
シーズンと狙うポイント

マゴチの産卵期は5~7月ごろで、その前後は産卵場所である沿岸部の浅場に寄って来ます。つまり岸からマゴチを狙うなら夏がチャンスとなるわけです。
この時期の主なベイトはシロギスやハゼ。快晴のナギで澄み切った潮が好都合です。サーフのブレイク付近を狙って投げてみましょう。
サーフ以外にも、堤防や沈み瀬周辺、河口周辺などマゴチが期待できるポイントはいくつかあります。
マゴチ狙いのワームタックル

マゴチ狙いでよく使われるリグの中で、根掛りに強いテキサスリグとジグヘッドリグを紹介しましょう。
テキサスリグはサーフだけでなく漁港やゴロタ浜を狙うのにもおすすめです。根掛かり回避能力が高く、とても使い勝手がよいからです。
ワームはクロー系やシャッド系を使います。カラーは好みのもので選べばよいのですが、目安としては明るい日中にはナチュラル系、光量が少ない時間帯や曇天の場合はパール系などアピールカラーをセレクトするとよいでしょう。
シンカーの重量の基準は14gほど。あとは風や潮流によって重さをチェンジしましょう。
基本アクション
マゴチは泳ぎが得意な魚ではありません。またボトムに張り付くように暮らしていますので、レンジは基本的にボトム中心です。

かんたんなのはズル引きとタダ巻き。基本はこれだけでもOKなのですが、ズル引きは根掛かりを起こしやすいアクションです。なにもないように見えるサーフでも、水中では岩や藻がありますので注意して巻いていきましょう。
もう一つ有効なアクションはボトムバンピング。ティップを使ってルアーを軽くハネ上げるようなイメージで、ロッドをあおり、フォールして着底。再びロッドをあおります。
この着底がキモで、しっかり底が取れていることが重要となります。底に落ちたことを確認してからロッドを操作しましょう。
アワセのコツ

ワームは遅アワセが基本です。尻尾をくわえただけでハリに届いていない可能性があるからです。ハードルアーと違ってワームはフックが中央か先端にしかありません。しっかり飲み込ませるために少しだけラインを送り込んで、一気に強くアワセを入れます。
マゴチは口の周りが非常に硬く、皮が薄いので、確実に力強くフッキングさせましょう。心配なら追いアワセをしてあげるのもよいでしょう。