魚がシルバーに輝く理由は「グアニン」と呼ばれる微粒子に覆われているためです。その代表ともいえるのがウロコがないタチウオです。
体表一面が輝いており、釣りたてはメッキ加工されたように美しいのですが、剥げたり死んでしまうとにぶい銀色となり反射するほどの輝きはなくなってしまいます。

昔は、タチウオのグアニンを剥ぎ、セルロイドと混ぜてガラス玉に塗り、模造真珠として売られていたり、文具や化粧具にも使われていたそうです。
ごく限られたルアーですが、魚のグアニンを塗装したものがあります。
一般的にアルミ箔などを貼られたルアーの輝きに対して、微粒子のグアニンはさらに反射する角度が多くアピール度が高いといえます。これに近いのが銀粉など粒子が塗装されたルアーです。
また、タチウオなど細長い魚は他の種類に比べて運動量が少なく、良質の脂肪酸が多く美味しいとされています。
ちなみに名前の由来も刀の「太刀」や、立って泳ぐ様の「立ち」だといわれています。海外では「サーベルフィッシュ」や「Largehead hairtail(頭が大きく尻尾が細い)」などと呼ばれます。
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