タイラバのネクタイ交換時にも必須のニードル。これが100円。実際に使ってみましたので、詳細と使用感をレポートします。


各部詳細
全体的に少し大きめ

金属部の長さは55㎜。対して持ち手部は85㎜と男性の手でもしっかりと握れるサイズ。釣り道具専用として売られているものはこんなに長くないものが多いので、手芸部品などの型物でしょうか? 使い勝手は問題ありません。
先端部の開閉はスムーズ

上から全開、半開、全閉。釣具店で売られているメーカー品と同じレベルで使えます。
強いて言えば、開閉するアゴの部分が緩い感じ。これは個体差があるかもしれません。ちょっと緩いのでペンチで挟んで狭くしたいところですが、不具合が起きそうなのでやめておきました。
通常使用で壊れるといったものではありませんので、耐久性は普通でしょう。
つかめるサイズは1㎜くらい。タイラバだとネクタイは問題なさそうです。
握りやすい持ち手部と謎の穴

指を置く場所に滑り止めのような凸ラインが2本入っており滑りにくく、幅は13㎜ほどとちょうど良いので握りやすいです。

尻手に付いているこの大きな穴は何に使うのでしょうか? 小さい方は紐などを通すのによさそうです。ゴム通しにしては持ち手が太いので使いにくそうです。フックなどに掛けておくのに向いているようです。
ネクタイ通し

ネクタイを通してみましょう。まずは、シリコンラバーにニードルを通します。スムーズに通りました。

次に、ネクタイをニードルの先端に掛け、閉じます。
ここで少し問題。アゴが緩いのでネクタイの弾力で開いてしまいます。写真のように横向きにして、あまりニードルを振らないようにすると閉じたまま使えました。

引き抜いて完成。後は手でネクタイを引いて長さを調整するだけです。ここはスムーズに行うことができました。使い勝手に問題はありません。
スカートを交換する
ご存知の方も多いと思いますが、バラバラになったスカートを交換するのは面倒です。なので、あえて行ってみました。もちろん、ダイソーのタイラバで行っています。

まず、バラバラになったスカートって、まとめるのが大変ですよね。なので、コピー用紙で箱のようなものを作り、まとめやすくします。さすがにピッタリとはいきませんが、気にならない程度に揃えることができます。

まとめたネクタイを二つ折りにして、真ん中にラインを通します。ラインは何でも良いのですが、滑りやすいものが使いやすいです。写真はナイロンラインの1.5号(6lb)を25㎝ほど使いました。

二つ折りにして輪を作ります。

先にシリコンゴムを通したニードルで、ラインを2本とも掴みます。

今度はシリコンゴムをラインに通します。

ラインを引きながら、シリコンゴムをスカートに通します。さほど力はいりませんでした。

ラインと同じように、スカートの二つ折りの真ん中にニードルを通します。

少しずつ指で引きながら、スカートの半分をシリコンゴムから抜いて完成。

さほどズレることなくシリコンゴムにスカートを入れることができました。
アシストライン通しにも便利

通しにくい、アシストラインも楽に通すことができました。
総評
これは買いですね。アゴ部が緩いというのはありますが、個体差かもしれませんし、それを含んでも持っていて損はないでしょう。
釣り用タックルボックスの中に、ネクタイケースの中に、自宅にと、複数買い揃えておくことができる値段なので、現場はもちろん自宅での釣り具メンテも楽になりそうです。