リーダーラインとルアーの接続について

タイラバみたいにシーハンターなどにリーダーラインを結ぶ場合はそれほど気にする必要はありませんが、金属へ接続する場合は強度やルアーの操作性が大きく変わってしまいます。また、交換しやすいようにスプリットリングなども好まれます。はてさて、どれが最良の接続方法なのでしょうか、最近の主流をみてみましょう。

特殊な「俺流」などを除けば、接続方法は多くありません。大別すると下のようになります。

  1. プレスリング(ソリッドリング)+スプリットリング
  2. スイベル+スプリットリング
  3. スナップ
  4. 直結

オフショアではその多くが大物ターゲットですし、ルアー交換の手間を考えれば、3.4.は基本的に好まれないので、今回は除外します。となると、二つしか選択肢がなくなります。

結論からいうと、1.と2.で結んでいる人が多く、どちらかというと1.のパターンが好まれています。理由はさまざまありますが、シンプルというのが選ばれている大きな理由なのでしょう。

使用するアイテム

スプリットリング

スプリットリングを使用するのは、ルアーやフックの交換ができるようにというのが理由。オフショアの場合は、スプリットリングにリーダーを直接結ぶことは少ないです。リングの切れ目でラインが擦れて切れたり、ルアーのアイに当たってルアーの動きを妨げたりするからです。

プレスリング(ソリッドリング)

プレスで打ち抜きをしているから継ぎ目がなく、ラインが傷つくことなく強度がかなり高いです。ただし、リングに角があったり細過ぎる場合はラインが切れやすくなるので、打ち抜きで角があるものや小径リングほど注意が必要です。通常は角丸加工されています。

どちらも丸型のリングですが、違いはご覧の通り。オフショアでリーダーを結ぶのは主にプレスリングの方です。

スイベル

上下にプレスリングがセットされているもので、主にベアリング付きスイベルを使います。通常のスイベルと比べると高価で、ラインのヨレを防いでくれる反面、ルアーの動きを回転により抑制してしまうからジギングよりも、プラグを使う場合向きです。

リーダーとリングセット

ここからはプレスリングとベアリングスイベルを使ったつなぎ方で話を進めていきます。どちらもスプリットリングを介してルアーと接続します。

つなぎ方のポイントは、強度と、ルアー&フックの交換のしやすさがあります。最近ではリーダーとルアーの直結を行う人は少ないからこれは省いておきます。

相対関係にある強度と交換ですが、強度においては対応した部品を使うということで問題ないでしょう。

ルアーとの接続

いよいよ本題であるルアーとの接続システム。いくつかあるのでイラストで説明しましょう。

基本はリーダーラインやアシストラインをスプリットリングに結ばないということです。また、ジャラジャラと金具が多過ぎても絡みの原因ともなるし、何よりルアーが正常にアクションしなくなるから注意しましょう。

オープナーを使う

爪を上手く使ってスプリットリングをオープンさせる強者もいますが、安全性とやりやすさを考慮して専用のスプリットリングオープナーが望ましいです。

意外と正確に使えていない人もいるから、正しい使い方を知っておきましょう。

オープナーの機能

単純にスプリットリングを開けるだけの機能を有したものから多機能プライヤーまでさまざま。注意したいのは、オフショアではそれなりに強度がある(硬い)スプリットリングを使うので、細いものや素材が柔らかいものでは使えないこともあるし、耐久性に欠けることもあります。エギングやシーバス用だと役不足になることもあるので、購入の際は注意しましょう。また、大型の魚を狙うのだから、フックを外す際にも使えるようロングノーズがおすすめです。素材はアルミではなくステンレスやチタンがよいでしょう。

リングのサイズ

スプリットリングサイズ目安

サイズ線形(㎜)外径(㎜)
000.403.2
00.453.6
10.554.4
20.655.0
30.756.0
サイズ線形(㎜)外径(㎜)
40.907.2
51.108.1
61.209.0
71.4010.5

スプリットリングのサイズに関しては、オフショアゲームで#5以下を使う人は少ないです。もちろん強度的なものです。大物狙いなら#7が平均です。

本来なら強度で選ぶのですが、そのクラスならどれも強度的に大丈夫ということです。しかし、素材やメーカにより強度の表記が違っているから、パッケージだけでは判断しにくいです。自分が気に入ったメーカーを信じて使っている人が多いようです。

次にプレスリングですが、スプリットリングと同サイズであれば断然こちらの方が強度は上です。強度で選ぶとリングの外径が小さくなってしまうから、スプリットリングと同じサイズで合わせるのが一般的です。

ここで重要なのがルアーアイとのサイズ関係。各リングを通し合わせたとき、ルアー・フック・プレスリング(リーダーライン)の動きを妨げないということです。

偏った回転しかしないなどの場合、ルアーは一方向へと進んでしまうし、フックの遊びが悪いと魚種によっては掛かりも悪くなります。

リングの形状・素材

スプリットリングもプレスリングも正円型だけではなく楕円型(オーバル)や卵型(エッグ)が発売されています。一方向へ力が働くことによって、ラインのズレやルアーのブレを防いで安定性を確保することが可能です。もちろん、正円形の遊びも捨てがたいメリットですから、どちらが優れているという問題でなく、適材適所と好み(自分なりのアクション)によって使い分けることができるということです。

また、ワイヤー形状が真円ではなく平打形状もあり、こちらの方が強度的には上という認識です。

素材は公表していない商品もあるから、厳密には分からない部分もありますが、ソルトウォーター対応用はサビに強いステンレス製が基本です。カラーについてはそれほどこだわる部分ではないため、ナチュラルなシルバー色が標準です。

耐久性

大物を取り逃すことがないよう、パーツが劣化してないか管理を徹底しましょう。

本来なら毎回新品に取り替えるのが理想ですが、リーダーライン同様、数回使う人が多いようです。特に見た目に変化がなければ、数年使う人もいるくらいです。

まず、一番に劣化するのがスプリットリングの伸びです。少しでも開いてしまうと元に戻ることはありません。プライヤーで戻す方法もありますが、大物が期待できるジギングでは好ましくありません。一度変形した金属はそこから破断しやすくなるし、伸びて大切な魚を逃してしまいます。これは耐久性云々ではなく、セットするときに伸びても同じだから、変形したら迷わず交換しましょう。

次に駄目なのがサビで、いくら素材がサビに強いステンレスでも、塩が付着したまま手入れしなければいずれサビてきます。釣行後はリーダーラインとリングは必ず切り離し、フックと一緒に水洗いしておきましょう。

もう一つ、これはリングとは関係ないのですが、エサ釣りでは釣りバリを毎回交換する習慣があります。魚が釣れる度に交換する人もいるくらいです。しかし、ルアー釣りではフックを毎回交換する人は少ないです。それだけフックに対する「掛かり」という意識は低いのです。そもそも、フックを掛けるというよりは「フックを刺し通す」というイメージだからでしょうか。何度か使用したフックと、新品のフックのフックポイントを手で触って比べてみて欲しいです。特に根掛かり後や魚が掛かった後のフックは、フックポイントの引っ掛かり具合の差が大きいはずです。この「ちょっと引っ掛かる」という部分が大切で、魚が食った際に、滑らずに口の中に刺さりやすくなることに繋がります。リングをメンテナンスする際には、忘れずにフックも一緒に確認しておきましょう。

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