ルアー選びの基本と押さえておきたいポイント

千差万別のルアーたち。そのルアー選びにおいて、少なくともこれだけは押さえておきたいポイントがいくつかあります。

基礎的な内容であり、釣種を問わず必ず活躍するものなので、ビギナーにはぜひ知っておきましょう。

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最初に投げるルアーはこれ

「マッチ・ザ・ベイト」という言葉がルアー釣りではあるように、対象魚がそのとき食べているベイトに合わせてルアーを選択するのが基本です。ですがベイトが何か分からないことも多く、ルアーの選択に悩まされてしまいます。

対象魚のエサとなっているものに寄せることが大切です。

こういうときに調査するために投げるルアーを「パイロットルアー」と呼び、自分が持っている物の中で一番実績が高いルアーや、使いこなせていて操作しやすいルアーを使用します。そして、そのルアーに対する対象魚の反応を見て、その日のレンジ、活性の度合いなどを分析し、有効だと思うルアーにチェンジしていきます。

その日の当たりルアーを見つけるまで、随時ローテーションを行うとよいでしょう。釣行を重ねるごとに信頼できるルアーは決まってきます。最初のうちはお気に入りのルアーをパイロットルアーとして使い、徐々に実績を見て決めていくとよいでしょう。

ルアーを通すレンジを決める

魚がいるところにルアーを届けなければ、釣れないのは当然です。ルアーによって対応できるレンジは変わるので、これも選ぶ基準があります。

底を取り深いレンジから探る方法や、魚のレンジを予測してその深さだけを攻める方法など、戦略はいろいろありますが、最初のうちは表層から徐々にレンジを落としていく方法が良いでしょう。ルアーアクションをある程度見ることができますし、何より根掛かりのリスクがありません。慣れてきたり、その釣種の知識をたくわえたら、効率の良い攻め方にシフトしていきましょう。

プラグを使っている場合、レンジ決めで注意したいことがあります。漁港で確認してレンジを把握できていても、河川で使うと塩分濃度が低くルアーが沈み気味になってしまうことです。投入前に足元で泳がせてチェックしてからキャストしましょう。

ルアーサイズはベイトに合わせる

最初に魚種によってルアーの種類を選びます。どのシーズンも似たりよったりのサイズを使うターゲットもいますが、シーバスや青物は釣れるサイズによりルアーを変えなければいけません。特にシーバスはそのとき食べているエサ(ベイト)が大きく変わるので、ベイトのサイズとルアーサイズに気を付けてチョイスしましょう。

シーバスは偏食とされ、シーズンに寄って食べるエサが偏ります。特にマッチザベイトを意識することが大切な魚です。

カラーを合わせる

ベイトのカラーに合わせるのが基本です。それでアタらなければカラーチェンジしてみましょう。カラーを選択する基準は、潮色(濁りなど)・天候(光の強さ)が目安となります。

要は対象魚にルアーを見つけてもらわなければならないので、アピールの度合いを見定めるということです。状況により、派手なカラーがよかったりナチュラルカラーを好んだりと、日によって違うことを知っておきましょう。

カラーについては絶対的なセオリーが存在しません。例えばコットンキャンディなど魚とは似つかない色をしていても、対象魚は食ってくることもあります。

つまりどのルアーがその日一番釣れるかはやってみないと分からないという結論になってしまいます。ただし、シーズンによってセオリーは存在しますので、釣種ごとに勉強しましょう。

アクションの違いを知る

ルアーによって動き方が違いますが、似たようなルアーでも微妙な変化が重要になることも多いです。これもアピールの度合いとなり、魚が弱った様子やベイトの泳ぎ方と同調するなどアクションの違いで使い分けます。

ウォブリングの幅やローリングの角度も重要となる場面が多いので、ルアーローテーションの目安となります。揺れる幅については、ルアーを引く速度で変化を出すことが可能です。ルアーの動き、泳ぐ速度がマッチしたときに魚が食ってきます。

また巻く速度によっては、ルアーのレンジを変化させることができるので、一定の速度だけではなく、速巻きや遅巻きを試すようにしましょう。

シェイプ(フォルム)でアピールを調整する

シェイプとは形状の意味で、太さや体高などで分けられます。ルアーアクションと大きく関係しており、同様にアピールの度合いとしてローテーションに組み込みます。

スリムタイプほど食いが良い傾向にありますが、アピール度が小さくなるため対象魚が見つけてくれる確率が下がってしまいます。それとフローティングタイプの場合、内蔵できるオモリが小さくなるためルアー自体の重量が軽くなり、飛距離が落ちてしまいがちですが、風の抵抗を受けない分、太めのタイプより安定して飛行し、着水音も小さいです。逆に太めのタイプはアピール力が高く、重量も重く設定できるため遠投しやすくなります。

また体高があるタイプは横からの水の抵抗を受けやすくなります。その特徴を生かして、川の流れをU字型に横切ったり、流されるベイトを演出させたりできます。

ラトル音で誘う

ルアーには音を出して魚を誘うものもあります。「なら音を出した方が魚がいっぱい寄ってきてより良いのでは」と考える人もいるかも知れませんが、相手の警戒心が強いと音のせいで食わないということもありますので注意しておきましょう。

いかがでしたでしょうか?

今回はあくまでルアー全般にいえる基礎的な内容です。それぞれの釣種によってセオリーがあり、そちらに合わせることも大切ですので、参考程度にとらえておくと良いでしょう。

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