Tackles Scramble 釣り道具「竿」

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釣り道具の中で竿は最も値段が高く、それだけに釣り人が竿にかける思い入れは非常に強い。

購入直後は小さなキズが入っただけでも心を痛め、せっせと磨く。

それだけ大切にしているにもかかわらず、意外と竿について知らないことが多い。誤解も多い。そこで、できるだけ誤解を解いてみたいと思う。まずは竿の重量について解説してみよう。

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グラスからカーボンへ竿の軽さは大切な要素

めじろ竿

竿の材質が竹からグラスロッド、そしてカーボンに進化したことは改めて解説するまでもないだろう。

天然素材である竹は均一のクオリティーを維持するのが非常に難しく、また手入れも面倒で、それしかなかった時代ならともかく、大量生産が可能で均一の品質が保証されたグラスロッドに取って代わられたのも無理はない。

結果、すごい勢いで普及し、釣り竿=グラスロッドという状況に至った。しかし、それほど全国を席捲したグラスロッドにも問題はあった。太い竿、長い竿が重たくてたまらなかったという点だ。

具体的にいうならイシダイ竿、アユ竿、さらに当時大流行したヒラマサ竿もそれで、1㎏を超えるものも珍しくなかったのだ。重量という点では竹竿よりははるかに劣っていたのだ。

そして、待望の軽い竿が登場する。そう、カーボンロッドだ。どこのメーカーだったかは覚えてないが、「ほそかるぴん」というキャッチフレーズが印象的だった。

細く、軽く、ピンとしているという意味だ。グラスロッドに比べて二倍近く高価だったにもかかわらず、高度成長時代とも重なって早いテンポで切り替わっていった。

特に、前述したイシダイ竿、アユ竿、4~5号クラスの上物竿の分野では切り替わるテンポが早かったのはうなずける話だ。

このように、釣り竿という分野における軽さは大切な要素であったことは容易に推測できる。

軽さを追求した結果、5mという長さが定番化

チヌ竿

ほそかるぴんの効果は上物釣り師にも認められるところとなり、グレ竿、チヌ竿も徐々にカーボンが広がってゆく(ちなみに、当時はグレ竿、チヌ竿という魚種に特化した専用ロッドはまだ登場していない)。

この時点でメーカーが強くアピールしたのが軽さだった。なにしろ、数字で表現できるから分かりやすい。細いという点では他の商品との差が出しづらい。

また、ピンについても広告では表現できないという問題があり、自ずと軽さに目が向いたのは自然の成り行きだったのだろう。

もっとも、先端技術で競い合っているメーカー同士、なかなか優位に立てない。強度とのバランスを取りながら限界まで肉を薄くするのはどこもやっている。そこで着目したのが竿を短くすることだった。

皆さんご存じのように、釣りの世界には尺貫法が色濃く残っている。竿の長さもまさに尺単位で、3.6m、4.5m、5.4mとよく目にする竿の長さはすべてこれに従っている。

だが、例えば10㎝短くすればどうなるか? 実際の釣りにはほとんど影響ないだろうが確実に軽量化できるというわけで5.3mが生まれる。

さらに、5mが登場し、尺の倍数ではない竿が市民権を得ることになる。もっとも、軽さを訴えるために短くした竿が思いもよらない効果を上げたことも、市民権を得た理由の一つになるだろう。

5.3~5.4mよりもずっと操作がしやすかったのだ。

先重りする竿は、自重が軽くても重たい

がまかつロッドが発売された当初、モーメントという耳慣れない文字が表記されていてほとんどの釣り人は戸惑った。

それまでの釣りの世界にこのような物理用語は用いられてなく、耳慣れなかったからだ。以来、がまかつロッドのスペックにはこのモーメント欄が設けられ、指数が記載されている。

ガマラー=がまかつ信者の中にもこの数字の意味を理解している釣り人が少なからずいるようで、ここで簡単に解説しておこう。

持ち重り

ここで図を見ていただこう。同じ長さ、同じ自重の竿が3本あり、それぞれ重心の位置が違っているという設定だ。さて、どの竿が重たく、どの竿が軽いと感じるだろう?

答えは簡単だ。Cが最も重たく、B、Aの順に軽く感じる。

同じ自重なのにCが重たいと感じるのは「持ち重り」するからだ。重心が手元に近づくほど持ち重り感は薄れる。いうまでもなく、釣り人は軽く感じる竿を好む。それを示すのがモーメントなのだ。

具体的には自重×竿尻から重心までの距離÷1000という計算で指数は求められ、20~30というのが標準的な数字になる。これが小さいほど軽く感じるのだが、単にこれだけで持ち重り感は判断できない。

リールをセットすれば重心の位置が移動するのは当然だし、グリップが太い・細いだけでも感覚は変わってくる。

竿尻

近年、この考え方が普及し、モーメントの数値を下げるため竿尻にウエイトをセットするというやり方が生まれている。

アンダーバランサーという商品が登場し、これを使えばずっと竿を振りやすくなるのだ。竿振りの回数が多いルアー釣りがメインだが、がま磯アテンダーⅡにはバランサー替尻栓が装備されている。

標準の尻栓は5.5gだが、替尻栓は21.5gで、自重は重たくなるもののモーメント指数は確実に小さくなる。

著者:尾田裕和

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