河川で狙うチヌ、エサ選びのメソッド

河口でも十分いいサイズのチヌが出る。

磯と河口では、フカセ釣りはどう変わっていくのでしょうか? 河口と磯では流れ方も、潜んでいるエサもまるで違います。磯と同じと考えて河口で竿を出せば良い釣果が出ないのは当然のことです。

マキエは同調させる?

ツケエとマキエの同調も大切ですが、流れが速い場所でそれを行おうとすると、かなりマキエを多く撒かないと難しいです。

塊で入れたマキエなどはそのまま下流へと流されるから、配合には拡散性も考慮しなくてはなりません。さらに速い流れに対応するために、高比重のものを使うのが一般的です。拡散性を求めるなら、カキ殻やムギ、ペレットなどを多く含んだ集魚材がよいでしょう。

河川と磯ではマキエの考え方も違ってきます。

肝心のマキエと仕掛けの同調ですが、マキエが流れた筋にツケエを流すというイメージで行います。チヌの場合は完全同調を強く意識しなくても大丈夫だから、マキエとツケエが見当違いの場所を流れなければ大丈夫です。線で考えてみましょう。

ツケエはどれがいい?

河口域でフカセ釣りをする場合、昔から特効エサといわれるのが「ムシエサ」です。

第一の理由は河口域にムシが多く生息していることです。普段から食べ慣れているエサなら、食いも良いということです。

ムシエサの欠点をあげると、ハリに付けにくいことや夏場はすぐに弱るということです。

その辺に置いておくと、すぐに干からびてしまいます。冷えたクーラーボックスでの管理が必要です。

軽い仕掛けだと使いにくい練りエサも、底ズラシ(底這わせ)で狙うなら問題ありません。溶けるタイプを使えば、それ自体が集魚効果を生むから一石二鳥。濁りが強い河口域では頼りになるツケエです。

そして定番のオキアミ。これは「当たり前に使うエサ」と思ってよいでしょう。

以上のことから、オキアミを基本のツケエとして、ツケエのローテーションとして練りエサも持参しましょう。練りエサの色は、イエローとレッドの2種類は用意しておきたいところ。なお夜釣りをする場合はムシエサがメインでもよいでしょう。貝類もOK。

もう一つ付け加えると、河口はフグなど歯のあるエサ盗りが多いので、オキアミ生よりもハード加工された加工オキアミがベターです。流れが速くなりがちな河口でもエサ持ちが良いです。

仕掛けの操作

基本は上流側から下流側へと仕掛けは流れますが、潮の満ち引きによっては上層が川の流れで海側へ流れ、下層は潮の流れで山側へと流れる潮が発生します。満ち潮時に発生する状態で、川の水と海の海水が混ざらず上下を二分する状態です。水深がある場所や濁っている場合は分かりにくいため注意が必要です。

判断は慣れが必要で難しい面もありますが、仕掛けを回収する際にウキやハリがどこから上がってくるかで確認します。

川で釣るときは遊漁券が必要なところもあるので注意。

道糸の操作は、できるだけ糸フケを出さないように心掛け、上層の流れにラインが引き出されないように注意しましょう。しかし力を入れすぎると下層の仕掛けが浮き上がってしまうので微調整が必要です。

言葉では抽象的になってしまいますが、実際に経験すると分かるはずです。どうしても難しい場合は、重めのガン玉をハリスにセットして、下層の流れを捉えるとよいでしょう。

マキエの入れ方

河口は流れが見た目以上に複雑となっている場合が多いです。だから、仕掛け投入ごとにマキエの位置を調整するのは難しいでしょう。あまり神経質になるよりは、一定の場所を目安にした方がポイントを壊さずに良い結果となりやすいです。

やり方の例として、まずは川と並行に狙うラインを決めます。これは仕掛けを流す線です。上流側から仕掛けを回収するエリアまでを線でつなぎ、そこにマキエが効くようにイメージしながら撒きます。外海のように潮が四方に流れることはほとんどないので、上流と下流の直線で十分です。

もちろん釣れなければ仕掛けを流すラインを変えながら狙うことになりますが、狙い始めにマキエをドカ打ちしても流されてしまうので、こまめに撒いた方が効率的です。

底にマキエを溜めることも必要ですが、チヌがマキエの帯に沿ってツケエまで辿り着く感じでやってみましょう。少なくても仕掛け投入ごとにマキエを3〜5杯入れることをおすすめします。

特に夏はチヌ釣りでは有効エリアなので、ぜひ近所の川でチャレンジしてみましょう。また川に行って浅すぎると感じたならば、固定仕掛けでチャレンジしてみましょう。濁りがあれば、水深30㎝でもチヌは食ってきます。

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