タコエギングで狙うマダコ釣り

マダコは基本的にタコ壺で漁獲されるが、漁業権を持つ船宿なら釣ることも可能。一昔前はタコテンヤと呼ばれる船型の仕掛けに豚の背脂や鶏のササミをくくり付けて狙うのが一般的だったが、ここ数年ブームとなっているのが、タコエギを使った釣りだ。タコがエギを触る前アタリまで手に取るように分かるようになったことでゲーム性が向上し、その食味も相まってシーズン中は土日祝日はおろか平日でも予約がいっぱいになるほど人気になっている。

潮の緩いうちは水深のあるエリアを探り、速くなったタイミングで浅場へ移動、終盤の潮が緩むタイミングに再び深場を攻めるというタコエギングプラン。このように、シーズン序盤は深場で釣れる傾向にあり、数も型も出るのがたまらない。

タコエギングの基本の釣り方は、着底したらオモリを浮かさずエギをシェイクしてアピールし、その後ラインテンションをかけてアタリを聞くというもの。動かしたあとにオモリが浮くか浮かないかくらいの状態にして、テンションを抜いてやると、ヌメッという感触が出ることが多い。この時、オモリが倒れたりスイベルのジャラッとした感触が出るなら、タコは抱いていない状況だ。

ジワーッと重みが乗るタコのアタリが出ても、この時はまだ足でエギを触っている段階なので、ここでアワせても乗らないことが多い。少し送り込んで待ち、タコがエギをしっかり抱いたのを確認してから大きくアワせる。

ほかにも、ゆっくりと動かして誘いながらアタリを聞く、テンションをかけてオモリが浮くか浮かないかギリギリの状態でシェイクして誘う、テンションをかけてじっと持っているだけなどのバリエーションもあり、いろいろ試してその日のパターンを早く見つけるのが釣果のコツ。

壁に張り付いたタコを強引に引き剥がす強靭なタックルが必要。
タコエギはさまざまなものがラインアップされている。
どんな隙間からのすぐに逃げ出せる逃亡の天才なので、取り込んだらすぐに絞めてクーラーボックスに入れよう。

マダコ釣りは夏の新子釣りに向けて一気に釣果が上向いてくる。パワーがあれば何でも流用できたテンヤの釣りとは違い、アタリを取るタコエギの釣りには専用タックルが間違いなく面白い。ぜひ専用タックルでゲーム性とアフターフィッシングの楽しみが詰まったタコエギングに挑戦してほしい。

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