コウイカは夜行性で日中は砂地に身を隠しています。基本的に捕食活動は日が沈んでから活発になりますが、産卵のために堤防に接岸するシーズンは昼間でもエサを追うようになります。
沖の深場から浅場へと押し寄せてくる大潮の日が狙い目です。最もアツい時間帯は満潮と日没が重なるときです。
仕掛け

使用するロッドはエギング用ロッドのMクラス。シーバスロッドでも可能です。リールはダブルハンドルのものが良いでしょう。
メインラインはPEライン0.8号。リーダー2号を40㎝とり、トリプルサルカンを結びます。エダスは50㎝、捨て糸25㎝ほどを垂らします。
エダスにSサイズのスッテを装着。シンカーの重量は潮の速さや水深によりますが、コウイカのよく釣れるエリアだと5〜10号を使うことが多いです。



釣り方

コウイカが岸に近づいて来ている朝、夕のまづめ時は足元から徐々に沖へと探る範囲を広げていきます。
シンカーで底を叩きながら進んでいくと砂地に隠れていたコウイカがびっくりして砂から顔を出します。そのときベイトに似たスッテが目の前を泳いでいるので反射的に飛びつくといった具合です。
基本的な狙い方は、まずスッテをキャストし、シンカーが着底するまでラインを出します。底が取れたら余分なラインを巻き取ります。

ここから一定の速度で巻いていきます。
ダブルハンドルのリールは回転速度にバラつきがあまりないので、ナーバスになっているコウイカに余計なプレッシャーを与えないというメリットがあります。
釣り方のコツはハンドルを5回転させてから10秒程度そのままにしておきます。
ある程度巻いて止めておくと、コウイカがスッテに飛びついてきます。巻いて止めるというメリハリがあるのとないのとでは釣果に差がでます。
アタリとアワセ方

シンカーを止めておくと、潮の流れがあるときはスッテが浮き上がるのでコウイカのアタリは鮮明です。捕食のためスッテを引っ張っていこうとするので、ライン引きのアタリになります。
逆に潮が動いていないときはスッテも海底に止まっているので重たくなる感覚です。
いずれにせよ、激しくアワセるのは厳禁。フックに乗せるイメージでロッドを立てると良いでしょう。そのあとは定速で巻き上げます。取り込みはタモを使いましょう。
