PEラインを使っていると、ラインへのゴミの付着が気になります。
特に、晩春から初夏にかけては、切れ藻やクラゲがラインに付着して蓄積し、時にはガイドやリールのレベルワインダーに詰まってラインが巻けなくなることもあります。
そんなときに便利な商品がこれまでにもありましたし、簡単に自作もできます。
Seriaでも販売されていましたので、購入して使ってみました。
ラインクリーナー

EVA素材でできており、110円で4個入とお得です。


サイズは、縦45㎜×横34㎜×奥行き15㎜。
穴径は約5㎜ですが、広げると8㎜くらいまでにはなりますので、オフショアロッド向きという感じです。
シーバスロッドやショアジギングで使う場合は、セットする位置を選びそうです。
使用方法


穴が空いている方をブランクスに挟み、スリットにラインをセットするだけです。
ベイトリールなら問題なく使える

ベイトリールなら、ロッドに対してラインの位置が近いため、問題なく使用可能です。バス釣りやオフショアなら大丈夫そうですね。
ブランクスからラインの位置が20㎜くらいまでなら普通に使えそうです。

こんな感じでスムーズにゴミを削ぎ落としてくれそうです。
挟む強さは、巻き抵抗に負荷が大きく掛かることもなく、普通に巻き取ることが可能です。
残念ながらラインに付着したゴミがないので、どれくらいの除去率があるか不明ですが、必要なら指で押さえて行えば、除去率は上がりそうです。
PEライン0.8号でも挟んでくれました。
スピニングリールは微妙

続いてスピニングタックルにセットしてみましたが、想像どおり、ラインが遠く挟むことはできませんでした。

穴に合う場所までズラしていくとなんとか使えるのですが、ブランクスが細いとすぐに動いてしまい、使えません。
なので、ガイドフットと一緒に挟んでみたところ、スムーズにラインを巻くことができました。
応用できる?
ライン掃除だけに使うには出番が少ないため、ショアで持ち歩くにはちょっと微妙。他に使い道がないか考えてみました。

ルアーキーパーとでもいうのでしょうか。ガイドフットにセットしてあげると、ロッドを傷つけずにルアーを引っ掛けておくことができます。

串刺し………ではなく、ロッドを地面に置く際の傷防止に使えないかと考えましたが、ブランクスを挟むサイズが小さいのと、長さが短いので少し難しそうです。
商品としては、ベイトタックルでは問題なく使えますし、特にオフショアのタイラバやSLJなどでは活躍してくれそうです。
おすすめは初心者アングラーで、帰る前に大遠投してこれをセットして巻き取ると、PEラインの緩み解消とゴミ掃除が一気にできそうです。
おまけ

パッケージの表に書かれているキャッチコピー。
「リールを巻きます」という言葉ですが、これは釣り人にしか通用しない言い方で、本来なら「リールハンドルを回してラインを巻き取ります」とか「リールで巻き取ります」になります。
このパッケージを作った人、きっと釣りが好きなんでしょうね。親近感を覚えますね。