同じように攻められるようにしましょう。

歯に細心の注意を

タチウオは数あるフィッシュイーターの中でも危険度の高い鋭利な歯を持ちます。うかつに素手で触ろうものならスッパリとやられてしまうことになります。フックを外すときやクーラーボックスへ入れるときはフィッシュグリップを使うのが無難です。

タチウオの歯はこんなにも鋭い。怪我しないようにフィッシュグリップを使いましょう。
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