産卵場所としても有能で、エサも多く、メバルが隠れやすい。いいこと尽くしのウィード(藻場)というエリア。
特にメバルはストラクチャーに付く魚なので、大抵の海に存在しうるウィードの攻略は欠かせません。
しかし、ウィードは根掛かりする上に、ルアーロストの危険性も高くビギナーが嫌がるエリアでもあります。
ウィードの攻め方

ウィードがある場合その攻め方は3通り。
エッジを通す。これは言わずもがなウィードの際を攻める作戦。シンプルで釣果も得やすい基本的な釣り方です。
次に上を通す。レンジキープ能力が求められる変わりに、メバルは下から食い上がってくるケースが多いので、これもかなり有効な攻略法となります。
最後が最難関。中に入れて攻める。中に入ってきたアミやシラスなどを捕食するメバルを狙うのですから、とてもよい作戦ですが、根掛かりの確率は跳ね上がります。
どれも有効な戦術ですが、まだ道具が揃っていないビギナーはとりあえず「エッジを通す」「上を通す」だけ覚えても良いでしょう。
ではこの3つの攻略パターンを一つずつ見ていきましょう。
エッジを通す

比較的かんたんで、いつもどおりの感覚で攻められるのがエッジを通す作戦。ウィードの際を真っすぐ通すだけで良いので単純でわかりやすいです。
レンジの考え方、アクションは基本的な考え方で良いのですが、あまり潮に流してしまうと根掛かりエリアに入ってしまうので注意。
そのことから、フォールよりもタダ巻きのほうが攻略しやすいのでおすすめです。
もし、どうしてもスローに攻めたいならプラグを使いましょう。プラグのほうがレンジキープしつつスローに攻めやすいです。
ただし、活性によってはプラグに反応しづらいので、そのあたりは使い分けが重要です。
ウィードの上を攻める

確実にウィードの上を通すならトップウォーターです。藻までの高さが分かるならその深さまで潜るミノーでも良いでしょう。
当然ジグ単でもいけますが、フォールスピードを考えながらレンジキープしなくてはいけません。藻に掛かりそうなら軽くするなどの工夫が必要です。

ちょっとテクニカルな方法になりますが、藻の上をジャンプさせるアクションも有効です。藻に掛かるリスクは高くなりますが、メバルをおびき寄せるには非常に効果的です。
どんな攻略方法にせよ、ウィードの上を攻略するなら潮位の変化も忘れずに。
ウィードの中に突っ込む

虎穴に入らずんば虎子を得ず。根掛かり覚悟でウィードの中を攻める手もあります。
藻に当たっても重量負けしないようにジグヘッドを1.5g以上にし、タイトに攻めていきます。
非常に大胆な作戦ですが、藻に絡んでもジグヘッドを引き抜けるようにリーダーやラインは太めにすると良いでしょう。
またメバリングには珍しいリグですが、テキサスリグを使うという手もあります。
これならオフセットフックを使うので根掛かりリスクを最小限にし、安心してウィードを攻めることができます。
ちなみにジグヘッドにもオフセットフックのものがあります。どちらかといえばロックフィッシュやバス用ですが、ワームサイズさえあえばメバリングにも応用できます。
まとめ

ウィードは夏は成長し、冬は抜けて少なくなることも頭に入れておく必要があります。
そういったことを頭に入れながら攻めることができれば、オールシーズン狙うことも夢ではなくなります。
苦手意識を乗り越え、ガッチリメバルをキャッチしましょう!