陸っぱりのルアーフィッシングの基本はラン&ガン。これは道具が多いエサ釣りでは難しく、道具を手元にまとめやすいルアーフィッシングだからこその利点といえます。
それだけに、フィッシングバッグの収容性や機動性は重要視されます。
車に収納しておく人でも道具をサッと取り出せるかどうかは、時合を逃さないための非常に重要な要素となります。
自分に合ったフィッシングバッグの選び方をご紹介します。
フィッシングバックに求められる物とは?

ご存知の通りフィッシングバッグといっても種類も機能もさまざま。それだけに自分がどこを重要視するかが大切になってきます。
選び方のポイントをまとめてみましょう。
・収納性
・機動性
・機能性(カラビナ、ロッドホルダーなど)
・素材
最初の収納性については言わずもがな、入れば入るだけ有利になりやすいともいえます。特に徒歩や自転車、公共交通機関で釣りに行く場合は中にライフジャケットも入れておきたいところです。
しかし大容量すぎると重くなってしまい、それだけ機動性が損なわれてしまいます。

特にツーピースロッドを自転車や交通機関で持ち運びする場合は、ロッドケースも必要なのでバランスも重要です。
機動性を重視すると容量が殺される弱点はあるものの他にも良い点があります。それは取り出しやすさが向上しやすくなることろ。
ショルダーバッグやウエストポーチはその代表例で、ルアーを替えたいというときにサッと取り出して付け替え、すぐキャストできるメリットがあります。
最後に生地。これは防水性や汚れの目立ちにくさなどが重要です。さすがに完全防水となると大型のタックルケースでもない限り難しいですが、選ぶ要素としては重要です。
そしてフックが引っ掛かりにくい素材も重要です。
フィッシングバッグの種類
ここからは、種類別にフィッシングバッグの特徴をご紹介します。
基本的に機動性と収納力は天秤の関係にあるので、機動性が高い順に紹介します。
レッグバッグ

名前の通り足(太もも)に装着できるコンパクトなバッグ。
収納量は最低限以下になるため、サブバッグや必要最低限のみで釣りをしたい場合向けになりますが、機動性についてはいうまでもなく最高ランクです。
ウエストポーチ・ヒップバッグ

容量は少なくなるものの肩に負担がかからないため比較的ラクに釣りができます。機動力はお墨付き。
ただし、重たいものを入れてしまうと釣行中ズリ下がることもあるので、ミニマリスト向けともいえます。
ショルダーバッグ

多くのルアーゲームで役に立つ機動性が高く収納量もそこそこ多いラン&ガンの強い味方です。
大容量とまではいかないものの、一日釣りをする上で十分すぎる容量。ポケットやDリングなどの機能も多く、多くのアングラーが愛用しています。
バックパック

ショルダーバッグでは容量が足りない! だけどある程度機動力も欲しい!
そんな人にうってつけなのがバックパックタイプ。背負って歩けるので両手がフリーになることや釣り場に到着したら一旦降ろして釣りもしやすいことも魅力です。
ロッドケースやランディングツールをサイドポケットに収納できるものもあるので、パックロッドとの相性も良く、中には椅子が付いた多機能タイプもあります。
前述した、移動中のライフジャケットの収納の他に、カメラや三脚なども入れておけば今流行のショート動画などの撮影もできるでしょう。
タックルボックス

フィッシングバッグとはやや趣旨がズレますが、大容量を重視するならもちろんタックルケースという選択肢もあります。
特に朝から夜までの長時間釣行を計画している場合、昼食や一時的に座る椅子なども大切です。そういったものもまとめて入れておけるのでかなり便利。
自分のフィッシングスタイルに合わせて選ぼう

最適なバッグとなると、最終的には自分の釣りに合わせなければいけないので、明確にこれが正解というものでもありません。
たとえば、アジングのような重たいものをほとんど使用しない釣りでも、その人の事情やフィッシングスタイルにより、タックルボックスなどの大容量タイプを愛用する人は多くいます。
それぞれの利点を把握して、自分にあったバッグを選択しましょう。