秋エギング攻略!
サイトフィッシングが面白い時期に突入

ようやく秋イカの釣果が聞こえるようになってきた。この時期のエギングの面白さは、見釣りといわれるサイトフィッシングができること。エギに追ってきたイカをいかにして釣り上げるかの駆け引きが楽しめ、小さくてもヒットした瞬間は言葉に表せないほどの達成感がある。そして何より美味しいアオリイカ。ゲーム性が高く、釣り人を虜にする陸っぱりエギングは、秋が一年で最も数釣りが楽しめる季節なのだ。

こんな見えるところにアオリイカが! これは釣りたい!!

漁港内や浅場が狙い目な訳とは

春に産卵した卵が、初夏に孵化し、成長した新子が活発にエサを追い求める。漁港内には水面近くで漂うように泳いでいる姿を目にすることができる。親イカは海の中で過ごす時間が長く賢いため釣り上げるのは難しいが、新子は好奇心が強く、エギを見つけるとエサと間違えてすぐに抱きついてくる。それゆえ初心者でも簡単に釣り上げることができる。秋は夏の高水温から解放され、アオリイカだけでなく魚たちも活発に泳ぎ回る。ブリやサワラ、カマスなどアオリイカの新子を食べてしまうフィッシュイーターも多い。それゆえ青物が入ってこない漁港内や浅場は、イカにとって安全でかつ好物のエビや小魚がいるので過ごしやすいエリアである。

エギング3
サイトフィッシングのエギングは、その迫力に魅了される

エギのサイズ選択はイカの大きさで判断

一般的にアオリイカが抱きつきやすいエギの大きさは、体長の1/3~1/2程度。2.5号は約75mmなので体長15~20cmの200~400gのイカ、3号は90mmほどなので体長20~30cmの400g~1kgまでのイカを釣るのに適していることになる。秋が深まるにつれてイカは大きくなるので、成長したイカに合わせてエギの大きさも替える必要がある。地域にもよるが11月初旬までは2.5号、11月中旬に入ると3~3.5号の出番が多くなる

沈下速度が違うエギの使い分け

3号エギといっても沈下速度の違うノーマル、スロー、ディープなどのタイプがある。まず始めに投げるのはノーマルタイプ。ノーマルタイプでイカが追ってくるが乗らない時はゆっくり沈むスロータイプに変更するのがよい。

沈む速度が速いとイカが抱きつかないことが多いので、フォールをフリーにしたりテンションをかけたりとラインの張り具合で抱きつきやすさを自在に変えやすいのがスローの特徴だ。さらにノーマルタイプを投げていて、潮流や風でエギが沈んでいる感覚が分かりにくい場合はディープタイプを使うことをお勧めする。また、アタリが全くない場合は音がなるラトルタイプを使ってみるのもよい。今まで反応しなかったイカが突然釣れだすこともよくある話だ。

状況に合わせてエギを使い分けよう

ロッドも適切に使い分ける

ロッドはエギのダートやジャークといった本来の性能を引き出してくれるものがよい。秋に使うロッドは2.5号のエギを選択する場合で7フィートクラスのライト(L)、そして3号では8フィートクラスのメディアムライト(ML)。一般的には2.5号(10gほど)のエギを投げるにはライトのロッド、3号(15gほど)ではミディアムライトというように、エギが軽くなるほど軟らかい調子のロッドを使用した方が飛距離もでてスムーズにキャストできる。また秋イカで軟らかいロッドを使うのは、エギをシャクったときにイカの足(ゲソ)が切れて逃げられるのを防ぐことにも役に立っている。

長さが違うのにも訳がある

2.5号のエギは5秒/mほどと沈下速度が遅い。長いロッドでシャクるとすぐに水面から飛び出してしまうため、8フィート未満のロッドを使うことでそれを防ぎやすい。秋イカは300g前後と軽いので、サオ先にアタリがでにくい。アタリをだすためにシャクリ後に横にサビくが、その動作をしやすいという点でも短いロッドは有効なのだ。

まずは浅場から狙おう

春の時期に比べて、真っ先に堤防の先端や深い所で投げずに、まずは活性の高いアオリイカがいる浅場から狙ってみよう。浅場にはイカの好きな小魚が多く、そして深場のように大型回遊魚などの外敵に襲われることもないので安心してエサを獲れる場所なのだ。そういった所にはイカが群れていることが多い。エサを追っている浅場のイカは活性が高いので先行者がおらず、イカがいれば3投以内で反応があるはずだ。釣れない場合は誰も攻めていないような堤防に移動し、同じような場所を攻めてみよう。

エギング4
ファイトに興奮しても身切れにだけは注意!

もし見える場所にイカがいる場合

浅場でイカが群れている場面に出くわすと、サイトフィッシングの出番となる。まずは水面下にいるアオリイカをよく観察して、エギを抱きやすいように操作する。少し難しいが慣れれば面白いように数釣れるのが魅力だ。サイトフィッシングで気をつけることは、イカの近くにエギを落とさないこと。着水音で逃げてしまうからだ。イカがいる5m以上先にエギを投げ、表層をゆっくりただ巻きでイカの近くまで寄せる。斜め後ろからイカに気づかれないようにエギを引いてくるのが秘訣だ。イカの視界に入り、50cmそばまできたらそこで一気にフォールさせてイカを誘う。その最初のフォールで抱きつかなかったら、ダートアクションを入れてイカの捕食スイッチを入れる。ノーマルエギならテンションフォールがいいが、スロータイプならフリーフォールがお勧めだ。秋の数釣りでは水面下に浮かんでいるアオリイカをいかに早く見つけるかが重要になる。その際に水中がよく見える偏光グラスは必須だ。

叩かれている釣り場ではダート厳禁

極力シャクらない方が釣れやすい。

サイトフィッシングで釣れない場合は、沖にキャストしてブラインドの釣りをするが、そこでも秘訣がある。それはシャクリ直後にエギを水平移動すること。アオリイカはエギがフォールに入る瞬間に抱きつくが、ラインが緩んでいるとアタリが分からない。イカが触腕でエギを触ってもうまくヒットしないのを経験したことがある人も多いと思う。水中でもまさにあの光景が起こっているのだ。

シャクリ後は瞬時にラインを巻き取り、サオ先にエギの重みを感じることができる程度に30cmほどゆっくりロッドを横に動かす。イカが抱きつくとサオ先がグッと重くなるので、イカの重さを感じたら大きく横に動かしスイープフッキングしよう。大きなアワセは必要ない。イカのアタリを意図的にだすことができればさらに面白いのである。健闘を祈る。

楽しく釣って美味しく食べる! この秋エギングの良さを味わい尽くそう!
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