フック
フックには細心の注意を配り、釣行前には錆びや刺さりの鋭さを確認し万全の体勢で臨みましょう。
刺さりが悪くなったらフック専用のシャープナーで研いでもよいですが、錆びの場合は強度にも影響してくるので交換した方が無難です。
フックの重量や形状はルアーのバランスに大きく影響します。交換する際は原則として同じサイズのものを選び、交換後はスイミングの姿勢を実際に確認しておきましょう。
例外として、フックをわざと別のものに交換する戦略もありますが、これは経験と細かな微調整が重要になるので最初のうちはおすすめしません。
軸の太さも釣果に影響します。細軸の方がフッキングしやすく、太くなればなるほどバラしやすいです。しかし強度の面では当然太軸の方に分があります。
フックの種類

トレブルフック
ハリ先が3つあるフックでハードルアーのほとんどに装着されています。ソルトルアーはバス用と比べると軸が太い物が多く、防錆加工が施されているものが多いです。トリプルフックとも呼ばれます。
ダブルフック
ハリ先は2つで、ハリ先が上向きになるようにルアーに装着すれば、トレブルフックに比べて根掛かりの確率が低くなります。
シングルフック
エサ釣りに使われる一般的なものと同じタイプで、頭は装着しやすいように環になっています。メタルジグやトラウト用のプラグ、スプーンに使われることが多いです。
アシストフック
エサ釣りのマダイやヒラマサ用のハリにケプラーなどの糸をセットしたもので、主にメタルジグに使われます。
ジグヘッド

重りとフックが一体になったフックです。誰でもかんたんにワームが刺せて、使い勝手もよいです。
なお、タチウオやシーバス、ヒラメに使うジグヘッドはワームサイズも大きいため写真のような大型のものを使い、ハードルアーと同じくカラーや形状にこだわって作られています。
オフセットフック
ワームで使うシングルフックで、ハリ先が隠せるため、根掛かりのリスクを減らすことができます。
スナップ

リーダーにスナップを取り付ければルアーの交換が楽になります。釣り方やターゲット別に各種サイズを揃えておきたいです。
選び方の基準は、強度はもちろんだが、開けやすく締めやすいことも重要です。
スイベル付きのタイプもありますが、あまり重いとバランスが変わりルアーの泳ぎに影響を及ぼしてしまうこともあるためおすすめできません。メタルジグなど、回転しやすいルアーには有効です。
開閉を無駄に繰り返すと金属披露で折れやすくなるので注意。大物を狙うアングラーは1釣行ごとに新しいものを使用する人もいます。
スプリットリング

フックの動きやルアー自体の動きを円滑にするために市販のルアーにはほとんど装着されています。
ラインアイのスプリットリングは、スナップを使うなら必要ありませんが直接結ぶときは取り付けておいたほうがよりナチュラルにルアーを動かせます。
素材は錆びにくいステンレスタイプが多く、さらに錆び防止のためにメッキが施されています。ルアー交換の際はプライヤーなどでメッキを剥がさないように気を付けましょう。
サビが出たらすぐに交換すること。また、何度も開閉を繰り返すとリングが開いたまま閉じなくなってしまいます。戻らなくなったら交換しましょう。
シンカー

ワームなどのソフトルアーを使う釣りには欠かせないアイテムです。種類が多いので自分が狙うターゲットのリグにどのシンカーが必要なのかを知っておき、重量違いで数種類揃えておきましょう。
素材は鉛、ブラス(真ちゅう)、タングステンなどがあり、中でもタングステンは値段は張るものの高比重で小さくできるため、飛距離や根掛かり防止の面でアドバンテージが大きいです。
フロート

軽量なワームを遠投するためのフロート(ウキ)で、中通しタイプとゴム管で後付けするタイプなどいくつか種類があります。
中に発光体を入れられるものやフロート自体が光るものなどもあり、集魚効果や目印としての役目も持ちます。
小物ケース

紹介してきた小物類は、パッケージをそのまま持ち歩いて管理するのももちろん良いのですが、バラバラになって探しづらくなったり、サッと取り出すのに不便だったりします。
小物ケースに入れておけば、必要な道具をひと目でチェックして取り出せるので便利です。