電車を使って釣りに行くときに気を付けたいこと

車があればいろいろな釣り場にアクセスしやすい。けれども車を持っていない人はそうはいきません。

現代の若者は車離れという傾向にあるから、持っていない人も多いことでしょう。逆に高齢者は免許返納も増えているようです。

そんな人も含めて、移動方法を公共の交通機関(特に電車)に限定して、どうすればより快適に釣りができるのかをご紹介しましょう。

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電車釣行の収納はリュックがおすすめ

釣り向けリュックサック
電車釣行におすすめなリュックサック。いろいろな荷物がまとめて入るので、邪魔になりにくい。

フィッシングバッグにも多種多様なものがありますが、こと電車やバスなど公共の交通機関に限ってはリュックサックが一番無難です。

第一にライフジャケットの存在。他のタックル類はともかく、ライフジャケットは結構な荷物になります。

乗る前に身につけておけば荷物にはならないのですが、さすがに人の目もありますし、抵抗がある人が大半でしょう。

釣り用リュックサックの中身
30Lのリュックに入れていたライトゲーム主体のタックル。パックロッド、ライフジャケット(腰巻き)、ルアーケース、フィッシュグリップなどの基本的なものから、ヘッドライト、水汲みバケツ、撮影用ランタン、スマホが取り付けられるネックレス式マウントまで。これだけ入れてもタモ網くらいは入る程度の余裕があります。

ハサミ、フィッシュグリップ、ロッドなどはむき出しにしておくとトラブルの原因になりますので、バッグに入れておく必要があります。

そのためにはそれなりの容量が入るバッグが必要となり、人の目線も気にならないようにすべて収めるとなれば、リュックサックに行き着くわけです。

防水タイプで、濡れたものの区画と普段使うものの区画を分けられるとより使いやすいです。上の写真は30Lです。

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本体内部は仕切りファスナーで1気室と2気室に使い分けができるバックパック。生地表面に防水性能が高いPVC加工を施した新色、コーティングベージュが追加。
改札口
欲張って何でもかんでも持ち込むと改札でもたついて、他の利用者に迷惑がかかることも。改札の横幅は55㎝程度なので、荷物の幅にも注意しましょう。

無論リュック以外に選択肢がないというわけではありません。タックルボックスとキャリーカートの活用。バッグはそのまま、釣り具を必要最低限に抑えるというミニマリスト的な方法もあります。

ただし荷物の幅には注意。電車の自動改札は横幅55㎝程度。余裕を持って45㎝以下の幅で収めるようにしましょう。

特に人口密集地の場合は、荷物をある程度コンパクトに収めたいものです。

公共の交通機関に乗るならエチケットが大事

駅構内
車内に入る前に臭い対策を必ずしておきましょう。

電車釣行において最大の問題点はエチケット。特にエサ釣りや、魚をクーラーで持ち運びたい場合は臭いに気を配りましょう。

まず、駅についたら堤防までの道中でどこにトイレがあるか確認しておきましょう。

手を清潔に保つためにも抗菌タイプのウエットティッシュを持ち歩きましょう。消臭スプレーも用意しておくと安心です。

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香りでごまかさず悪臭を原因から科学的に消臭。食品添加物のみで出来ているので安心安全。

クーラーで魚を持ち運ぶ場合は、ビニール袋を活用して臭いを外に出さないように徹底しましょう。

門司港駅

公共の交通機関の場合、どうしても移動時間が長くなってしまいます。長時間入れておいても問題ないように保冷剤は十分な量を入れておきます。

帰宅後のタックルのメンテナンス、特にクーラーボックスはしっかり洗い流しましょう。少しでも臭いを落として、次回も気軽に公共交通機関を使えるように努めておきましょう。

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キャスターとハンドル付きで長い移動も楽々のキャリークーラー。釣り場まで荷物を持って移動する際、たくさんの荷物も楽に運べる便利なキャリーハンドル&キャスター付きのクーラーボックス。

パックロッドを活用しよう

パックロッドは公共交通機関を使う場合には強い味方となってくれます。

リュックの中に収められるようなコンパクトなものもありますし、釣り専用リュックなら、横にロッドを収めるためのスペースを確保しているものもあります。

近年ではパックロッドでも十分なしなりと強度があり、繊細なアタリも取れるようになっています。

コンパット
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出張先や家族旅行、自転車・バイク・電車での移動でも、いつでもどこにでも持ち運べる本格派パックロッド。国際線機内持ち込みサイズを考慮し、全アイテム仕舞寸法55cm以下に設定。

2ピースロッドを使用する場合

ロッドケース

電車やバスで移動する人の中にも、2ピースロッドを使用したいというアングラーはいるでしょう。その場合はロッドケースを活用しましょう。

ロッドケース程度なら追加してもさほど荷物にはなりませんし、穂先も隠れて怪我の防止や車内でロッドが折れる危険性をある程度回避してくれます。

ソフトケースなら折りたたんでバッグの中に入れておけば、釣行中も荷物が気にならなくてよいでしょう。

ただし、持ち運びするときは高さに注意。船や、店の入り口では、特に天井に注意しながら持ち歩くか、どこかに荷物を預けておくとよいでしょう。

SLロッドケース
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パックロッド用、コンパクトロッド用、ロングロッド用をラインナップ。52Sサイズは機内持ち込みに対応。

見落としがちなタモ網問題

タモ網
コンパクトに収められるタモ網を用意しておこう。

見落としがちなのがタモ網。ターゲット次第では必須になります。リュックの中に入るように、網は分割式でコンパクトに折り畳めるものを選びましょう。

釣行後は電車やバスに乗る前に持参したペットボトルの水で洗い流し、ビニールなどに入れて臭いをシャットアウトしましょう。

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下調べは綿密に

公共の交通機関での釣行でどうしてもデメリットになるのは、運行時間の問題。始発、終電はもちろんですが、通勤ラッシュの時間帯は避けましょう。

休日でも通勤、あるいはプライベートで電車は使われます。午前7時〜9時や、午後5時〜7時あたりの人が混む時間帯を避けて、事前に釣行プランを立てておきましょう。

電車が遅延する可能性もありますので、たまに交通状況を確認しておきましょう。

釣り禁止エリアの看板
釣りをする前に下見ついでに散歩をしてみましょう。うっかり釣り禁止エリアに仕掛けを投げてトラブルにならないように注意。

行きたい釣り場の情報も念入りに調べておきましょう。地図アプリで堤防の形を調べておくだけでも、よいヒントが見つかるかもしれません。

釣り場に着いたあとは、軽く散歩してみましょう。釣り禁止エリアに関する看板があるかもしれませんし、隠れた場所に釣果を得るためのヒントがあるかもしれません。

トラブルを避けることも、旅行を楽しむ大事なポイントです。ぜひマナーを守って楽しんでください。

焼きカレー
釣行後は土地の名物で一杯!
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