手軽で楽しい! シャローでのオフショアフィッシング

シャローの定義とは

おおかた水深50m以下の場所をシャローと呼んでいるアングラーが多いようです。その中でも近年はライトなタックルで30m以下、状況によっては15mクラスの場所で展開するようなドシャローの釣りがジワジワ人気を高めています。もともと瀬戸内などの浅いエリアで行われていた釣りが、シャローでも十分な釣果が得られる、ということから全国的な広がりを見せつつあると考えられます。

こんな岸寄りの近場で釣りが成立する手軽さもシャローの魅力のひとつ。

シャローの魅力

例外もありますが、多くの場合、陸から近い場所が浅くなっており、沖に出るほど深くなっていきます。そう、シャローの釣りは港から近い場所で展開されることほとんどです。出港して10〜30分程度の近場がポイントとなっている場合が多く、この手軽さがシャローの魅力の一つといえるでしょう。

水深が浅くなると使用するルアーも軽くて済みます。ルアーが軽くなれば、当然それを操るためのタックルもライトなものでよい、となってきます。

例えば、水深が30m前後であればルアーも30g前後を使う場合が多いです。タックルはかなりライトなもので対応できます。ライトタックルで楽しめる気軽なゲームというのがシャローの最大の魅力ではないでしょうか。ディープの大物狙いで重量のあるルアーをアクションさせようと思うと、それなりにヘビーなタックルが必要になります。それを一日振り続けるにはそれなりの体力・腕力が要求されるものです。

シャローならライトなタックルで気軽に楽しめる。

近場でライトなタックルを使って気軽に、手軽に楽しめる。それがシャロー人気が高まりつつある要因といえるでしょう。

また、ディープで100m以上ラインが出ている状態では、実際にルアーをアクションさせている感覚もつかみづらいし、どのようなタイミングで食ってくるかも分かりづらいところがあり、曖昧な釣りになりやすいです。しかしシャローであれば、ルアーの位置やアクション、食わせのタイミングなども自分のイメージに近い状態で操ることが可能で、よりテクニカルでゲーム性の高い釣りを展開することができるのです。

シャローのターゲット

どうしても釣り人の心境として、より沖へ出て深い場所を探ったほうが釣れる気がしてしまうものです。しかしシャローでもさまざまなターゲットが狙えて魚影も十分あります。思わぬ大物が食ってくることもあります。メインターゲットが決まっていても、多彩な魚たちが五目釣り的に釣れるのもシャローの魅力でしょう。シャローの代表的なターゲットを次に挙げてみましょう。

夏季の人気ターゲトであるイサキ。

イサキ

季節的には限定されてしまいますが、夏季のライトゲームのターゲットとして定番になりつつある人気者です。その食味で人気の高い魚ですが、引きも思いのほかパワフルです。キラキラと光るものに反応が良く、メタルジグで狙うことができます。

マダイ

ディープでももちろん定番ですが、シャローでも人気のターゲットです。タイラバでもメタルジグでも狙え、瀬戸内でタイラバをキャストして狙うキャスティングタイラバが確立されてからシャローで狙う遊漁船も増えてきました。ジグで狙う場合は「軽量=シルエット小さめのもの」が使えるため、ディープよりシャローのほうが狙いやすいようです。

アジ・メバル

ショアからの人気ターゲットですが、より大型が狙え、数釣りも楽しめるということでボートからのゲームも人気を高めています。基本的にショアからと同じタックル・ルアーで狙いますが尺超えも当たり前のように出ています。

港からほど近い場所で大型の数釣りが楽しめる。

アオリイカ

港からほんの5〜10分離れるだけで1〜2㎏アップが高確率で狙えるとあって人気があります。タックルはショアのものと同じでOKですが、ボート用の専用モデルもラインアップされています。ポイントが近いため、船代も安く気軽に楽しめるのも人気の要因となっています。

ロックフィッシュ

アカハタやキジハタ、またカサゴなどもシャローで狙える定番ターゲットです。シャローであればテキサスリグをはじめ、メタルジグ、インチクなどさまざまなルアーでゲームを組み立てることが可能です。

マゴチやヒラメといった美味しい魚も狙えます。

フラットフィッシュ

ヒラメ・マゴチもシャローでの人気ターゲットです。ボトム付近を斜めにルアーを引くというのはディープよりシャローのほうが断然やりやすく、それゆえヒット率も高くなるのではないでしょうか。

シャローの釣り

アジング・メバリングやエギングは他の釣りと同時にやることはほぼありませんが、その他のターゲットの場合、ジギング・タイラバなどさまざまなルアーを同時に使用できるパターンがシャローでは多いようです。ジギングの場合でもタイラバと同等のライトなタックルで挑むので使用するラインもルアーの重量もタイラバとほぼ変わらないうえ、ラインの放出量が少ないのでおまつりの可能性が低いというのが大きな要因です。シャローの場合、五目釣り的な要素が強いため、釣り方を限定しづらいということも要因の一つでしょう。

キャストすることで、広く探っていくのも一つの手。

またシャローの場合、ルアーは単純に船べりから落とすのではなく、キャストを伴う場合も多いです。真下に落として縦にルアーを移動させるだけでなく、キャストすることで、横方向へより長い距離ルアーを引くためですが、縦と横の釣りを自在に組み立てながらゲームを展開できるのはシャローならではの楽しみです。つまり、ディープに比べてシャローの釣りは自由度が高いのです。

そんな中で近年急速に人気を高めている釣り方がスーパーライトジギングです。シャローであれば、軽量なメタルジグ、ライトなタッックルでのジギングが可能になります。多少サイズは小さくなっても多彩なターゲットをお手軽に狙えるとあらば、人気に火が着いて当然です。逆に言えば、もっと手軽にジギングを楽しみたいという中で生まれたジギングのライト化が、より手軽により楽しく、よりライトへと進化を続ける中でシャローへとフィールドを広げていったとも考えられます。

シャローのビッグゲーム

ヒラマサやGTは岸寄りのシャローを狙うビッグゲームの代表。

ライトで手軽な釣りを紹介しましたが、もちろんシャローでもビッグゲームは展開されます。それがヒラマサやGTをターゲットとしたトップウォーターのキャスティングゲームです。

PE8〜12号を使うヘビーなタックルで、水深15〜30mクラスのシャローエリアで10〜30㎏オーバーの大物を狙っていきます。一度ターゲットがヒットすれば、力対力のパワーファイトが魅力で、ラインが根ズレしたら一貫の終わりとなるスリリングなゲームが繰り広げられます。

オフショアビッグゲームの代表格ですが、以前から大物狙いのアングラーに人気が高い釣りです。もちろん、こういったターゲットはシャローといっても近場で釣れるわけではありません。離島の沿岸で行われる釣りなので、地域によって異なりますが船を長距離走らせたり、飛行機で島に渡ってという話となります。

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