ガイドサービスセブン 全員安打を目指すシャローゲーム

元祖・遊動式タイラバ「セブンスライド」の開発者として、タイラバのゲーム性向上に多大な功績を残したガイドサービスセブンの宮崎晃船長。

福岡県北九州市の小倉港から出船する宮崎船長の船には遠方から訪れるファンも多く、多彩な魚種が出迎えてくれる響灘を舞台にタイラバやSLJの楽しさを満喫している。

スポンサーリンク

ガイドサービスセブンオフィシャルショップご案内

ガイドサービスセブン
ガイドサービスセブンは午前5時30分に小倉港を出港。目指す下関市沖の釣り場までは約30分で到着する。

この記事で実際に使われているガイドサービスセブンのオリジナルアイテムは、釣具店のほかガイドサービスセブンオフィシャルショップのサイトから購入可能だ。

人気のアイテムをぜひ手に入れよう。

季節に応じたゲームプラン

ガイドサービスセブン
ガイドサービスセブン 宮崎晃 船長 「現場主義!実績以外信じない」をスローガンに掲げ、伝説的名品・セブンスライドを考案。その後も海士、Tai-R、MAKIE、SABAYANといった大ヒットルアーを世に送り出している。
ガイドサービスセブン
目標は全員安打。タイラバにもジグにも良型のマダイを期待したい。

この日のゲストは福岡県、大分県、佐賀県、岡山県からやって来たアングラー総勢9名。午前5時56分、山口県下関市沖のポイントに到着すると宮崎船長のアナウンスが船上に流れる。

「水深は23mから、20mに浅くなっていきます。今日は浅い場所をどんどん叩いていきますよ。小さい魚のアタリをたくさん拾いつつ、その中から大きい魚を抜くという展開になります」

この海域で現在期待できる魚種は、マダイをメインに、カサゴやキジハタといったロックフィッシュ、ヒラメ、ヒラマサなどで、タイラバでもSLJでも釣果を得ることができる。

ガイドサービスセブン
日中の気温は35℃に達する予報で、ストップフィッシングは14時に設定された。
ガイドサービスセブン
ゲストのそばに立ち、積極的に質問を受け付ける宮崎船長の人柄に魅了されるアングラーは多い。

浅いポイントを流すと小型マダイのアタリが多くなるものの、50~60㎝が出る可能性は決して低くはなく、70㎝オーバーも期待できる。

大型のヒラマサが水深10mほどのシャローまで入ってくるとのことで、若干の緊張感すら漂っていた。

「水温が高い時期だから、かなりの速巻きでも食ってきます。ボトムから12~13m上まで巻き上げて、3回から5回ぐらい底を取ったら、いったん回収して入れ直した方がいいですね。投げることができる人はどんどん投げて、新しい魚を探していってください。いきなり大きいのがアタってくるので、ドラグはちょっと緩めにしておきましょう」

真夏とはいえこの時間はまだ涼しく、時折吹き抜ける南東の風が心地良い。

良型へのアプローチ

ガイドサービスセブン
セブンスライド60gをガッチリとくわえたマダイ。

タイラバで狙うかメタルジグで攻めるか

タイラバとジグのどちらを選ぶか、釣果が上がる可能性を比べると互角とのことだが、ほとんどのメンバーが40~60gのタイラバでスタート。

開始早々から船上のあちこちで歓声が上がり、小型のマダイやカサゴが次々と抜き上げられていく。特にマダイは活性が高いようで、頻発するバイトを楽しめる状況だった。

「今のマダイやカサゴは小さくても脂が乗っていて美味しいですよ。もちろんリリースしていただくのは大歓迎です」とのことで、釣行後には食の楽しみもある。

小型の中から良型を引き出すためには手返しを多くすることが肝心で、ロングキャストで手付かずのポイントを撃つことができるアングラーが有利。

通り過ぎて行くルアーを見送った魚はすでにスレていると考えて、スレていない魚を狙うイメージでゲームを組み立てたい。

ガイドサービスセブン
信頼を寄せるタイラバ・ポルポー60gにヒット。

「ベイトリールで投げる場合は、バックラッシュしないように、ルアーが空中にある間は軽く指でスプールを触れておきましょう。ちょっと糸巻き量が少ないみたいなので、それが投げにくい原因になっているかもしれませんね」

「SABAYAN(サバヤン)は後ろにブレードを付けた方がいいですよ。付けていないとストンと落ちていくけど、ブレードがあると横向きになります」

アングラーに寄り添う宮崎船長は、助言を求められることを心から楽しんでいるようだ。

新型ジグ投入

ガイドサービスセブン
手にしているのは烏賊ヤロー40gのプロトタイプ。「使いやすいイカ型のジグをリアルさにこだわって作りました」
ガイドサービスセブン
宮崎船長推奨の烏賊ヤローのセッティング。前後ともにダブルのアシストフックを装着し、リアフック側にはブレードを取り付ける。

太陽が発する熱量が急激に増してきたところで、良型のマダイと思われるアタリが出たが、これは残念ながらランディングまでには至らなかった。

このような様子を見てしまうと、タイラバのアピール度を強化したくなるが、ここで宮崎船長がワンポイントアドバイスを送る。

「タイラバのセッティングはできるだけシンプルにして、沈みを速くした方が有利だと思います。水の抵抗を考えるとスカートは細いものを1、2本。大きなパーツはハリ先を隠すことがあるので、ハリを大きくするかハリの本数を増やして対策しましょう」

ガイドサービスセブン
宮崎船長プロデュースの最新ジグはイカを忠実にイミテート。その名も「烏賊ヤロー」。

バイトが連発する楽しい時間はまたたく間に流れ、ストップフィッシングが近づいてきた。ここで宮崎船長は「烏賊ヤロー」と名付けられた新型ジグの実釣テストを開始。

ほぼ完成の段階に入ったプロトルアーは40gで、ロングキャストからのタダ巻きで誘う。

ガイドサービスセブン
烏賊ヤローは横顔もリアルにイカ。
ガイドサービスセブン
カラーバリエーションは、シルバー、グリーン、ブラック、ホワイト、ブルー、イエロー、レッドの7色を予定。

「リアルさを追求したイカ型ジグを使いたいというコンセプトで開発したのが烏賊ヤローです。イカ類はさまざまな魚から食べられるベイトで、マダイもイカを食べ慣れていますからね。プロトのルアーで確認したいのは使いやすさなので、このルアーは無塗装、目玉もなしです」

ガイドサービスセブン
「巻き上げてきてまた落とそうとしたら、その瞬間に食ってきました」
ガイドサービスセブン
烏賊ヤローをタダ引き。着底してすぐに巻き上げを開始して、一定の速度で引いてくればOK。

烏賊ヤローはロングジグのように大きく飛ばすジグではなく、海中を漂うイカをイメージしたスローな誘い方にマッチする。

「イカのゲソの方が下になるようにしてリーダーに結びます。前後にアシストフック、リアにブレードというセッティングがおすすめで、ブレードが生じさせる水流と光の反射は、タダ巻きでアピール効果を発揮してくれます」

ガイドサービスセブン
この日釣れたカサゴの中では最大級。食味の良い高級魚に思わず笑顔がこぼれる。
ガイドサービスセブン
船中唯一のアオハタの釣果が烏賊ヤローによってもたらされた。

烏賊ヤローのポテンシャルは圧倒的で、あっという間に小型のマダイと良型のカサゴ、この日唯一となるアオハタの釣果を叩き出してしまった。

「できれば型の良いマダイを釣りたかったですね」と苦笑いを見せた宮崎船長だったが、やがてこのジグが全国各地から朗報を届けてくれることは間違いない。

簡単にFGノットが結べる セブンノットにも注目

ガイドサービスセブン
ガイドサービスセブン

軽くてコンパクトなセブンノットは耐久性にも優れるプロ仕様のアイテム「セブンノット」。

V字型のワイヤーでバネ機構を利用しながら糸を編み込んでいくことで簡単にFGノットを結ぶことができる。

問い合わせ/ガイドサービスセブン ℡090-2961-1459

他にはこんな記事が読まれています
タイトルとURLをコピーしました