Tackles Scramble 釣り道具「竿 その2」

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フカセ釣り師が感度と聞いてすぐ思いつくのはウキだろう。仕掛け、ツケエに外力が加わったとき、その変化を表現するのに最も分かりやすいのがウキの動きだからだ。

事実、アタリはウキの変化で知るケースが一番多い。しかし、竿にも感度はある。それを利用すれば釣りは大いに変わる……はずだ。

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高弾性のカーボンロッドと低弾性のグラスロッド

チヌフカセ釣り

グラスロッドの時代、竿に求められていたのは次の四点だった。

●仕掛けを飛ばす。
●アワセという行為でハリ掛かりさせる。
●弾力でラインの強度を補う。
●魚を引き寄せる。

だが、カーボンロッドの時代になり、この四点に感度が加わることになる。

グラスとカーボンの大きな違いとして、軽さに加えて反発力がある。この反発力が感度に大いに関わるのだが、まずは注釈を。

本来、反発力とは磁石のプラスとマイナスのようにお互いを遠ざけようとする力を指す。だが、釣り人が竿に用いる反発力とはそうではない。曲がった竿が元に戻ろうとする力を指す。

したがって、反発ではなく復元と呼ぶのが正しいのだが、ここは慣習に沿って反発と呼んでおこう。

曲がった竿が元に戻ろうとする速度は、いうまでもなくカーボンは速く、グラスは遅い。カーボンの弾性は高く、グラスのそれは低いからだ(弾性とは変形された物体が元に戻ろうとする性質)。

チヌフカセ釣り

物理学的な説明が続いたのでもう飽きてきた方がいる恐れがあるから、ここからは釣りの具体的な話に移ろう。

弾性が高いと強度があり、変形しにくい。弾性が低いと変形しやすく、強度も低い。

つまり、カーボンは強く、変形しにくいため曲がりづらく、張りがある。強いから肉薄の構造にできて、それだけ軽くなる。グラスは弱く、変形しやすいからすぐ曲がる。

張りもなく、ドロンと竿先が垂れる。肉厚構造であるため重たくなる。反面、軟らかいとバラシが少ないというメリットもある。

魚を竿先に乗せようとしたとき、反発力の強いカーボンでは魚が口を離す可能性が高いという特徴があり、必ずしもカーボンがすべて上回っているわけではない。

竿の感度が良いことのメリットとは

チヌフカセ釣り

同じ感度という言葉でありながら、ウキと竿では意味が違う。冒頭で触れたように、ウキは外力に応じて変化する程度を表している。だが、竿の場合はそうではない。

伝達性と言い換えた方が分かりやすいだろう。仕掛けや魚の動きを敏感に伝えるかどうか、だ。

ルアーの世界には目感度、手感度という言葉がある。竿先の動きが見て判断できる、手元に伝わる振動で判断できるという意味だ。

フカセ釣りの世界では沈め釣り、本流釣りなどを除くと穂先の動きでアタリを取ることはまれなので、ここでは触れないでおく。あくまでも手元に伝わる振動に絞って話を進めていく。

チヌフカセ釣り

では、竿の感度が良いとどのようなメリットがあるか?

感度が生かされるのは、まずツケエのオキアミの有無だ。想定したヒットポイントに到達したとき、ハリにツケエが残っているかどうかは大半の釣り人にとって重大事になる。

特に、その前に小さなアタリがあったときはそうだ。そんな場合、フケを取って仕掛けを引いたとき、感度が良いとオキアミの存在が感知でき、自信を持ってさらに仕掛けを流すことができる。

感度が良いメリットの二番目がハリ掛かりした魚の種類、サイズ、さらにはその動きが分かりやすいことだ。

スレ掛かりを除いて、魚の抵抗には種類による違いがあるから、慣れればどんな魚がハリに掛かっているのかが分かるようになる。また、魚がどちらに走ろうとしているのかも察知しやすいのだ。

ある程度大きい魚に対しては即座に対応する必要があり、感度が良いとそれは有利に働く。

感度が良い・悪いはなにが違うのか?

チヌフカセ 竿

体験してみると分かるのだが、オキアミが残っている仕掛けを巻いてくると、感度が良い竿はそれがビンビン伝わってくる。

だが、感度が悪い竿はなにも分からない。その違いはどこからくるのだろう?考えられる理由はいくつもある。羅列してみよう。

●カーボンシートの構成。
●自重が軽いと感度が良い。
●硬いと感度が良い。
●短いと感度が良い。
●ガイドが多いと感度が良い。
●リールシート。
●タックルバランス。
●ナイロンよりPEラインの方が感度は良い。
●竿を軽く握ると感度を実感しやすい。

このように、竿以外の問題も含んでいるためいちがいに決めつけられないのだが、おおむね高価な竿は感度が良い。厳選されたカーボンシートを使用し、軽く作られている。

ガイドの数が多いと感度が良くなるものの、今度は竿自体が重たくなる。それをカバーするため材質と位置の研究にたっぷりと経費をかけている。

なお、高価な竿はおおむね感度が良いと前述した。すべてではない。また、釣具店で手に取ってみても分からない。実際に使用してみないと分からない。

著者:尾田裕和

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