磯エギングに必要な装備と心構え

エギングは人気が高いということもあり、漁港や墨跡がある有望なポイントは人で埋め尽くされ、釣り場に困ってしまった経験があるのではないでしょうか。魚とは違い墨でマーキングされてしまうため、穴場と思っていたスポットもいつの間にか知られてしまい、釣り場争奪戦が勃発しています。

ランガンして釣果を伸ばしたい、広々と使って気持ち良く釣りがしたい、少しステップアップしていつもとは違うフィールドでやってみたい、そのような方は装備を揃えて磯エギングデビューしてみてはどうでしょう。

港湾や漁港では比べものにならないほど釣れたり、良型のイカが釣れるかもしれません。

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安全第一! まずは装備を揃えよう

浮力材タイプのライフジャケット

KANJIエギングベスト
Kanji International(カンジインターナショナル)
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徹底的にこだわりエギング専用に設計されたフローティングベスト。

地磯に行くと、よく水難事故に関する危険周知の看板が立てられています。

自分の身は自分で守るため、ライフジャケットは必ず着用しましょう。もし足を滑らせて水没してしまっても多少は時間を稼げるので、生存率が大きく上がります。

気をつけて欲しいのが、膨張タイプではなく浮力材タイプ(固形式)のライフジャケットを着用することです。膨張タイプはかさばらず身動きも楽なので便利ではありますが、荒々しい磯では膨張式だと貝や岩に接触した際に破れてしまい、意味をなさない恐れがあります。必ず浮力材タイプを着用するようにしましょう。

スパイクシューズ

フィッシングシューズ DS-2150CD
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引裂き、摩擦、摩耗に対して高い耐久性のコーデュラ素材をアッパー部に採用。水が入りにくい簡易防水設計でシューズ内部をドライに保つ。つま先部とかかと部を衝撃からガードするカップソール。軽量化を追求。足首のホールド感を確保しつつ機動性があるミドルカット仕様。

磯場では抜群のグリップ力を発揮してくれるうえ、多少の藻であれば滑るなどの心配はありません。

最近では見た目にも気をつかったアイテムが増えてきており、ルックス面にうるさい人でも抵抗なく着用できるはずです。

また、スパイクブーツには劣りますが、防水性もそこそこあり機動力も高いので、ランガンを主体とするエギンガーには特に必要不可欠なアイテムとなるでしょう。

帽子

フラットブリムフィッシングキャップ
がまかつ
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帽子全体で汗を吸収できるコットンを採用。背面サイズアジャスター。

日焼け防止にもなるし頭を硬いものから保護する役割があります。すべてのアクシデントを未然に防ぐことは難しいですが、せめてその心構えと安全装備ぐらいは最低限しっかりとやっておきましょう。

持ち物は必要最小限にしよう

エギング

スパイクシューズを装備すれば地磯やゴロタ場といったちょっと足場の悪い所でも竿を出せるようになりますが、漁港のように人工物で整備されているわけではなく、道中も険しい所が多くあります。そのため一度そんな場所に入ったら車などに戻るのが面倒になります。

かといって、大きな荷物を持ち歩いてはせっかくの機動力が台なしになってしまうため、持ち物は必要最小限にしたいところです。

竿とリール、小型クーラーの他に少々の餌木と予備ライン、ハサミ、スナップがあれば十分でしょう。

タックル以外では、凍らせたペットボトルのお茶などをクーラーの保冷剤に使用すると、飲料と保冷が両立できて持ち物が減らせるので便利です。

このように身軽な装備で常に片手、もしくは両手が使えるように空けておきましょう。

足場の悪い所では転倒などのアクシデントが起こりやすいため、最低でも片手を空けておくと、バランスを崩したときに支持できて大事に至らずに済みます。

磯場では足元から攻める

磯エギング

新しい釣り場や、イカが潜んでいそうなポイントではどうしても最初に遠投してしまいがち。ですが、磯場や足元に藻場があるような場所ではまず足元から攻めていくのが定石になります。

遠投が必要なのは足元に何もない漁港や回遊狙いのときだけなのです。

釣り座の近くに絶好のストラクチャーがある地磯などでいきなり遠投してヒットさせてしまうと、近場に潜んでいるアオリイカがスレてしまうので、まずは足元に広がっているストラクチャー回りを探り、トレースラインを変えたり、餌木の色をチェンジしたりして多角的に攻めてみましょう。

それから徐々に飛距離を伸ばし範囲を広げていくとよいでしょう。

最初の一投でそのポイントの反応を見て、もしイカが餌木の後ろについてくればシメたもの。足元でステイさせてサイトゲームができるとより楽しめます。

もし、イカが見えなくても少し場所をズラしてキャストし、ポイントを休ませてから再度アプローチしてみましょう。一度落ち着かせることで反応があるかもしれません。

それでも気配がなければイカがそこにはいない可能性が高いです。思い切って移動することも時には必要です。

エギ王サーチ 3.0号
ヤマシタ(YAMASHITA)
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フラッシングによる"光”とサーチラトルの”音”の効果により、捕食モードの高活性なイカを狙うことに特化したハイアピールモデル。

ラインのチェックはこまめに

磯場では岩などにラインが擦れて想像以上に消耗しています。ラインチェックはこまめにしておきましょう。

特に最近は極細ラインを使う人が多くいますが、アワセを入れた瞬間に擦れて傷ついた所から切れてしまい、獲れたはずのイカとエギもろとも失ってしまうことがあります。

漁港と違い複雑な地形になっていることが多いため、普段使っているリーダーより太めのものを使用するとよいでしょう。

エギングのハイシーズンといえばもちろん春と秋。秋のアオリイカは好奇心が強くて積極的に捕食をします。成長のスピードも早く、最も釣りやすい時期といえるでしょう。

しかし、近年では特に足を運びやすいメジャーな釣り場はどこもエギンガーだらけ。イカより人のほうが多いのでは? と思ってしまうほどです。人が多ければ人的プレッシャーも当然高くなり、釣りやすい時期とはいえ、昔のように簡単には釣れなくなってしまいました。

地磯などの人が足を踏み入れにくい場所はまだまだパラダイスが広がっています。きっと満足できる釣行になるでしょう。ただし、挑戦するときは十分に安全に気をつけてくださいね。

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