マッチ・ザ・ベイト ルアーのサイズ選びの基本とは

ルアーのサイズを選ぶ上で、最も重要な基本事項がある。それは「マッチ・ザ・ベイト」。

そのときどきでターゲットとなる魚が捕食しているベイト(エサとなる小魚や甲殻類など)にルアーを合わせるということだ。これにはルアーのアクションやサイズ、カラーなどが含まれるが、ここではサイズについて述べていきたい。

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ターゲットとなる魚が今、何を捕食しているのか? 

これを知るには経験と知識がなければなかなか難しいところだ。ターゲットとなる魚の生態や食性を詳しく調べる必要があるし、地域によっても異なってくる。

足元にいるベイトフィッシュのサイズが分かればルアーのサイズチョイスも見えてくる。

釣り場に立って、マッチ・ザ・ベイトをはかる上で一番簡単な方法は足元を見ることだ。ルアーフィッシングでは、ベイトの有無が釣果を大きく左右する。目で見える範囲にベイトとなる小魚がいれば期待は大だ。慣れてくれば、その小魚の種類が何なのかも次第に分かるようになってくる。イワシなのか、イナッコ(ボラの幼魚)なのか、コノシロなのか。経験を積んでベイトとなる小魚の種類が分かればどのようなルアーを選んだらよいのかだいたい分かるようになってくるが、とりあえずは見えるベイトの大きさにルアーサイズを合わせることが基本となる。

釣れたキジハタが吐き出したベイトはエビ。使用ルアーのカラーはオレンジ。まさにマッチ・ザ・ベイト!

また、魚が釣れたときにその魚が口から食べていたものを吐き出すことがある。それにルアーサイズを合わせるとより高い釣果が見込めるようになる。どうしてもサイズが分からないときは周りの人がどのようなルアーを使っているか観察するとよい。多くの人が同じような大きさのルアーを使用していれば、同じサイズのルアーを選んで使うとよいだろう。

ルアーは大きいものから使う

どのようなサイズのルアーを選んでよいのかまったく分からない場合、ちょっと大きめのものから使い始めることをおすすめする。大きいルアーのほうが目立ちやすく、ターゲットとなる魚に発見されやすいからだ。

ルアーに引っ掛かったコノシロ。こんな大きな魚もフィッシュイーターのエサとなっている。

ターゲットとなる魚の活性によっても、ルアーのサイズ選びというのは変わってくる。活性が高いときはとにかく目に付くものを捕食しようとする。目立つルアーのほうが釣果を得やすくなるのだ。「こんな大きなルアーで釣れるのかな?」と思うこともあるが、自分よりも大きなルアーにアタックしてくる魚もいる。

逆に魚の活性が低いとき、食い渋っているときには小さめのルアーを選ぶとよい。そういった状況では魚はなるべく捕食しやすいエサを獲ろうとしている。小さくて、弱くて、食べやすいと思わせるルアーを選ぶことが釣果に繋がりやすくなってくる。

ナブラが湧いている様子。こんな光景に出くわすとアングラーも興奮する。

通常、釣り場に行っても魚の活性が高いのか低いのかは判断できない。あちらこちらでボイルやナブラ(魚が水面でエサを捕食していたり群れている様子)が湧いていたら活性が高いと予想できるが、そのような状況はそうそうない。

そこでまずは大きめのルアーを投入して魚の活性を伺う。様子を見て全く反応が得られなければ徐々にルアーサイズを小さくしていくというのがセオリーとなる。

ターゲットのサイズに合わせる

ターゲットとなる魚の大きさに合わせてルアーサイズを選ぶことも重要だ。より大物を狙いたいのならばより大きいルアーを使うと効果的だ。小さい魚がなかなか食い切れないような大きなルアーへは大きな魚がアタックしてくる。これは特にアジやアオリイカ狙いで有効となってくる手段だ。

小型のアジを避けるために、大きめのワームを使うのも有効な手段だ。

アジングで小アジばかりがアタってきて、もう少し大型を狙いたい! というときには思い切ってルアーサイズを大きくする。小さなアジは弾いて食い切れなくなるので大型に的を絞って釣りを展開しやすくなる。

エギングでは釣れるイカのサイズにエギを合わせることは基本だ。

エギングではターゲットとなるアオリイカのサイズに合わせてルアーを選ぶことは必須だ。秋の小型しか釣れない時期には小さめのルアーを使い、春の大型が狙えるシーズンになれば、大きめのルアーを選ぶということが基本となっている。

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