ついに解禁! コルト・プロトタイプの進化したポイントを解説

ついに発表されたコルト・プロトタイプ。アジングで常に注目の的だったコルトの上位機種にして抜群の感度と、値段以上のハイスペックを叩き出してきた逸品。まるで近代アジングを象徴するようなロッドでしたが、2023年にさらなる進化を遂げます。ではその進化したポイントをチェックしていきましょう。

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オリムピック独自のリールシート。OP-01

特に注目したいポイントは、オリムピックが研究に研究を重ね完成させたオリジナルリールシート「OP-01」。旧コルト・プロトタイプには「IPS」と「DPS」が使用されていましたが、今回登場したOP-01は熱可塑性カーボン、「トレカ®短繊維強化ナイロン樹脂PA610」を採用したことにより、軽量化、剛性、感度の飛躍的アップに成功。手のひらの懐にフィットしやすいラウンドバック形状を採用し、力まず包み込むホールド感を実現しました。大胆な肉抜きを施した形状で、ブランクタッチも簡単に行えます。

肉抜き穴に親指がジャストフィットするので握りやすく、ブランクタッチもしやすい形状になっている。

さらにPA610ポリマーのうち、60%が植物由来で、持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)に配慮した材質となっています。

また、他社にも形が近いグリップは存在しますが、OP-01は高強度が特徴。他社と比較して同じたわみ量を得るために必要な力が、なんと1.85倍もの差があり、高高度な素材となっています。

なお、遠投モデルでグリップ力が求められる672L-HS、そして先行発売された782ML-HSにはこれまで通りIPSリールシートを採用。ブランクタッチしやすいフロントグリップレスは健在。適材適所に求められるグリップを付けてくれるオリムピックらしい配慮です。

「トレカM40X」を最大限に利用したチューブラーティップモデル「612L-T」登場

発表されたモデルでは唯一チューブラーティップを採用した612L-Tには「トレカM40X」を採用。「T1100G」よりも高弾性な炭素素材で強度も従来の30%向上した素材で、旧コルト・プロトタイプにはなかったチューブラーモデルが登場。

他のモデルは基本的にハードソリッドティップが採用されており、そちらは「トレカT1100G」を採用。これまで通り「ナノアロイ技術」やオリムピック独自技術の「スーパークワトログラファイトクロスLV」を採用。「G-MAPS製法」により粘り強さもある究極の軽量ブランクスは健在です。感度を数字化する「O.S.S.」により、抜群の高感度は保証付き。誰にでもおすすめできるロッドに仕上がっています。

ラインアップは全6機種

ロッドのフルリニューアルで怖いのは、旧型と比べてラインアップが減り、自分の気に入っていたモデルがなくなること。しかし、今回のフルリニューアルはラインアップが少なくなるどころか4機種から先行発売されたモデルも含めて6機種にむしろ増加。旧モデルから存在するものも基本的な長さや調子は変えず、2〜6gの軽量化に成功しています。新旧の比較を用意したのでご確認ください。

モデル旧型モデル重さ新モデル重さ比較
552UL-HS51g45g-6g
602L-HS54g48g-6g
642UL-HS54g49g-5g
672L-HS62g60g-2g

軽量化の理由はやはり新型グリップの影響が大きいです。しかし、あえてリールシートを変更しなかった672L-HSについても、スペックをほとんど変えずに2gの軽量化を果たしてしまう技術力には脱帽します。

さらにガイドトップにはチタンフレームSiC-Sリングガイドを新たに採用。ティップ、ベリー、バットには軽量なチタンフレーム・トルザイトリングガイドを採用し、ロッドの持ち重りを軽減しています。

ジョイントは高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用し、スムースなベンディングカーブを実現。

さらにパワーアップした、コルト・プロトタイプ。2023年のアジングに大きな衝撃をもたらすことでしょう。

各ラインアップ紹介

23GCORPS-552UL-HS〈ハードソリッドティップ〉

2023年2月発売予定

シリーズ中最もマイルドなフィネス系モデル。リグの操作性や感度を損なうことなく、よりスムーズに深く曲がりこむアクションバランスに設定。指先から直接ラインを手繰っている感覚に陥るほどの感度を有し、アジの微かなバイトはもちろん、潮の重さの変化まで明確に把握できるほど。ショートロッドのメリットを最大限生かしつつ、バットのツッパリによるブレイクを無くした新しい感覚のコルト・プロトタイプです。

Lenght
(m)
PowerActionWeight
(g)
Close
(㎝)
Top Dia
(㎜)
Section
(pcs.)
Lure
(g)
Line
(lb)
価格
(税抜)
1.65ULExtra-Fast4584.812MAX1.5MAX241,000円

■GRIP TYPE A OP-01採用

23GCORPS-602L-HS〈ハードソリッドティップ〉

2023年2月発売予定

シリーズの中核をなすジグ単特化モデル。ピンと張ったピアノ線のような感度と徹底的に軽量、小型化したグリップデザインを持つまさに23コルト・プロトタイプを代表する一本。アクションはパリッとしたチューブラーにやや深く曲がる極細ソリッドを継いだ王道のパッツン系。使えば使うほどロッドと感覚がリンクする楽しさを味わえる一本です。

Lenght
(m)
PowerActionWeight
(g)
Close
(㎝)
Top Dia
(㎜)
Section
(pcs.)
Lure
(g)
Line
(lb)
価格
(税抜)
1.83LRegular-Fast48940.72MAX3MAX2.542,000円

■GRIP TYPE A OP-01採用

23GCORPS-612L-T<チューブラーティップ>

2023年秋発売予定

適応能力の高さでシーズン・場所を選ばずカバーできるオールラウンダーモデル。チューブラーの持つ軽量感と反響感度はそのままに、先径を限りなく細くすることで、今迄にありそうでなかったソリッドライクなチューブラートップを採用。さらに、軽量・高感度化に大きく貢献するトレカ®M40Xを積極的に採用することで、操作性・感度を飛躍的にUPしています。

Lenght
(m)
PowerActionWeight
(g)
Close
(㎝)
Top Dia
(㎜)
Section
(pcs.)
Lure
(g)
Line
(lb)
価格
(税抜)
1.85LFast95.12MAX3MAX2.543,000円

■GRIP TYPE A OP-01採用

23GCORPS-642UL-HS〈ハードソリッドティップ〉

2023年2月発売予定

64というオールマイティーなレングスにULアクションのしなやかさを持ったロッド。しっかりと追従するティップセクションにより軽量なリグをストレスなく扱えるのと同時にライトキャロからメタルジグ、プラグまで一本でカバーできる優等生的モデルです。日本全国あらゆるフィールドでマッチする絶妙なアクションに仕上げました。

Lenght
(m)
PowerActionWeight
(g)
Close
(㎝)
Top Dia
(㎜)
Section
(pcs.)
Lure
(g)
Line
(lb)
価格
(税抜)
1.93ULRegular-Fast49990.72MAX2MAX2.544,000円

■GRIP TYPE A OP-01採用

23GCORPS-672L-HS〈ハードソリッドティップ〉

2023年2月発売予定

足場の高いポイントや磯などでもリグの操作感を失うことなく攻められるストリームモデル。ジグ単はもちろん、ライトなフロートの釣りにも対応。とっさの握りこみもしっかり支える細身のIPSリールシート採用。大型のターゲットに対してもトレカ®T1100Gの粘りと、スーパークワトログラファイトクロスLVの剛性が相乗的に働き、余計に走らせることなく魚を浮かせます。

Lenght
(m)
PowerActionWeight
(g)
Close
(㎝)
Top Dia
(㎜)
Section
(pcs.)
Lure
(g)
Line
PE(号)
価格
(税抜)
2.01LFast60102.90.72MAX5MAX0.445,000円

■GRIP TYPE B IPSリールシート採用

22GCORPS-782ML-HS〈ハードソリッドティップ〉

発売中

重量級フロートやキャロ専用の長尺パワーモデル。フロートリグの遠投による沖のシモリやブレイクへのアプローチはもちろん、キャロでのディープ攻略まで視野に入れたパワー設定。ヘビー級リグにメリハリをつけてアクションできるレスポンスと、ロングディスタンスでもアジのアタリをしっかり感じとれる繊細さを併せ持つロッドです。

Lenght
(m)
PowerActionWeight
(g)
Close
(㎝)
Top Dia
(㎜)
Section
(pcs.)
Lure
(g)
Line
PE(号)
価格
(税抜)
2.34MLFast70119.70.82MAX20MAX0.645,000円

■GRIP TYPE B IPSリールシート採用

問い合わせ/オリムピック ℡ 06-6533-8988 

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