メバリングの主役はワームだけではない。リグを組まなくてもお手軽に飛距離を伸ばせて、表層狙いからルアーによっては深場も狙えるプラグも人気です。
特に春はプラグが活躍する季節。そこで今回はメバルプラッギングでおすすめのルアーを13個ご紹介します。
メバル用プラグを使うタイミング

メバリングでプラグを使う最大のメリットは、やはりレンジキープ能力にあります。メバルの特性から主に表層狙いのルアーが多いのですが、中には深場を狙えるものもあります。
プラグには大型のメバルがアタックしてくる可能性が高いです。
これはメインベイトがキビナゴなどのパターンに当たりやすいことや、オキアミパターンでも群れをまとめて捕食してしまう貪欲なメバルがヒットしやすいからとされています。

さらに、デイメバルを狙う場合は、手返しがよくリアクションバイトが狙いやすいプラグが有利とも言われています。
遠投能力も魅力で、ワームより空気抵抗が少ない上に重量もあるため飛距離を出しやすいです。中には重心移動システムがあるルアーも存在します。
一方で、プラグはタイミングを誤ると全く反応しないこともあります。メバルプラッギングシーズンの春でさえ反応が著しく悪くなるタイミングがあります。
ジグ単とプラグは基本的には同じタックルで使えるというメリットがあるので、反応をみて柔軟に切り替える必要があります。
選び方

メバル用プラグは大きく分類すればミノー、ペンシルベイト、バイブレーションなどがあります。
ミノー、ペンシルベイトにはそれぞれシンキング、フローティングタイプがあり、どちらも主に表層から中層にかけてレンジキープしやすい設計になっています。
このうち初心者でも使いやすいのはミノー。そのためメバル用プラグはミノーの種類が豊富です。
基本的にはメバリングのセオリー通りタダ巻き中心の釣りになります。特にプラグはレンジキープ能力を活かしたスローな攻め方が得意です。
そのため、各プラグがどのレンジを攻めるのに適しているか把握しておくのが使いこなすコツです。

カラーの定番はクリア系。リアルなベイトの反射に近く、プランクトンにもイミテートできるクリア系はメバルプラッギングでは外せないカラーです。
ただし、ブラックやチャートなどのソリッド系も水中でのシルエットがはっきりするため、クリア系では不可能なアプローチでメバルを攻略できるため、近年注目され始めています。
定番はあくまでクリアカラーではありますが、一つは持っておいて損はないでしょう。
サイズは30〜60㎜くらいのサイズで使い分けます。メバルの反応を見ながらサイズを調整できるように複数用意しておきましょう。
おすすめプラグ13選
アクアウェーブ/シャローマジック

水深20㎝までを狙うことに特化したマイクロシンキングミノー。
このルアーの強みはなんと言っても巻きスピードの自由度。超デッドスローのリトリーブでもナチュラルなロールアクション。
ミディアムリトリーブでは回転数の少ないウォブリングアクションでメバルを魅了します。近距離戦が得意なメバルプラッギング定番ミノーです。
アクアウェーブ/リトルマジック

38㎜と小型のプラグながら空気抵抗のない流線形ボディに厚みをもたせて自重をアップし、抜群の飛距離を約束できるマイクロシンキングペンシルです。
潮受けを良くするために、ボディ下部はフラットかつスタビライザーを配置し、水なじみがよく、ナチュラルなウォブリングアクションを実現。
パイロットルアーとしての性能もよく、テンポよく表層を探るのにピッタリです。
アムズデザイン/サスケ SS-50

imaスタッフがサスケSF-50のシークレットチューンとして使用していたマル秘モデルが待望の商品化。
アクションの強いルアーに反応しない低活性時やストラクチャー周りのピンポイントにアプローチした後のステイも得意。
スリムボディが魅力の定番リップレスミノー。
エバーグリーン/ウィグラ 40

超小型ジョイントミノーで、ゆっくりタダ巻きするだけでナチュラルなスイムアクションを実現します。
ヘッド側ボディは中空構造を採用し、しっかりと浮力を持たせることでアクションレスポンスを最大化。
テール側ボディはソリッド構造を採用し、適度な重みをもたせることでジョイントボディの弱点である飛行姿勢の悪さを解消しています。
スミス/メバペン

ナチュラルドリフトで魚に違和感を与えず、バイト数に差を付ける水平浮き姿勢を採用。
小イカにマッチングしたボディーフォルムで。エンペラを装着し、ビッグアイをセットしたボディは愛らしく、動かせばしっかりと機能します。
飛行姿勢が安定しており、軽量でもストレスを一切感じさせない飛びっぷりが魅力です。
ダイワ/月下美人 しずる

ワームを刺すことでシルエットや波動を大きく変えることができる無限の可能性を秘めた新感覚ミノー。
標準装備されているワームを取り外して付け替えればさまざまなアレンジを組み合わせることができます。
スローからミディアムスピードでのリトリーブが基本。月下美人シリーズのワームはもちろん、他社のワームを付けた狙い方も可能。楽しさ満点のプラグ。
ダイワ/月下美人 夜霧Z

重心移動システムを搭載し、風の中でも安定した飛距離を叩き出せる42㎜の小型ミノー。
シンキング、フローティングタイプの区分だけではなく、水深約1mのレンジ、シンキングタイプの場合は1.5mまで対応できるディープレンジモデルもラインアップされています。
高い貫通力を持つサクサス仕様のフックを搭載し、アタックしてきたメバルを逃さない月下美人シリーズの定番ミノー。
ダイワ/月下美人 しらすJ

3連ジョイントボディを採用し、なめらかで生命感あふれるアクションが特徴のシンキングペンシル。
特にシラス・カタクチパターンが得意で、スレてしまったメバルを食わせるナチュラルアクションが得意。
クリア感を残しつつ低重心を図るために腹部にウエイトルームを設置。
超スリムボディながら安定したスイムアクションで、ファストリトリーブでも飛び出しにくい緩急つけたアクションでリアクションバイトを誘うこともできる。
タックルハウス/ショアーズ オルガリップレス

落ち込み式の重心移動を採用し、安定した飛行姿勢を誇るリップレスミノー。
スローフローティング設計のボディとなっており、スローリトリーブでも浮き上がりにくく、スピードを上げても潜りすぎず、安定して水面直下20㎝のシャローレンジを泳がせられます。
アクションはゆらゆらとしたローリングアクション。デッドスローでドリフトしながら攻めるのも面白いですね。
デュエル/ハードコア® LG シンキングペンシル(S)50㎜

圧倒的な飛距離とキャストの正確性を約束する重心移動に、高いレスポンスで素早く立ち上がる固定重心の長所を融合したニューマグネット重心システムを搭載。
その飛距離はなんとわずか4gで驚異の40mという大遠投を実現。
変幻自在の食わせアクションで、スレたメバルに強力なアプローチしてくれます。
ブリーデン/ビーバイブ30

30㎜の超小型ボディながら、金属素材ならではの4.1gという遠投能力にも長けたメタルバイブ。
メバルを意識した調整がされており、独自の低重心設計により「リトリーブ」「リフト&フォール」といった基本アクションに加えて、トゥイッチによる平打ちのようなアクションもできます。
スローリトリーブでナチュラルでメバルを警戒させない抑え目のバイブを演出してくれます。
ブリーデン/ビーナッツ

中空ボディとソリッドボディを組み合わせたハイブリッド構造で、浮力を確保しながらボディ下部をソリッドにすることで、内蔵シンカーに頼り切らない低重心で安定したバランスが特徴のミノー。
それにより、安定したスイムアクションを実現させており、トゥイッチやジャークでリアクションバイトを狙うのも有効。
つぶらな瞳の色は、赤がフローティング、青がサスペンドとなっており、ひと目で判別できる用になっています。
ルーディーズ/メバポッパーZ

通常ポッパーはロッドアクションで音を発生させるルアーですが、メバポッパーZはロッド操作不要。
ハンドルを半回転、もしくは1回転させるだけで十分ポッパー独特の「ポップ音」と「スプラッシュ」を発生させ、メバルに強烈なアピールをしてくれます。
アクションが見やすいグローカップやバイトポイントとなるグローティンセル、ステルス性能の高いレッドフックを採用し、リトリーブ後待つだけでバイトしてきます。