生命が海から誕生したからか、釣りの歴史は長い。
それだけに、数々の著名人や釣り人たちが深い名言を残していきました。
とても深い意味を持つ名言から、思わずクスッと笑ってしまうような名言まで、数多くの言葉が綴られています。
今回はそんな名言の数々をご紹介します。
ジェームス・ヘドンの名言
「釣りを知らないことは人生の楽しみの半分を知らないことだ」
ジェームス・ヘドン
アメリカの釣具メーカー「ヘドン」の創始者であり、バス釣りの概念を変えたとすらいわれるジェームス・ヘドンの名言です。
釣り関連の名言が好きな人は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
我々釣り人にとって、全員が納得できる名言ではないでしょうか?

ロイ・キリークの名言
「魚釣りという病気は死ぬまで治らない難病であると共に、人生という難病を治療する特効薬でもある」
ロイ・キリーク
とても深い名言ですね。たしかに、釣り師は釣りのために何万もの竿やリールを買い、趣味に興じますが、釣り師にとっては同時にストレス社会の特効薬でもあります。
疲れたときは釣りに限ります。

アーネスト・ヘミングウェイの名言
「釣れないときは、魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい」
アーネスト・ヘミングウェイ
なんと、かの有名なヘミングウェイの残した名言です。これは釣り人全員に刺さる言葉ではないでしょうか?
釣れないとき、「なぜ釣れないのか? どうやったら釣れるのか?」この考える時間はある意味では釣れているときよりも楽しい試行錯誤の時間ともいえるでしょう。

スパース・グレイ・ハックルの名言
「もし釣りが仕事の妨げになるのなら、仕事の方をあきらめなさい」
スパース・グレイ・ハックル
思わず「おいおい!」とツッコミを入れたくなってしまう名言です。
しかし、ここまで釣りが好きになってしまう心もまた納得できてしまうことが不思議ですね。

アイザック・ウォルトンの名言
「魚釣りは奥深い数学のようなものだ。誰も完全にマスターする事はできない」
アイザック・ウォルトン
イギリスの随筆家で、伝記作家の残した名言です。The Compleat Angler(釣魚大全)の著者です。
釣りには正解はないと多くのアングラーが答える一方で、生物学的な理論もまた存在する。
そういった深い意味が伺いしれます。

ディック・ブラロックの名言
「生命を失った川で釣りをしたくない。そこに魚のいることが重要なのだ。よい川で釣りをしていたい。それだけが願いだ」
ディック・ブラロック
マナーの守れないすべての人たちに聞かせてやりたい言葉ですね。
釣りを楽しみたいなら魚に対してのリスペクトも忘れてはならないこと。もちろん自分の命もライフジャケット等で守ることも大切です。

中国古諺からの名言
「1時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
中国古諺より
3日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。
8日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。
永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい」
これはあまりにも有名ですね。この古諺(こげん)とは古くから伝わることわざのことです。ちなみに、少しだけ変化したことわざもあります。
「1日幸福でいたかったら、床屋に行きなさい。
中国古諺より
1週間幸福でいたかったら、結婚しなさい。
1ヶ月幸福でいたかったら、良い馬を買いなさい。
1年幸福でいたかったら、新しい家を建てなさい。
一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい」
どちらも結論が釣りというところがなんとも面白いですね。確かに釣りは老人になっても楽しめる趣味です。末永く楽しみたいですね。

開高健の名言
「釣りはままならないものである。無論だからこそ、男は今日もまた竿を肩に、家を出て河へ、海へと向かうのだけれど……」
開高健
日本の著名な小説家の名言です。かなりの釣り好きだったそうで世界各地での釣り体験を綴ったエッセイ「フィッシュ・オン」「オーパ!」の著者でもあります。
たしかに釣りはなかなか釣り人の思う通りにはいかないものです。しかし、だからこそまた釣り場へ向かってしまう。
小説家らしいセンスのある名言です。
他には「釣り師は心に傷があるから釣りに行く。しかし、彼はそれを知らないでいる」という今のストレス社会に通づる名言もあれば「釣りの話しをするときは両手を縛っておけ」というユーモラスな名言もあります。

西洋のことわざより
「魚に泳ぎを教えることはできない」
西洋のことわざ
これは日本でいうところの「猿に木登り」と同じ意味を持ちます。
要するにその道のプロに何かを教えることはできないということですね。釣りのプロの言葉は素直に聞いてみましょう。

上田尚の名言
「名人は釣れるほど沈黙し、下手ほど騒ぐ」
上田尚
下手であれば釣れたことにひどく騒ぎ立て、名人である程に釣れることが当たり前になって黙して釣る。これも納得の名言です。
ただみんなでワイワイ騒いで釣るのはまた別の楽しみがあります。ようは「楽しんだもの勝ち」です。

まとめ
一度は聞いたことのある名言や初めて聞くものも多かったのではないでしょうか?
釣りは自然との勝負でもあるため、どうしても釣れない日や、危険で釣り場に近づけない日もあります。
そんなときは、一筆筆を取って、名言を一句詠んでみるのも楽しいかもしれませんね。