いまやなくてはならない存在となったダイソー(よく釣れる! 釣具シリーズ)のシャッドテールワーム+ソルト用ジグヘッド。通称ダイソーVJ。
でも、その使い方で釣れていますか?
これを読んだら釣果が変わります。

大事なジグヘッドとワームバランス
当然のことながらジグヘッドとシャッドテールワームのセットでこのリグが成立します。問題なのは、これに相性があるということ。
ジグヘッドとワームは別々に販売されています。ヘッドの形状やフックの大きさも様々で、ワームも今や各メーカーからいろいろな種類、形状のものが開発され、その組み合わせは数えきれないほどです。
そのような中で、ダイソーのジグヘッドとシャッドテールワームは専用設計されているので、この二つを買ってセットすれば、バランスの良いジグヘッドリグが完成します。

スレた激戦区でも強い
近年の釣り人口増加やルアーフィッシングのブームもあり、ひと昔前に比べハイプレッシャーなポイントが増えてしまいました。そんな時代でも釣果を出すためには、スレに強いというのが必須のキーワード。人口が多い都心や周辺地域の釣り場では、スレに強いダイソーVJは主戦力になり得るパワーを秘めています。
狭いフィールドで本領発揮
基本的にワームは波動が弱いので、魚を寄せる力があまりありません。魚がいるとわかっている場所で初めて効果を発揮します。
具体的に挙げると狭い範囲に魚が付きやすいポイントがあるフィールド。漁港や運河、人工物の多い港湾がそれに該当します。
デメリットは飛距離が出にくいことですが、飛距離をあまり必要としないエリアでは短いトレースの間でも多くのバイトを得られる強さがあります。
飛距離を出したいがためにヘッドのウエイトを重くし過ぎると、ワームとのバランスが崩れるうえ、フォールスピードが速くなり、本来の機能を発揮できなくなってしまいます。
ダイソーVJのジグヘッドは16g、22g、28gの3種類用意されており、どれにセットしても適合するので、水深や狙いたいポイントによって使い分けられるのが嬉しいですね。

ダイソーVJが際立つストロングパターン
エサが小さいとき
ダイソーVJは波動が弱く、シルエットも小さいため、カタクチイワシやキビナゴ、イナッコなどベイトが小さければ本領を発揮します。
水面に無数の小魚が群れで回遊していたらルアーを変えてでも投げてみましょう。
釣り人が多く集まる激戦区
釣れるポイントは多くの釣り人が集まります。そのような場所は魚がいるにも関わらず、プレッシャーにより警戒心が高まっており魚が口を使わないという状況。
そんなときでもダイソーVJを使えば先行者がいたとしても攻略できる可能性は高くなります。
ベイトがいる日中
カタクチイワシが漁港内に入ってきたり、釣り座から見える位置を定期的に回遊していれば大チャンス。特に小魚が接岸しやすい朝まづめや夕まづめの時間帯はダイソーVJの独壇場になります。
ボイルが発生している状況
漁港内や港湾といった狭いフィールドじゃなくても、ボイルが発生している高活性な状況であれば食わせ能力に長けたダイソーVJを投入する価値は十分にあります。
特にそのような高活性の状況下でも、プラグに反応しないことがあり、ダイソーVJに替えたら一撃、なんてことがあります。
使いこなすためのテクニック
ウエイトを替えて細かいレンジコントロールをしよう
ウエイトはレンジを変えるために使い分けが必要です。1mレンジが変わるだけで釣果が大きく変わります。10㎝違うだけで魚は口を使いません。
リトリーブ速度でもレンジを変えることができますが、一定の速度をキープしないと食ってこないケースもあるので、ウエイトは数種類用意し、使い分けるようにしましょう。
ただ巻きをマスターする
ダイソーVJの強みは、一定のレンジを一定速度で引いてこれることです。そしてこの基本的なアクションが最も重要で意外と難しいテクニックです。
どれだけブレずに巻き、等速直線運動でレンジキープしながらトレースできるかがキモになります。
規則正しい等速直線運動の中で突然違った大きなアクションを入れると、より目立たせることができます。
ふらふらと直線を描かないトレースでは、不意に入れたアクションにキレを持たせることができません。
基本中の基本、レンジキープしながら真っすぐただ巻きすることをマスターしましょう。
きれいな等速直線運動から動きにメリハリを付けたり、レンジを変えるときにストップ&ゴーを織り交ぜるとより魚からの反応を得ることができるでしょう。
さらに釣果を伸ばすプチカスタム
ダイソーのジグヘッド+シャッドテールワームだけでは物足りない状況に直面すると思います。
何かというと、ワームカラーの問題。ブルーとピンクしかないため、ベイトのシルエットが合っていても、カラーで食ってこないことがあります。
そんなときは禁断の手。本家本元のコアマンアルカリシャッド90mmを使いましょう。
カラーラインアップが豊富なうえ、ダイソーシャッドテールワームより安定した泳ぎを見せてくれます。
また、ダイソージグヘッドはフックが錆びやすく強度も低いため、魚が掛かってもフックを曲げられて取り逃してしまうことが多くあります。
フックは#10がベストです。交換しておけば多少掛かりどころが悪くても安心して取り込むことができます。

いかがでしたでしょうか。
ダイソーVJはよく釣れると聞くのに釣れない、そういう人はぜひ参考にしてみてください。