ワームフックの選び方と刺し方

ワームを使う上で最初の難関はフック選び。ワームの性能を100%引き出すことができ、確実にフッキングが決まるセッティングでターゲットを仕留めましょう。

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ワームフックの分類

ワームフックの種類

全てのワームはワームフックと呼ばれる専用のハリ、またはフックとシンカーが一体となったジグヘッド、もしくはラバージグと組み合わせて使います。

ワームフックの形状はストレートフック、オフセットフック、マスバリの3種類が大勢を占め、中でも最も多くのアングラーに使用されている形状はオフセットフックです。

ワームフックのサイズ

オフセットフックサイズ

サイズを意味する番手は#という記号で表記され、大きいものから順に#5/0(読みはゴーゼロ)、#4/0、#3/0、#2/0、#1/0、#1(読みはイチバン)、#2、#3、#4となっていきます。

数字の後に「/0」が付く場合は、数字が大きいほどサイズが大きくなっていきますが、「/0」が付かなければ逆に小さくなっていくので注意しましょう。

どのワームにどのフックが適合するかは、ワームの形状によっても決まってくるので実際に両者を合わせてみるしかありません。

例えば「お気に入りの4inストレートワームに#1のオフセットフックがピッタリ」といった基準ができ上がれば、それを目安に適合サイズをイメージできるようになります。

とりあえず、最初はその釣りでよく使われるフックサイズを一通り購入して釣り場で判断するか、パッケージを通してフックを見比べ丁度いい位置でハリが出るものを選んでみましょう。

各部の名称を覚えよう

オフセットフック名称

上記の図の中でも重要なワードはゲイブ(ハリ先のカーブした部分)。

「バルキー(太目)なワームにはワイドゲイブが合う」とか「刺さりが良いのはオープンゲイブ」というように、ゲイブのデザインはフッキングの性能に大きくかかわってきます。

バーブレスフックというのは、カエシのないハリのことで、日本語ではスレバリ。魚に与えるダメージが小さく、貫通力にも優れているバーブレスフックの使用を推奨するエキスパートも多いです。

管理釣り場などでは基本的にはバーブレスフックのみ使用可能です。もし、どうしてもカエシのついたフックを使用したい場合は、ペンチなどでカエシを潰してから使いましょう。

ルアーフィッシングは元が海外なだけに、どうしてもカタカナ用語が多くなりますが、頑張って覚えてみましょう。

ジグヘッドへの刺し方

ジグヘッドの刺し方

ジグヘッドのフックはストレートタイプが主流で、ハリ先を出してセットします。仕上がりをきれいにするためには、ワームの中心にシャンクが納まることを心掛けましょう。

最初の手順はワームにジグヘッドを当てて、どの位置からフックを出すべきかを確認。

上手に装着するためのコツは、フックの形に合わせてワームを曲げながら、なおかつワームの方をフックに押し込んでいくイメージで刺していくことです。

ジグ単

もしワームが曲がってしまった場合は、そのまま使うよりも一度フックを抜いて最初からやり直した方がよいでしょう。

ワームが裂けたりちぎれたりしない限り、刺し直したことがアクションに影響することはないので大丈夫。慣れるまでチャレンジしましょう。

オフセットフックの特徴

ワーム

オフセットフックの特徴は、アイの付近にクランクと呼ばれる折れ曲がった部分が設けられていること。

きちんとワームを装着するには多少の慣れが必要ですが、手順さえ覚えればさほど難しいものでもありません。

まずは使用するワームとマッチしたサイズをチョイスすること。ワームを刺す前に、ワームとフックを重ねてみて、ハリを刺す位置や抜く位置をあらかじめ決めておきます。

このとき、オフセットフックは多少サイズが違っても刺せてしまう場合があります。

しかしサイズを間違えるとアクションがおかしくなったり、ゲイプ幅が足りないためハリ掛かりが悪くなってしまいます。

ロックフィッシュゲーム
ゲイプ幅が狭ければ、ハリ掛かりが浅くなり、高確率でバラしてしまう。しっかり確認してフックをチョイスしましょう。

フックサイズを選ぶときは、ゲイプ幅を比べて選びましょう。

ワームの太さに対してゲイプ幅が1.5〜2倍程度の大きさが適応します。必然的に同じ長さのワームでも、太さが違えば、別のフックを使うことがあるということになります。

オフセットフックの利点は「スナッグレス性能」(根掛り回避能力)が高いということです。ストレートフックと比べるとハリ先が出ていないので、障害物に掛かりににくくなっています。

コンスタントにストラクチャーへアプローチするバス釣りはもちろん、岩場などの海底の起伏が大きい場所を攻めることが多いロックフィッシュなどにも多用されます。

オフセットフックの刺し方

オフセットフックにワームを刺す

最初に、アイからクランクまでの長さとなる位置で一度フックを抜く。この時点でハリ先はワームのボディと逆を向いている。

オフセットフックにワームを刺す

ハリ先をワームのボディ側に向けながら、アイからクランクまでの部分をワームに納める。

オフセットフックにワームを刺す

ゲイブの部分がワームのボディに納まるようフックを刺す。シャンクの長さを考慮して、慎重に位置決めをしよう。

オフセットフックにワームを刺す

ハリ先をワームのボディに隠したら完成。

マスバリの特徴

ダウンショットリグやワッキーリグ、ネコリグで使われるマスバリ。オフセットフックと比べればスナッグレス性能は低いですが、独特のアクションを生み出すことができます。

どちらかといえばピンポイントにアプローチしたり、細やかなアクションで誘ったりすることが得意です。刺し方自体はいわゆるチョン掛けで難しいことはありません。

ただダウンショットリグの場合はハリ先が上になるようにリグを組んでおくことが肝心。ワームの背中が下になるような状態では、ワーム本来のアクションを引き出せません。

カバーなどの根掛りが多い場所ではウィードガード付きのハリを選びましょう。

番外編 アシストフック

アシストフックといえば、メタルジグに付いている紐付きのシングルフックのことですが、ワームにもアシストフックがあります。

アジング、メバリング、フラットフィッシュ、タチウオなどに使われ、それぞれ専用のものが発売されています。

ショートバイトが多いときに使うと、フッキング率が上がり、釣果に繋がりますのでおすすめです。

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