釣れる! SLJで狙う イサキ

スポンサーリンク

初夏の超人気者

梅雨入りから釣果が上向き始め、夏場にかけてよく釣れる人気ターゲット、それがイサキです。

人気の要因は、やはりその上品な食味にあると言っても過言ではないでしょう。煮ても焼いても良し、もちろん刺身も最高です。

釣り方はエサではカゴ釣りがメインとなりますが、フカセ釣りでも嬉しいゲストとして上がることがよくあります。また、近年ではルアーでの釣り方が確立されて、ショア・オフショア問わず人気急上昇中です。

ルアーでイサキを狙うメリットの一つに型が望めるということがあります。オキアミなどの小さなエサよりも、ルアーにアタックしてくる個体はそれなりに大きなものが多いということです。

オフショアで狙う

軽量なメタルジグを狙うスーパーライトジギングで狙うのが流行りです。

初夏のターゲットとして定着しつつあり、専門に狙う遊漁船も多くなってきました。近年人気の高い、ライト系のジギングで狙えるというところが要因でしょう。

 ライト系ジギングとはスーパーライトジギング(SLJ)を代表するように、軽量なメタルジグとライトなタックルを使用してさまざまなターゲットを狙うジギングのことを指しています。メインターゲットを決めていることも多いですが、五目的に釣れるものを釣るというスタイルが一般的です。タイラバと同時にやれることもあり、近年急速に人気が高まってきました。

タックル

ポイントとなるのは、水深が50〜70m前後のところが多く、使用するメタルジグは基本的に100g以下となります。ロッドは60〜100g程度のメタルジグを扱えるものであればよいでしょう。

そんなに激しくシャクって誘うわけでもないので、多少ロッドの適正値より重いメタルジグを使用しても問題ありませんし、スロージギング用やタイラバ用のロッドでも問題ありません。

リールはベイト・スピニングどちらでもよいですが、ワンピッチ・ワンジャークを基本に誘っていくのならスピニングのほうが扱いやすいでしょう。

ラインはイサキのみを狙うのであればPE0.6号で大丈夫です。しかし、実際にはマダイや青物がアタってくることも多いため、0.8〜1号程度を使用しておいたほうが安心できます。また、イサキ「磯魚(イソキ)」と呼ぶ地方もあるように岩礁帯に潜む、いわば根魚のようなものです。リーダーは気持ち太めの5号程度をチョイスしたほうがよいでしょう。

ベイトがカタクチイワシのシーズンはシルエットの小さいメタルジグが有効になります。

メタルジグは水深に合わせて40〜80g程度がメインとなってきますが、ベストシーズンとなる6〜7月はベイトがカタクチイワシとなっているパターンが多いです。ルアーフィッシングの基本である「マッチ・ザ・ベイト」に乗っ取って、ルアーのシルエットはなるべく小さめのものを選んだほうが釣果が上向く傾向にあります。同重量ならタングステン製のものが鉛製のものにくらべて大幅にシルエットが小さくなるため、ライト系のジギングでは人気も実績も高いです。特にマダイやイサキ狙いの場合はタングステンを使用しているアングラーが非常に多いため、釣果第一で考えるなら多少高価でも購入しておいた方がよいでしょう。また、イサキの場合はフックにもこだわりたいところです。

イサキはキラキラと光を反射するものに対して好反応を見せます。平打ち加工がされているものはフラッシング効果が高く、ターゲットがフックにアタックしやすくなるので釣果アップが望めます。

誘い方

誘い方は難しく考える必要はありません。あまり速いスピードでメタルジグを動かさない、それだけです。イサキは基本に根周りにいますが、そこそこ遊泳力もあるため、ロックフィッシュのように、神経質にボトムを意識して攻める必要もありません。ボトムタッチ後に船長の指示のあったレンジの少し上までジグをシャクっていばよいのですが、ゆっくりとしたワンピッチ・ワンジャークを基本に、これを小さなピッチでやったり、大きめにシャクったりします。またロッドを大きくジャークしてフォールをしっかりと取るスロー系ジャークも効きます。もちろんタダ巻きでも十分に釣果は得られるので、さまざまななものを試してみて、そのときにヒット率が高いものを選んでいけばよいでしょう。また、何も動かさずに水中でメタルジグをステイさせるのも意外と効果的です。船の揺れでオートマチックに誘いとなるのです。

イサキの引きはパワフルです。特に反転一発目は青物を彷彿されるくらいに強力です。

イサキの引きは青物を連想させるほど強烈です。サイズが同じであればイサキのほうが強いのでは? と思えるくらいです。このパワフルな引きもイサキがターゲットとして好まれる一つの要因かもしれません。

注意事項としては、取り込みの際に抜き上げをしないということです。イサキは口が非常に柔らかいため、口切れでバラす可能性があります。確実に上アゴにフッキングしていることを確認できなければ、タモで取り込んでもらうことをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました