多くの釣り人が夢中。磯や船から狙うビッグターゲット ヒラマサジギング

ヒラマサジギング

大物狙いの釣り人に不動の人気を誇り、多くの人の憧れとなっている魚、それが“海のスプリンター”ことヒラマサだ。アジ科ブリ属に含まれており、約150種類のアジ科の中では最大種となっている。

海のスプリンターの名は伊達ではない。そのスピードから繰り出されるパワーは圧巻で、この引きの強さこそ多くの釣り人が夢中になる最大の理由だ。

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ロックショアは大きなジャークで攻める

ヒラマサジギング

ショアジギングは手軽なゲームだが、ヒラマサを狙うときはお手軽とはいかない。それなりのタックルも必要となるし、磯で釣りをするロックショアとなると相応の装備も必要となる。

ジギングの基本というのはショアもオフショアも同じだ。ただしショアの場合はラインが斜めに出ているため、通常のワンピッチ・ワンジャークではオフショアと比べるとメタルジグの動きが少なめになる。もちろん動きが少ないから食ってこないということはないが、やや大きめのジャークを心掛けたいところだ。また、ヒラマサ狙いの場合、速いテンポでシャクるのがコツとなってくる。

速いテンポでシャクる上でジャカジャカ巻きも有効だ。やや横向きのスタンスで、斜めに出たラインに対してロッドが垂直になるように構えれば、力をロスすることなくメタルジグをアップテンポでアクションさせることが可能となる。ただし、かなり体力を必要とするのが難点。

ヒラマサジギング

ショアでは何より幅広く探っていくというのが基本となる。扇状にロングキャストして広範囲にルアーを通すとよいだろう。また、本流が流れるような場所はその内側を集中的に狙っていくのも手だ。

根の荒い磯場では、メタルジグを3回程度ボトムタッチさせたら回収するようにしたい。あまり足元でボトムタッチさせると根掛かりの原因となってしまうからだ。

魚が掛かったときはドラグを出さずにゴリ巻きで寄せたい。ショアからなら10㎏以下がほとんど。場所や時期にもよるが5~6㎏がアベレージといってよいだろう。これぐらいの重量なら引っ張り合いでPE4号が切れることはない。しかし根に突っ込まれると長くは持たない。魚に優先権を与えることなく、強引に頭をこちらに向け、ひたすらラインを巻き上げるのがランディングの基本となる。

ショアジギングタックル

ロックショアでヒラマサを狙う場合のタックルはかなりヘビーだ。ロッドは80~120g程度のルアーを扱えるロックショアロッドが必要となる。ラインはPE4号以上を200mは巻いておきたい。リールは4500~10000番程度となる。

リーダーは80~100lbでフロロカーボンとナイロンは好みで選べばよい。フロロカーボンは擦れに対して強く、ナイロンは引っ張る力に対して強いというのが特徴だ。根ズレ対策として3ヒロはとっておきたい。

ヒラマサジギング

メタルジグは形状やカラーの違うものをいくつか揃えておきたいが、タックルがヘビーなロックショアではなるべく引き抵抗の少ない水切りの良い形状のものが扱いやすいだろう。ベイトによって異なってくるがセミロングタイプを基本とすればよい。

ロックショアはとにかく根掛かりが多くなりがちだ。フックはフロントシングルアシスト仕様が無難だろう。

オフショアジギングは軽めのタックルでOK

ヒラマサジギング

オフショアのヒラマサジギングはショアに比べるといろいろな意味で楽になる。まず、タックルがショア用と比べてかなり軽くなる。また、初速を耐えて、ある程度底から浮かせてしまえば獲れる確率がグッと高くなる。

オフショアのヒラマサジギングはかなり手堅い釣りとなることが多い。朝一のキャスティングで魚が出なくても、ジギングなら間違いなく出る、といい放つ船長もいるほど。

しかし、オフショアの場合、ショアとは比べ物にならない大型がヒットする可能性もある。ショアからの目標である10㎏クラスは「まあ、悪くないサイズだよね」という程度で多くのアングラーはまずは20㎏、そして目標は30㎏超えとしているのだ。

ヒラマサ

オフショアではとにかく一発目の走りを止めることが重要だ。しかし大型が掛かった場合はドラグガチガチでは人間の方が持たない。正確なドラグセッティングは重要となる。

基本はボトムタッチさせた後、船長からアナウンスがあったレンジの少し上までメタルジグをシャクり上げていく。オフショアの場合、ドテラ流しでかなりラインを出しているような状況以外ではそこまで大きくシャクらなくてもメタルジグは十分に動く。

ロッドの振り幅少なめの省エネジギングでも十分にターゲットはヒットするのだ。もちろんビシバシと大きめのアクションに反応が良いときもあるので、周りの状況と自分の体力に合わせて変えてみるとよいだろう。

魚が掛かった場合、10㎏程度であれば、その引きを存分に楽しみながら取り込むことができるだろう。しかし20㎏を超えてくるとそうはいかない。ラインを出されては巻き取るを繰り返しながら、やるか・やられるかの体力勝負となることを肝に命じておきたい。

オフショアジギングタックル

オフショアでのタックルは時期や海域、そして自分がどのクラスを狙っているのかによって変わってくる。もちろん来たるべき大型に備え相応のタックルで挑むのも悪くはないが、体力的な負担が大きくなってしまう。

通常であれば10㎏クラス程度を視野に入れている。この場合のラインはPE2.5程度でも十分に獲れるし、3号を入れておけば余裕だろう。フィールドによっては余裕を持って300m入れておけば安心できる。リーダーは50‌lb程度がよいだろう。

大型が狙える春先などでそれをターゲットとしているなら、4号をセットしたい。リーダーは80‌lbをチョイスしよう。もちろん、30㎏クラスが掛かれば、これでも心細いが、ジギングではそれほどの大型が食ってくる確率が低い。しかし可能性はゼロではない。実際にジギングで30㎏オーバーを釣った人もいる。

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