一度は行ってみたい花の浮島 北海道稚内市 礼文島 日本最北限の島で釣りを満喫

高級昆布やバフンウニで有名な利尻島と花の浮島の異名を持つ礼文島。両島は北海道稚内市の北西に位置し、わずか17㎞離れているだけですが島の雰囲気は異なります。

なかでも利尻富士は、利尻島のシンボルでその堂々たる姿は圧巻。その眺めは隣の礼文島の名所でもあります。

島には固有の花が咲き、春の雪解けから秋まで数十種類の高山植物が観光客の目を楽しませてくれます。

旅の舞台は礼文島なのですが忘れてはならないのが魚釣り。釣りシーズンも春から秋にかけて盛期を迎え魚影も濃く魚種も豊富で釣果に恵まれます。

春はクロソイが産卵期を迎え、5月あたりからホッケやヒラメ、お盆を過ぎるとアキアジがターゲットとなります。カレイやアイナメはビッグサイズが釣れるのでロッドを担いで岸壁や波止、地磯などを探ってみるのも面白いです。

通い慣れた人は狙う魚によって訪れる時期を選ぶといいます。

手軽に釣りを楽しみたいならホテル礼文へ

手軽に釣りを楽しみたいのであれば、ホテル礼文の宿泊オプションである釣りプランがおすすめです。釣り具は無料レンタルなので手ぶらで参加できるのが魅力です。夕食後にホテルの目の前に集合するとホテルのスタッフが丁寧に教えてくれるので釣り初挑戦の人でも安心して竿が出せます。

釣りプランのメインターゲットはエゾメバル。アタリは小気味良く、数釣りも可能です。満点の星や大きな月を眺めながら釣りに夢中になっているといつしか幻想的な夜景に溶け込んでしまいます。

エゾメバルは白身で弾力があり煮付けやバター焼き、塩焼きが人気。鮮度の良いものは刺身にもなります。うれしいことに釣った魚は翌朝の朝食で出してくれるサービスもあります。ヒラメなどの思わぬ大物が釣れることもあり楽しみはさらに膨らみますね。

ホテルの食事は礼文島の海の幸を贅沢に使ったコース料理ですが、そこに自分で釣った一品が添えられるとまた格別な思い出となるに違いありません。花散策やトレッキングといった定番の楽しみ方に一つ付け加えるとすれば釣りをおいて他にはないでしょう。

地磯でクロソイ狙い

さて、釣りガールのいつみさんは前夜の夕食で英気を養い翌早朝から釣りに出掛けました。夏は午前3時を過ぎると薄っすらと明るくなるので自然と目が覚めてしまったそうです。YouTubeで下調べしていた目的の波止は昆布の品評会の準備のため、そこでの釣りは断念。気を取り直し最北端のスコトン岬まで車を走らせました。

沖のトド島を眺めながら、必釣祈願。何か記念になる魚を釣りたいとカーナビを頼りに西海岸へ移動します。レブンアツモリソウ群生地を抜け鉄府稲荷神社から鉄府漁港へ。この地磯なら何か釣れそうです。

釣り師の直感を信じて奥へと歩いていくが海の色があまりにも美し過ぎて思わず飛び込んでみたくなります。しかしよく見ると根が荒く根掛かりは多そうです。

岩をよじ登るとさらに景色が広がります。もうこれ以上行けないところにいい釣り座がありました。クロソイは小型メタルジグでも狙えますが確実な釣果を求めてメタルジグにエサを付けてキャストしました。

手元に伝わるアタリ

頭だけ海の上に出ている沈み瀬の近くを狙います。エサが沈んでいく途中コツコツと魚がアタックしてきました。イカの切り身を奪い合っている状況が手に取るように分かります。しかしアワセてみるとフッキングしません。エサをキビナゴに替えたがすぐに取られてしまいました。軟らか過ぎたようです。

そこでカツオのハラモをハリに刺して投入すると、また盛んにアタリが頻発。しばらく我慢して待っているとグンと竿先を持っていくアタリ。ここまで待つと確実に魚が掛かってきます。切り身のエサでもハリ持ちが良いカツオのハラモはアカハタなどの根魚釣りでよく使われます。

さすが地磯だけあってフェリーターミナルで釣れるエゾメバルよりも一回り大きく引きも強いです。まだ大きな魚が潜んでいそうな気配も漂いますが、ルアーをロストしそうで積極的に攻めあぐねます。

本命のクロソイの姿を見ることはできなかったものの珍しいキゾイはゲットできました。初めて挑んだ鉄府の地磯で2ケタ釣果を達成できたので満足。

メタルジグで狙うときはボトムタッチの瞬間にジグを跳ね上げてリフト&フォールさせるのが根掛かり回避のコツ。同時に根魚へのアピールとなるので参考にしていただきたいです。この地磯は秋になると天候次第でブリの回遊もあるので押さえておきたいポイントです。

秋は本格的釣りシーズン

もう一つ、おすすめの釣り場は香深港。ここは水深があり潮通しも良いので魚の寄り付きが良いです。春先はサビキ仕掛けで産卵のために接岸してくるホッケの数釣りができます。ハリは7号以上の太仕掛けがおすすめ。

フラットフィッシュを狙うなら40g以上のジグがあるとボトムが取りやすいので忘れずに揃えておきたいですね。

半年間は雪で閉ざされ本州の2倍のスピードで時間が進みます。8月はすでに秋めいて9月上旬には宿泊施設の営業はクローズとなります。

ただ、釣り物が多い秋は釣りの好シーズンなのでもう少し長く営業して欲しいというのが釣り人の本音かもしれません。当たり年には何千尾のアキアジが接岸してくるというから一度はその光景をカメラに収めてみたいですね。

いつしかまた訪れたい島に

釣りを目的に島を訪れてもやはり押さえておきたいのは絶景ポイントの数々。透明感のある空と海、さまざまな花が咲き乱れどこまでも歩いていたい衝動に駆られます。手付かずの場所はそのままで自然と人間が共生しています。

ホテルのフロントで教えてもらったゴマフアザラシが出没しているという金田ノ岬に行って見ると、なんと2頭のゴマフアザラシがゆっくり泳いでいました。滅多に見られないものとばかり思っていたが、いきなり遭遇できたのも運が良かったです。

滞在した2日間はあっという間に過ぎてしまいましたが心に浮かぶ思いは一つ。

目的は一つでなくてもいい。
むしろ無目的の旅でもいい。
ここに来れば何か見つかる。

稚内港と島を結ぶ唯一の交通手段であるハートランドフェリーはハイセンスなデザインが印象的。今回乗船したアマポーラ宗谷号のアマポーラとは利尻島に自生する希少固有種の黄色い花リシリヒナゲシにちなんだ名前だそうです。花言葉は「思いやり、いたわり」ぜひアマポーラと検索してみてください。礼文島への旅のプロローグに相応しい歌が再び心をときめかせてくれます。

問い合わせ/ホテル礼文 ℡ 0163-86-1990

▼スコトン岬位置情報▼

▼鉄府の地磯位置情報▼

▼金田の岬位置情報▼

▼猫台桃台位置情報▼

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