
ナイトゲーム=常夜灯。というイメージがついているように、アジングも基本的に常夜灯が好スポットです。しかし常夜灯で必ずアジが釣れるのかといわれればそういうわけでありません。そこが釣りの奥深いところ。他にも常夜灯周りにアングラーがたくさんいて、ロッドを出せないなんて状況も考えられます。そんなとき「あきらめた」というのは、いくら何でも早計です。
常夜灯周りが釣れないとき、闇夜でどうやってアジを釣るのでしょうか?
暗闇のアジングは意外と悪くない?

「常夜灯周りは一級ポイント」というのは間違いないですが、絶対にそこが一番釣れるかといえばそんなこともないのです。
むしろ尺アジはそれを逆手に取り、暗闇に潜んでいることもありますので、意外とサイズアップに有効ともいえます。ただ闇雲にルアーを投げても望む釣果は得られません。では、どこにルアーを投げればよいのでしょうか?
大事なのは潮通しの良さ

そもそもなぜ常夜灯が釣れるのかといえば、夜間はそこにしか光がないためピンポイントでプランクトンが集まりやすく、それをエサとしてアジが集まりやすいからです。では、暗闇の中だったらアジはいないかといえばそんなことはありません。普通に回遊しているアジもいますし、必ず常夜灯周りにプランクトンが集まるかといえばそんなこともありません。
重要になるのが潮通しの良さです。光以外でプランクトンが集まりやすい環境を考えると、潮通しの良さは欠かせないポイントです。なので、テトラや堤防の先端など潮がヨレやすい場所は暗闇ではおすすめです。
テンポ良く広範囲に探ることが大切
闇の中でアジングをするとしたら、最初に悩むことはレンジやキャストするポイントです。
常夜灯には明るい場所と暗い場所の間で食ってきやすいというセオリーがあるので、それに沿ってさまざまな角度で釣ればよいのですが、暗いとそういった基準はありません。レンジについてもハッキリとした基準はありません。
「常夜灯がないから、ボトムに潜んでいそう」と考えるのもまた安直です。どこにアジのベイトがいるかはわからないので、暗闇では広範囲を探る必要があります。
レンジを決めつけず、根気強く幅広く探りましょう。
