馬上憲太朗監修 瀬戸内メバル特化 フィネッツァプロトタイプS.T.リミテッド

瀬戸内海。いくつもの都道府県に面した内海であると同時に、潮流が速いポイントが多く、ライトゲームにおいては攻略難度が高いポイントです。こういったフィールドは、リールやラインだけではなくロッドにもこだわりたいところです。

そんなハイレベルな瀬戸内攻略のために作られたロッドが存在します。それが「フィネッツァプロトタイプS.T.リミテッド」。もちろん瀬戸内海だけではなく、流れの速いフィールドには強い味方となってくれるでしょう。

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潮通しの良さが生む好条件

ライトゲームを楽しむ釣り師の中には、こう思う人もいるでしょう。「そもそも流れが激しい場所を選ばなければよいのでは?」。

それでもよいのですが、流れが激しい、つまり潮通しが良い場所は好条件が揃いやすいのです。

潮通しの良い場所は、常に新鮮な海水が入ってきてプランクトンを集めてきてくれるというのは、皆さんもよくご存知なことと思いますが、同時にメバルが外敵から身を隠しやすい場所も多いのです。テトラや敷石はもちろん、ゴロタ、海藻、沈み瀬などの天然の隠れ家も多い。特にアフターメバルはこういった障害物周りにいることが多いので、安全に狙える湾内より、釣果が期待できます。

ただ流れが程良いエリアはよいのですが、瀬戸内のように流れが速い場合は軽量リグだと、あっという間に手元まで戻ってきて、そもそも釣りにならないことも。そのためにキャロやフロートをはじめとする重いリグがあり、今回紹介する「フィネッツァプロトタイプS.T.リミテッド」のような瀬戸内海対策のロッドもあるというわけです。

外灯がなくてもこういった潮通しが良く、海の障害物が多そうな場所は期待できる。

フィネッツァプロトタイプS.T.リミテッドのコンセプト

「S.T.」とは瀬戸内の意味。徹底的に速い潮に対応するロッドを意識したセッティングが施されています。激流に負けないリグを操作できるようにティップを始め、各種のバランスをとっています。

自分のメインフィールドが速い潮が流れる方はもちろん、天候変化などの影響を鑑みたセカンドロッドとしても活躍できる、おすすめのロッドです。

瀬戸内海の最西端、関門海峡。ここも潮流が激しいエリア。しかし、メバリングでかなりの釣果が上がっている。

各モデルの使い分け

20GFINPC-742ML-T

こちらはベイトロッド。ベリーに張りがあるので、小さなメタルジグやマイクロワインドの釣りでの操作がしやすい。ドリフトさせながらの釣りでも、強い潮流に負けないようにバット、ベリーの強さがあり、フッキングがしっかり決まり、流れに負けず引き寄せるパワーを持っています。

ティップは硬めで、プラグよりもメタルジグ、重めのジグヘッドに特化。ベイトロッドの特性を生かしつつタイトに攻めていきたいですね。

20GFINPS-752L-T

メタルジグ、軽めのキャロ、ワインドなどのリアクションバイトを意識したセッティング。ベリー部は硬めに設定されており、激流の中でもリグをしっかり動かすことができます。

バットパワーも強いので、シーバスやチヌなどの思わぬゲストがかかったとしてもやりとりが可能です。

20GFINPS-7112ML-T

プラグやメタルジグ、フロート、キャロなど重量系の扱いに特化したモデルです。実はティップの張りを生かした遠投が得意で、おかっぱりメインのメバリングには嬉しい1本。

フロート、キャロなどの長いリグをキャストする場合にもベリー部の硬さを調整し投げやすく設計されています。

その他特徴

全モデルにチタンフレームトルザイトリングKガイドを採用。写真はベイトモデル。

全モデルにチタンフレームトルザイトリングKガイドを採用。写真はスピニングモデル。

スピニングモデルには軽量細身なVSSリールシートをダウンロックで採用。ベイトモデルには高感度で繊細なリグ操作が可能なECSリールシートを採用。

グリップ部を最小限にとどめることで軽量化し、繊細なリグの操作を可能にします。

ジョイントは高精度なスピゴットフェルールで、スムースなベンディングカーブを実現。

グリップエンドデザイン。

マテリアル&テクノロジー

オリムピック独自の4軸カーボン技術「スーパークワトログラファイトクロス」によって運動性能がアップ。潰れにも強くバット、ベリー、ティップそれぞれの強化につながっています。

強い潮流に対応できるロッドはこれらの技術によって支えられているのです。

また、素材はナノアロイテクノロジーを採用。高弾性でありつつ丈夫なロッドを実現しています。

問い合わせ/オリムピック ℡ 06-6533-8988 

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