最強と呼ばれた寒波も次第にやわらぎ「そろそろ暖かくなってきたかな?」と思い、フィールドに出てみると海風にさらされて案外寒い、というのがこの時季の通説。そんなときだからこそ防寒対策を見直してみる必要があります。
寒さ対策と聞くと、高性能なアウターに目が行きがちですが、実はインナーウエアが重要な要素。今回は春先まで活躍するシマノの高品質インナーをご紹介します。
インナーウエアは防寒だけ考えてはダメ⁉

アウトドアライフにおいて、「ただ暖かい服を選べばよい」というわけではありません。
暖かさと動きやすさも大事な要素ですが、本当に注意しなくてはいけないのは「汗冷え」です。
特に、ルアーフィッシングは足で稼ぐ釣り。動き回って服の中で汗をかき、それが乾ききらずにかえって身体を冷やす結果になることもあります。
そこで注意したいのが直接肌に触れるインナー。そして今回おすすめしたいのが「メリノウール」という高品質素材です。
吸湿性抜群! 肌触りも最高なメリノウール

メリノウールとは、メリノ種というオーストラリアやニュージーランドで飼育されている羊の毛から作られた高品質なウールのことです。
さまざまな洋服で使われるウールの中でも良質なウールがとれる品種であり、通常のウールに比べて綿の1本1本が非常に細かいため、よくあるチクチク感が抑えられるのが最大の特徴。
吸湿、湿度管理機能にとても優れており、その能力は汗をかく前の段階から身体から発する水分を吸収し、発散させるほど。
仮にそれでも熱くて汗をかいたとしても毛管現象により、汗を吸い上げ、気化、発散させることができ、いつでも快適な状態が保たれます。

羊毛の繊維には大気中の湿気を吸収して熱を発生させるという効果があります。そして繊維の表面にあるスケールといううろこ状の組織が、この熱を逃さない働きを持っているそうです。
メリノウールは、特に他の羊毛より縮れ(クリンプ)が細かいので絡みやすく、デッドエアをたくさん含んでいます。簡単にいえば他のウール素材より保温性能が高いということです。
「では春になって暖かくなってきたら着心地悪くなるの?」といえばそういうわけでもないようです。メリノウールには「寒いときに暖かく、暑いときには涼しく着られる」という評価があります。
これは先程も出てきたスケールという組織が湿度の増減に合わせ開閉し、衣類の湿度を調整する機能があるからだそうです。だから春になっても安心して着られます。
その上、抗菌防臭効果つき。天然素材なので免疫機能が付いているため、匂いの原因となる菌を防いでくれるのです。
このように、メリノウールはまさにフィッシングシーンにおすすめのインナー素材というわけです。
メリノウールインナーの注意点

メリットづくしのメリノウールですが、少し注意しておいたほうがよい点もあります。
まず「天然素材のウール」だからこそ、虫の大好物だということ。そして、洗濯時にはネットが必須となること。あとは毛玉ができやすいことです。
しかしそれを差し引いてもメリットのほうが大きいです。優れた保湿性と脱臭性、肌触りは寒の釣りをより快適にしてくれることでしょう。
今年注目のシマノ フィッシングインナー
アクティブ ウォーム アンダーシャツ
メリノウールを100%使用した着心地バツグンのシャツ。釣行時のベースレイヤーとして最適で、さまざまなアウターに合わせられるシンプルなデザインです。
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アクティブ ウォーム アンダータイツ
シャツと同じくメリノウールを100%使用のタイツ。ウール特有のチクチク感がないのはうれしいポイントですね。
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プロテクト ウォーム タイツ
メリノウール100%はもちろん、膝と腿にクロロプレンパッドを配置しクッション性を確保しているのがこちらの商品。磯場などでも活躍が期待できそうです。
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フィッシングライフをより快適に
地域によってはまだまだ寒い日が続くと思います。
そんな中で釣りを快適に楽しむなら、肌に触れる服の素材にもこだわりたいものです。きっとその暖かさと快適性に心奪われることでしょう。
この機会にメリノウール素材のインナーウエアを手に入れてください!
