ルアーフィッシングで、より釣れるフックの重要性を説く

フックの重要性

ロッドやリールなどにこだわりを持って、高性能なものを使用しているアングラーは多い。ルアー自体もよく釣れて使いやすいものを熱心に模索する傾向にあるが、フックにこだわっているルアーアングラーは意外と少ない。それどころか、錆びてフックポイントが潰れてしまったフックでも気にせず使い続けている人も多い。

フックは魚との接点となるパーツで、魚を掛ける、掛けた魚を保持するという面で非常に重要な役割を持つ。

スポンサーリンク

フックの種類

ルアーフィッシングに使用されるフックは主に3種類ある。シングルフック、ダブルフック、トレブルフックだ。これはハリ先が1本、2本、3本の違いで、単純に考えるとハリ先が多いほうが掛かりやすいような気がしてしまうが、それぞれにメリット・デメリットがある。

ルアーで主に使われるフックの種類

シングルフック

主にメタルジグ、タイラバ、インチク、ロックフィッシュ用のテキサスリグなどに使われている。形状はさまざまあるが、テキサスリグに使用されるオフセットフックは他のものと異なる独特の形状をしている。

メタルジグやタイラバなどにはアシストラインと呼ばれるラインに、フックが結び付けられた状態で装着されている。このようなフックをアシストフックと呼ぶ。

アシストフック

ハリ先が1本なので、アワセを入れたときに全ての力がそこに集中する。そのため貫通力が高いのが特徴だ。また、小型で重量が軽いため、魚が吸い込みやすいというメリットもある。さらにダブルフックやトレブルフックと比べて同じ重量なら、強度を上げられるという点も見逃せない。

シングルフック商品例
シングルフック 53 ソルト 参考価格
Gamakatsu(がまかつ)
¥399(2023/12/04 21:29時点)
ソルトウォーター対応フックには欠かせない超防錆メッキ「ハイパーシールド」を採用。フック交換を容易にする「マジックアイ」仕様。
プラッガーシングル 参考価格
オーナー(OWNER)
¥528(2023/12/04 21:29時点)
やや細軸でフッキング抜群。プラグ用に特化したアイ形状、ゲイプフォルム。
オフセットフック商品例
ロックフィッシュフック レギュラーオフセット 参考価格
ささめ針(SASAME)
¥384(2023/12/04 21:29時点)
対応できるワームの種類が多く、フック交換の手間を軽減。ストレート系やジャッドテール系のスタンダードワームにジャストフィット!
ロックンフック 参考価格
カツイチ(KATSUICHI)
¥264(2023/12/04 21:29時点)
ワイド「タテアイ」フックでロックフィッシュゲームが変わる!

ダブルフック

トレブルフックのハリを1本少なくしたような形状で、本来、トレブルフックを装着したいのだが、ボトム中心で攻めるルアーのため、根掛かりをしづらくしたい、というときに使われている。フックポイントが上を向くように装着されるのが特徴だ。ただ、このフックが採用されているルアーは非常に少ないので目にする機会もほとんどないだろう。

ダブルフック商品例
リトルマックス スペアダブルフック 参考価格
エバーグリーン(EVERGREEN)
¥600(2023/12/04 21:29時点)
一般的なダブルフックに比べて2つのフックの間隔が狭いため、さらに根掛かりしにくい。
スティンガーダブル 参考価格
オーナー(OWNER)
¥410(2023/12/04 21:29時点)
レギュラーワイヤーのダブルフック。バス用ミノーからライトソルトウォーター用バイブレーションまで。

トレブルフック

ハリ先が3本あるフックで多くのルアーに採用されている。ルアーでは一番メジャーなフックで、メーカーによってはトリプルフックと呼んでいるものもある。

一番のメリットは、ハリ先が多いことによる掛かりやすさだ。どの方向からターゲットがアタックしてきてもフッキングに持ち込みやすい。

デメリットとしては、ハリ先が多いため、アワセを入れた場合に力が分散してしまい貫通力が弱くなるということ。貫通しやすくするためにはハリ先の軸を細くする必要があり、そうすると強度が低下してしまうという問題が発生する。

トレブルフック商品例
トレブルRB-M 参考価格
Gamakatsu(がまかつ)
¥554(2023/12/04 21:29時点)
RB-MHより細く、軽くなりMH同様、シーバスはもちろんバス、トラウトと言ったターゲットまで幅広くカバー!
ジグパラ トレブルフック 参考価格
Major Craft(メジャークラフト)
シーバス・青物、サーフでの大型ヒラメがかかっても対応可能、線径は安心の太軸を採用。
トレブルフックの名称

フックの交換

フックシャープナー

ルアーのフックは消耗品。ある程度使用して、フックポイントの鋭利さが失われてきたり、錆びてきたらフッキングがあまくなってしまう。フックポイントを研ぐためのフックシャープナーというものがあるので、それでこまめに先端を研ぐことで寿命を伸ばすことができる。だが、それでも錆びが多くなったり、変形したりすると交換しなければならない。

フックシャープナー商品例
MC フックシャープナー 参考価格
第一精工
¥852(2023/12/04 16:49時点)
フック、ジグヘッドのハリ先研ぎに。グリップは、安定してしっかり握れる3ピースディンプル。
GMフックシャープナー 参考価格
ゴールデンミーン(Golden Mean)
¥801(2023/12/04 21:29時点)
ダイヤ砥石採用でフック素材を選ばず、砥石の溝にハリ先を数回通すだけで簡単に研げる。

アシストフックの場合はアシストラインごと交換する。ラインに結ばれたフックが販売されているので、それを選べばよい。ここで大切なことは、アシストラインの長さが同じものを選ぶということだ。フックの大きさもなるべく同じようなものを選んだほうがよいだろう。

ダブルフックやトレブルフックはフック自体を交換するが、そのときに気を付けなければならないのがフックのサイズだ。

ルアーの多くにはトレブルフックが装着されているが、メーカーはルアーのアクションを考慮した上でフックサイズを選んでいる。ルアーは標準で装着されたフックで最適なアクションをするように設計されている。

フックを外す
フック交換の際はフィッシングプライヤーが役に立つ。

フックのサイズを変更するとフックの重量が変わってしまう。それがルアーのアクションに影響を及ぼすのだ。フックを軽くするとよりキビキビと動くようになり、重くすると動きも鈍くなってしまう。軽くするのには悪影響が出ない場合もあるが、重くすると「泳がないルアー」となりやすいので注意しなければならない。ルアーの動きを把握した上であえてサイズを変えるベテランアングラーもいるが、そうでなければ同じサイズのフックに変えるというのが基本となる。

せっかく掛けた魚をバラしてしまう、本来は掛かっていたはずの魚がフッキングできなかったということが起こらないように、フックはこまめにメンテナンスして定期的に交換していきたい。

フィッシングプライヤー商品例
フィッシングプライヤー 参考価格
Umibozu
超軽量の圧倒的人気のデザインそのままにより使いやすく新たにロック機能が追加されてバージョンアップ!
アルミプライヤー 200H ロック 参考価格
ダイワ(DAIWA)
¥4,356(2023/12/04 21:29時点)
ワンタッチロック機能付き、軽量化を実現したアルミプライヤー。
他にはこんな記事が読まれています
タイトルとURLをコピーしました