
なんと、2月発売予定だった「23コルト・プロトタイプ」が大幅前倒し発売となったことが、オリムピック公式ツイッターで発表されました! 順次出荷とのことなので、すでに手元に届いている方もいるかもしれません。2023年大旋風を巻き起こすこと間違いなしのこのロッドの凄さを改めて確認してみましょう。
最大の進化は新開発カーボンリールシート「OP-01」


「23コルト・プロトタイプ」で大きく変更したポイントは、やはりこのオリムピック独自開発のカーボンリールシート「OP-01」でしょう。熱可塑性カーボン、「トレカ®短繊維強化ナイロン樹脂PA610」を採用したことにより、軽量化、剛性、感度が飛躍的にアップ。
握りやすさにもこだわったラウンドバック形状を採用しているので力まず、包み込むようなホールド感。大胆に肉抜きした形状により、さらなる軽量化に成功しブランクタッチもしやすくなっています。


さらにPA610ポリマーのうち、60%が植物由来で、持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)に配慮した材質となっています。

他社にも形が近いグリップは存在しますが、OP-01は高強度が特徴。他社と比較して同じたわみ量を得るために必要な力が、なんと1.85倍もの差があり、高高度な素材で作られています。

遠投モデルでグリップ力が求められる672L-HS、そして先行発売された782ML-HSにはこれまで通りIPSリールシートを採用。ブランクタッチしやすいフロントグリップレスは健在。適材適所に求められるグリップを付けてくれるオリムピックらしい配慮です。
徹底的に軽量化されたロッド

今回のロッドでもう一つ注目したいのが、ロッドの軽量化。新モデルはなんと最大6gもの軽量化に成功しています。
実際に比較してみると以下の通りになります。
モデル | 旧型モデル重さ | 新モデル重さ | 比較 |
---|---|---|---|
552UL-HS | 51g | 45g | -6g |
602L-HS | 54g | 49g | -5g |
642UL-HS | 54g | 49g | -5g |
672L-HS | 62g | 61g | -1g |


軽量化の理由はやはり新型グリップの影響が大きいです。しかし、あえてリールシートを変更しなかった672L-HSについても、スペックをほとんど変えずに1gの軽量化しています。

さらにガイドトップにはチタンフレームSiC-Sリングガイドを新たに採用。ティップ、ベリー、バットには軽量なチタンフレーム・トルザイトリングガイドを採用し、ロッドの持ち重りを軽減しています。

ジョイントは高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用し、スムースなベンディングカーブを実現。
オリムピックが人気の理由はブランクスにあり





オリムピックに置いて最大の特徴。それは「我々は、ブランクスメーカーです」という自負を裏付ける徹底的にブランクス性能にこだわった技術でしょう。
東レ最高強度の33t炭素繊維である「トレカT1100G」に弾性と破壊靭性を両立させるための「ナノアロイ技術」。さらにオリムピック独自技術の「スーパークワトログラファイトクロスLV」を採用。「G-MAPS製法」により粘り強さもある究極の軽量ブランクスは他社には真似できません。
感度を数字化する「O.S.S.」により、抜群の高感度を徹底管理。他では拾えないアジの繊細なアタリも見逃すことはありません。
12月より順次出荷モデルのラインアップ

23GCORPS-552UL-HS〈ハードソリッドティップ〉

シリーズ中最もマイルドなフィネス系モデル。リグの操作性や感度を損なうことなく、よりスムーズに深く曲がりこむアクションバランスに設定。指先から直接ラインを手繰っている感覚に陥るほどの感度を有し、アジの微かなバイトはもちろん、潮の重さの変化まで明確に把握できるほど。ショートロッドのメリットを最大限生かしつつ、バットのツッパリによるブレイクを無くした新しい感覚のコルト・プロトタイプです。
Lenght (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | 価格 (税抜) |
1.65 | UL | Extra-Fast | 45 | 84.8 | 0.6 | 2 | MAX1.5 | MAX2 | 41,000円 |
23GCORPS-602L-HS〈ハードソリッドティップ〉

シリーズの中核をなすジグ単特化モデル。ピンと張ったピアノ線のような感度と徹底的に軽量、小型化したグリップデザインを持つまさに23コルト・プロトタイプを代表する一本。アクションはパリッとしたチューブラーにやや深く曲がる極細ソリッドを継いだ王道のパッツン系。使えば使うほどロッドと感覚がリンクする楽しさを味わえる一本です。
Lenght (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | 価格 (税抜) |
1.83 | L | Regular-Fast | 49 | 94 | 0.7 | 2 | MAX3 | MAX2.5 | 42,000円 |

23GCORPS-642UL-HS〈ハードソリッドティップ〉

6.4ftというオールマイティーなレングスにULアクションのしなやかさを持ったロッド。しっかりと追従するティップセクションにより軽量なリグをストレスなく扱えるのと同時にライトキャロからメタルジグ、プラグまで一本でカバーできる優等生的モデルです。日本全国あらゆるフィールドでマッチする絶妙なアクションに仕上げました。
Lenght (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | 価格 (税抜) |
1.93 | UL | Regular-Fast | 49 | 99 | 0.7 | 2 | MAX2 | MAX2.5 | 44,000円 |

23GCORPS-672L-HS〈ハードソリッドティップ〉

足場の高いポイントや磯などでもリグの操作感を失うことなく攻められるストリームモデル。ジグ単はもちろん、ライトなフロートの釣りにも対応。とっさの握りこみもしっかり支える細身のIPSリールシート採用。大型のターゲットに対してもトレカ®T1100Gの粘りと、スーパークワトログラファイトクロスLVの剛性が相乗的に働き、余計に走らせることなく魚を浮かせます。
Lenght (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line PE(号) | 価格 (税抜) |
2.01 | L | Fast | 61 | 102.9 | 0.7 | 2 | MAX5 | MAX0.4 | 45,000円 |
22GCORPS-782ML-HS〈ハードソリッドティップ〉

重量級フロートやキャロ専用の長尺パワーモデル。フロートリグの遠投による沖のシモリやブレイクへのアプローチはもちろん、キャロでのディープ攻略まで視野に入れたパワー設定。ヘビー級リグにメリハリをつけてアクションできるレスポンスと、ロングディスタンスでもアジのアタリをしっかり感じとれる繊細さを併せ持つロッドです。
Lenght (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line PE(号) | 価格 (税抜) |
2.34 | ML | Fast | 70 | 119.7 | 0.8 | 2 | MAX20 | MAX0.6 | 45,000円 |
秋発売予定のチューブラーティップモデル「612L-T」も大注目!

唯一チューブラーティップを採用した612L-Tには「トレカM40X」を採用。「T1100G」よりも高弾性な炭素素材で強度も従来の30%向上した素材で、旧コルト・プロトタイプにはなかったチューブラーモデルが登場。2023年秋発売予定です。
23GCORPS-612L-T<チューブラーティップ>

適応能力の高さでシーズン・場所を選ばずカバーできるオールラウンダーモデル。チューブラーの持つ軽量感と反響感度はそのままに、先径を限りなく細くすることで、今迄にありそうでなかったソリッドライクなチューブラートップを採用。さらに、軽量・高感度化に大きく貢献するトレカ®M40Xを積極的に採用することで、操作性・感度を飛躍的にUPしています。
Lenght (m) | Power | Action | Weight (g) | Close (㎝) | Top Dia (㎜) | Section (pcs.) | Lure (g) | Line (lb) | 価格 (税抜) |
1.85 | L | Fast | – | 95.1 | – | 2 | MAX3 | MAX2.5 | 43,000円 |

問い合わせ/オリムピック ℡ 06-6533-8988