日本古来のルアー 弓角で行うサーフトローリング

弓角は日本の伝統漁具で、本来は動物のツノやヒヅメで作られていたもの。現在もツノなどで作ったものが販売されていますが非常に高価。そのため、今では安価でよく釣れる合成樹脂性のものが主流です。

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サーフトローリング

主なポイントとなるのは潮通しの良い急深な砂浜や堤防などで、沖合に湧くナブラを探してキャスティングで狙います。

マウス

通称「マウス」と呼ばれるネズミに似た60〜80gのウエイトが付いた遠投用のテンビンと、合成樹脂のボディにフックとフェザーを取りつけた「弓角」を組み合わせて使います。

仕掛けをキャスティングして、ある程度速くリトリーブするとベイトフィッシュが追われて逃げまどうときのように、マウスが水面で引き波を立てシブキを上げます。

その集魚効果で寄ってきた魚が弓角にバイトしてきます。

ベイトのサイズが小さい場合や活性が低いとき、小型のターゲットに対してはメタルジグの数倍の釣果が出ることもあります。

弓角タックル

弓角のカラー

弓角の色はホワイト、ピンク、レッド、ブルーが基本となり、状況やターゲットの反応により使い分けます。カラー選びの目安は、

●まづめ時はピンクかレッド。
●潮が澄んでいるときはホワイトかブルー。
●潮が濁っているときはピンクかレッド。

弓角

弓角にはいくつかのサイズが設定され号数が大きくなるほどサイズは小さくなります。

ショアから30〜45㎝サイズを狙う場合は7号か8号が適正なサイズとなり、ナブラがあっても食いの悪いときは、小さいサイズに変えます。

弓角の使い方

ナブラを発見することができれば、その向こう側にキャストしてマウスに波シブキを上げさせながらナブラを横断させます。

活性が高くベイトに弓角がマッチしている場合はすぐに「ガツン」とバイトがあります。

ナブラの中を引いてもアタックがない場合は、ナブラをよく観察し進行方向を確かめて、その先を横切らせるように引きます。

群れの先端には大型で高活性の個体がポジションするのでアタックの確率は高くなります。

弓角の使い方

それでもバイトが無いときは弓角のカラーを変えるかサイズを小さくしてみましょう。

波が高い場合などナブラを見つけられなければ沖に向かってキャスティングを繰り返すことになります。この場合はリトリーブ中に突然「ゴン」とロッドにくるので、すかさずフッキングしましょう。

カンパチ
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弓角が最も効果を発揮するのは、小魚が接岸しそれに伴いフィッシュイーターも接岸してくる夏~秋にかけて。特にシラスなどのマイクロベイトをフィッシュイーターが捕食しているタイミングが有効になる。
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