アジメバ爆釣! 2ケタを確実に目指すライトゲーム

メバリング&アジング

厳寒期から春にかけて岸から手軽に楽しめる釣りとして、人気なのがルアーでアジやメバルを狙うライトゲームだ。

これから有効な釣り方をマスターして、好シーズンを楽しもう!

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アジとメバルが好釣するポイントとは?

常夜灯周辺はプランクトンをはじめ捕食対象のベイトが集まりやすい。明るみだけでなく、暗部も狙う価値あり!

エサで魚を寄せることのないルアー釣りでは魚の居場所を探し、ターゲットが多くいるエリアを目指す。好釣する場所を求めて転戦するランガンが有効な場合もあれば、特定の場所で回遊待ちして粘るのも良い。1〜2月のアジは近年釣果が落ちているものの、タックルの使い回しができるのでメバリングを同じタックルで楽しむことができる。

アジは回遊性が高い青物で、良型は流れが利くところを好む。アジというと湾奥で釣れる印象があるが、アミやムシについている場合は別だとしてそこでは小型が多い。一般的に「新月に常夜灯のある漁港」というのがメジャーだが、それに加えて考慮すべき点がいくつかある。

底に岩や藻が点在する砂地

流れが利くポイント(本流筋が近い。当て潮なども有望)

エサでもよく釣れているエリア

これらの項目を踏まえ、潮位のタイミングを見計らって釣行するのが望ましい。

根魚に属するメバルは、身を潜められるところ(ストラクチャー)が豊富な場所が有望。藻や捨て石がある漁港をはじめ、テトラ帯や地磯、ゴロタなどがポイントとなる。

メバルを狙う場合も良型を数釣りたいならベイトが溜まりやすい反転流などを探るのが良い。ベイトが寄っていないときはストラクチャーを撃って拾い釣りをしよう。

おびただしい数の小魚がかたまりで回遊する光景が見られたらチャンス大。かたまりの周辺をスピーディーに探ると良い。

アジもメバルも波止や地磯など気軽にアクセスできる場所で釣れる。人気のスポットに釣り人が集中する傾向が見られるが、竿抜けポイントはいくつもあり、注目されていない釣り場で人知れず好釣しているエキスパートがかなりいる。

ポイントとしては、潮通しが良く、身を潜めることができるストラクチャーが存在する場所。ナイトゲームでは、常夜灯が設置された漁港などが高実績。同じエリア内であれば同条件の場所で同じような釣果が見込める。

ちなみに、双方とも実績が高いのは夕まづめ。一方の朝まづめは放射冷却の影響により水温が著しく低くなっている。

身近で釣れる主なポイント

本命やベイトが溜まる漁港

ベイトとともにアジやメバルも溜まりやすいポイント。常夜灯の光の下はもちろん、足元際や船道、藻場も狙い目。

ストラクチャーが豊富な地磯

地磯やゴロタは、根に着く傾向があるメバルのストック量が多い。これからの時期、デイゲームや夕まづめに連発することが増える。

潮通しのいい海峡や瀬戸

流れを好む良型のアジは本流の中や底付近でアタリが頻発し、メバルは反転流や流れが当たるストラクチャー際でヒットする。

ライトゲームでは専用タックルが欠かせない

ライトゲームでは1g以下のものを含む軽量ルアーを主に使用する。これをキャストして操作するには軽いルアーが扱えるライトゲーム専用ロッドと水の抵抗を受けにくい極細ラインが必要だ。

中でもアジングでは、感度と操作性に優れた掛け調子のロッドが用いられる。

アジング

ここで「乗せ重視のメバリングロッドはアジングで使えないのか?」という質問をよく耳にする。結論としては、アジが釣れないことはないが、感知できるアタリの数が格段に減り、釣果は下がる。

アジの口の中の硬いところにハリ掛かりさせるには軽いルアーを吸い込ませ、コツッという微細なアタリや糸がフケるアタリを取って掛けにいくのがセオリー。わずかな魚信を吸収するしなやかなロッドだとアタリが拾えない上にアワセのタイミングが遅れる。アワセを魚任せにすると切れやすい口の横に掛かるケースが増え、特に良型は取れないのだ。

メバリングタックルに関して言うと、春の型狙いでは重めのルアーが使えるロッドが望ましい。これからのシーズンは重めの2g以上のジグヘッドをはじめ、プラグやフロートなど10g前後のものをキャストする場合がよくあるからである。

良型が数出る時期は専用タックルで挑んでほしい。

ライトゲームで必要なルアーとアイテム

ライトゲームにおけるスタンダードなルアーはワームとジグヘッドのコンビである。

これだけの仕掛けをジグヘッドリグと呼び、それぞれの形、カラー、長さ、重さなどをローテーションするだけで幅広い攻め方ができる。フロートリグやキャロといった仕掛けにするときも先端のルアーはおおむねジグヘッドリグである。現在は多くの釣具店で専門コーナーが設けられており、それぞれの地域におけるおすすめ品が詳しく紹介されているから参考にしよう。

ライトゲームではストレートタイプのワームが主流で、アミなどの極小ベイトについているときはショートタイプ、小魚を捕食している時期にアピールさせるのにロングタイプがよく使われる。なお、アジはルアーを沈ませている最中に食ってくる例が多く、高活性なメバルは横に引いているときに頻繁にアタックしてくる。ワームは長さや素材の軟らかさ、ボディの潮受けによってアクション性能が異なる。

一般的にはフォールで誘うのがメインとなるアジングでは、潮を受けやすいリブの深いワームが向く。

吸い込みの良さを考慮するとソフトな素材のものを選び、ジグヘッドは軽い方がいい。しかし、自重が軽いと遠投できず、深場も狙いづらい。そのようなときにリーダーにキャロやスプリットなどのシンカーをセットし、ヒットする層を意識しながらルアーをゆっくり沈めて食わせの間を作って誘う。

ビギナーには遠投が利き、ゆっくりとしたフォールが演出しやすいキャロリグがおすすめ。パターンがつかめたら近距離はジグヘッド単体、遠距離や深場はスプリットリグで攻めると手返しが早くなる。

それに対し、メバリングではルアーを引いて誘う攻め方と、フォールを活かして反射食いさせる2パターンが主な手段となる。

前者で用いるのは、潮を受けにくいリブが浅いワームのジグヘッドリグのほか、リトリーブするとアクションするプラグである。これをベイトが溜まるスポットやメバルが居着くストラクチャー際でスローに引く。後者の攻め方では自重のあるジグヘッドリグやメタルジグで藻場を狙ったり穴撃ちするのが効果的だ。

乗りが悪いときに重宝するアシストフック。特にアジングでミスバイトが多発するときに使用するとバラシが軽減できる。

シチュエーション別攻略パターン

重要なのがアプローチ法。アジングとメバリングで共通する攻め方もあれば異なる点ももちろんある。

前述した通り、アジにはルアーのナチュラルなフォーリングが効く。狙いの層でラインを張ったまま巻かずに待ち、ルアーを流れに乗せて沈ませるのが基本。そのスピードやコースを調整するためにジグヘッドの重さを変えたり、ロッドをシャクって沈ませる高さを稼いだりする。

ルアーはそれぞれ効果的な使い方をする必要がある。その点、ワームのジグヘッドリグは一定の層を引いたり巻き上げてからフォールさせるリフト&フォール、ストラクチャーを叩きながら探るボトムバンピングなど多彩な攻め方ができる。ヒットするレンジやアクションが分かればそれがやりやすいルアーで探るのが効率的だ。ターゲットがベイトを活発に追うときはボリュームのあるルアーを引き、そうでない場合は流れやストラクチャーを意識しながらアクションやカラーのパターンを探す。

留意すべき点はルアーを流すコース

沈み瀬やカケアガリといったストラクチャーに対して潮上からアプローチし、流れが当たる側を攻めるのがとても有効である。そのため流れの強さや地形変化など釣り場の状況を把握してから狙いを定めて攻めるようにしよう。再度言うが、アジは回遊する魚だからランガンも手であるし回遊待ちもOK。ひとたびヒットしだすと連発が期待できる。また、数釣りのコツは時合を逃さないことである。

良型メバルの時合は水面が激しく湧くことで察知できる。その直前は中層でアピール性の高いプラグに高反応を示す。だから、さまざまなルアーを定期的にローテーションすることを推奨したい。

メバルを数釣りたいときは、テトラ際などのストラクチャーや底周辺をくまなくチェックしよう。型のよいメバルは明るい場所より常夜灯の光がかろうじて届く暗がりでヒットすることが多い。むやみに沖にキャストする前に、足元際の誰もが見落としがちなポイントを丁寧に探ってほしい。

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ノーマルよりもボディ体積があるため自重があり遠投可能。また表面積も大きく、引き抵抗感が強いためレンジキープも容易。
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