PEラインのメンテナンス。塩抜きはリールも長持ちさせる

釣りに行くたびにPEラインを新品に巻き替えている人は少なく、ラインの量が不足したり、号数を変えるまで使うという人のほうが多いでしょう。だからメンテナンスを怠り気味になってしまいます。かといってPEラインに頻繁なメンテナンスが必要かというとそうでもありません。目的はラインの掃除とチェック、リールスプールの清掃です。

海水に浸かったラインは海水が付着したままスプールに巻き取られます。そして乾燥すると塩分が結晶となって浮き出てしまいます。これはラインへのキズにつながるし、その塩分がリールに悪さをするのです。最近のリールのサビ対策は優秀だから1年くらい放っておいても問題なかったりしますが、太軸のハンドルでもノーメンテナンスで使うと突然折れてしまうことがありますので、釣り場でそうなる前に、また道具を長持ちさせるためにも、最低でも半年に1回、5釣行に1回くらいはラインとリールのメンテナンスを行いましょう。

ぬるま湯で塩抜き

PEラインから塩分を取り除く方法として広く知られているのはぬるま湯に一定時間浸けておく方法です。一昔前まではスプールごとぬるま湯に数時間浸けておく方法が紹介されていましたが、最近のリールではあまり推奨されていません。特にスピニングリールの場合はドラグ部分も水に浸かるためグリス類が溶け出してしまうことが懸念されます。だから面倒でも別のものにラインを巻いてからぬるま湯で塩抜きすることがベターです。

塩抜きの手順

ラインを引き出す

まず、ぬるま湯にラインをまるごと浸け込むため、リールに巻いてあるPEラインを別のものに巻きかえる必要があります。一般的には販売時に巻かれていた空スプールに巻く人が多いようです。便利な巻き取り機が市販されているのでそれを利用すると良いでしょう。

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ここで注意したいのが、空スプールにびっしりとラインを巻くと、空スプールの下側に巻かれたラインの洗浄がいまいちで、乾きも遅くなってしまうということです。できればライン全体を均等に洗浄したいので、空スプールには穴を開けるなどして水通しを良くするとベストです。理想はボビン巻きと呼ばれるスプールに巻き取り、できるだけラインが重ならないようにすることです。

チェックを必ず行う

ラインを空スプールなどに巻き取るわけですが、こうすることの意味のもう一つの目的はラインのチェック。キズ、結びコブはもちろん、毛羽立ちや色落ち具合なども確認しておきましょう。染料が溶けていたり塩分が固着したりする例もあります。最悪、スプールが錆びていることもあるので、リールスプールも必ず洗浄することです。ただ、その際はドラグをきっちり締め、内部に入らないように気をつけましょう。また巻き取る際には残りの長さも計算すると良いでしょう。想像よりも多ければよいのですが、少ないと現場で困るので把握しておきましょう。

浸け込む時間

この時間浸け込めば潮が抜けるというデータはないため、ラインの号数や長さ、アングラーによってまちまちです。一般論からいうと、太いラインほど長く浸けることになります。とはいえ、何週間も浸け込むと別の劣化が考えられるので、通常なら半日から1日で十分です。ぬるま湯はやがて水になるから、気になるなら冷えてから再度入れ替えるとよいでしょう。

ここで注意したいのがあくまでも「ぬるま湯(40度以下)」ということ。PEラインは熱に弱いから決して熱湯に浸けないことです。お風呂よりも低い温度と覚えておきましょう。

乾燥

「ラインは紫外線に弱い」ということが定説化されていますが、PEラインは気にするほどではありません。むしろ素材の劣化ではなく染色したラインの色落ちや熱などでしょう。神経質になることはありませんが、乾燥場所は強い日差しが当たる直射日光を避け、日陰で熱を持たせないようにして乾燥させるとよいでしょう。乾燥時間に関してはラインの長さにもよりますが、最低でも空スプールで1日、リールスプールに巻き戻して1日くらいは欲しいです。

そして古いラインほど行っておきたいのが再コーティングです。市販のPEライン用スプレーなどを使いましょう。目的はラインを再度コーティングしてラインの滑りを保つということです。毛羽立ちなども進行させない効果が期待できます。

ラインの異物処理

ラインの異物は特に暖かいシーズンに釣行すると、PEラインに多く付着してしまい、ひどいときにはガイドを通らないほど固まってしまったり、バックラッシュの原因となったりします。釣りの最中に頻繁に絡む場合、対策を怠るとすぐに釣りにならなくなるので、洗濯バサミなどでラインを挟んで清掃するなど心掛けましょう。

問題は釣行後。忘れてそのままにしておくと、次回の釣行でもっと大変な目に遭ってしまいます。だから必ずラインの清掃が必要です。ぬるぬるしていた異物も、乾燥してしまえば、擦れば意外と取れやすくなっていることもあります。リールからラインを空スプールに巻き取る際にタオルなどでラインをつまんで行えば小さな異物は取ることができます。しかし大きなものは指でこすり取らないと取れないので見落とさないようにゆっくりとラインを巻き取りましょう。ひどい場合はメラミンスポンジを湿らせて挟んで使うと取れやすいです。ただし、PEラインに熱が伝わらないようにゆっくりと巻くことです。

ダイソーで工作「ライン巻き取り&洗浄機」

釣り人には、なんでも自作しようとする器用な人が多いです。別にケチなわけではないのですが、少しでも自分の力だけで魚を釣り上げたいというのが本音でしょう。

そんな人のために、参考として糸巻き機を作ってみました。テーマは「低予算&だれでも作れる」です。だから見た目はチープ、ですが機能は必要十分です。実はこういった「自作」は、昔は釣りにとって絶対必要なものでした。作らなければ仕掛けがないということが当たり前だったため、メンテナンスも同時にしていた人が多かったのです。そして自作したものは「早く使いたい」という感情が生まれるから、釣りに行く回数も必然的に多くなったものです。

前置きが長くなってしまいましたが、子どもの工作程度の簡単な作業なので、ぜひチャレンジしてみましょう。

使用したダイソー製品

ハンドミキサー/150円
単三電池4本入(2本だけ使用)/100円
鉛筆立てφ85㎜/100円 ※穴開きがポイント。洗浄&乾燥に適しています。

注意:写真内で工作に使われている商品は2019年に販売されていたものが使われています。そのため現在、生産終了になっている可能性がございます。作成例はあくまで参考とし、実際にダイソーなどの100円均一ショップで同等品を購入し、その製品に合わせて作りましょう。また、あくまでも自己責任でお願いします。

その他素材

長ネジφ4㎜×280㎜(実際には170㎜あれば十分ですが、写真ではこちらを利用します)/120円
ナット&ワッシャー/50円

下記の素材は新たに購入はしていませんが、今回使用した素材です。基本的には何でもOKなので、部屋に転がっているものを再利用するなどして活用しましょう。

板:できれば水を含まないもののほうが望ましいです。
キャップ:保護のために付けているだけなので、なくてもOK。

作成、使用方法

鉛筆立ての底にφ4㎜の穴をあけます。長ネジはナットを二つ使用して動かないようにします。

鉛筆立てのフタとして適当な板にφ4㎜の穴をあけ長ネジを通してワッシャーを入れてナットで締める。これで固定完了。

あとは泡立て用の棒を抜いて、長ネジを差し込むだけ。これですぐには抜けないように固定できます。

巻き取り方は、片手でハンドミキサーを持ち、もう一方の手でラインを摘んで適度なテンションを掛け、手を上下しながら巻き取る。回すと揺れが生じるので、左の写真のように上向きで使うとよいでしょう。

できるだけラインの重なりが少なくなるように、広く巻き付けましょう。

ラインを巻き取ったら抜いてそのままぬるま湯へ入れます。長ネジの素材はステンレスが望ましいですが、写真はユニクロネジ。塩分が付いたまま洗わずに放置すると錆びるから注意。使用後は水洗いしておきましょう。

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