
1個が600~1000円前後、安くても300円は下らない一つテンヤ。そのテンヤが、ダイソーから発売されたと聞いて近隣のショップへ行ってみた。
最近では脱100均の品も販売されていることから、半信半疑で釣具コーナーへ行ってみると、確かに陳列されている。4号、6号、8号、10号の4アイテムがすべて100円である。残り少ない号数もあり、取り急ぎ8号と10号を5個ずつ購入(のちに別の用事でダイソーへ行く機会があり、その際に6号を含めさらに10個ほど購入)。
繰り返すが1個が1000円近くするものがある中で、10個で1000円(ちなみに税込みだと1100円)とはリーズナブルの域を超えて超破格値である。
帰宅後、早速開封。孫バリのラインがナイロン製のようで心もとない感じはしたが、普段愛用しているクロスファクター/ブレイズテンヤと遜色はない。というか、ほぼブレイズテンヤであるように思えた。
これは使える。一つテンヤ歴5年ほどしかない私でも、そう確信した。
釣行までにすべての孫バリのラインを、フロロカーボンの5号に交換したが、ハリ自体はオリジナル品を流用。そして実釣する日を迎えた。

ロストしても心配なし。これが想像以上の効果

水深20~40m。激流スポットで有名な関門海峡は、およそ10数年前から一つテンヤでのマダイ狙いが盛んになりだし、5月中旬から11月まで狙えるメジャーな釣りに発展した。
時としてヒラメやキジハタ、マゴチ、カサゴなどの高級五目ばかりがヒットするため、足繁く通うアングラーも多い。だが、いかんせん海底は岩礁が多く潮流も速いことから根掛かりが多発。テンヤが底に着いたのが分からなかったり、シャクリ上げる間合いが長いとすぐさま根に掛かる始末で、そのほとんどがライン切れとなって仕掛け一式をロストしてしまう。

釣れるエリアはデンジャラスゾーンであることから、安価なテンヤは実にありがたい存在なのである。つまり、攻めの釣りに終始徹することができることから、釣果ものびると予想できる。

若干のカスタマイズは必要
着底がわかる最低限の重さは6号から10号。それをメインに使ったが、1尾釣れた後や根掛かったときにハリのポイント(先端)が甘くなることが露見された。

掛かりのよさやハリ外れの防止には、やはり国産品が群を抜いている。ラインもしかりで、国内メーカー品を普段使っているせいかオリジナル品では使えないレベルであり交換は必須であろう。
このようなカスタマイズでいくらかコストはアップするものの大したことではない。
よく釣れるほど効果的なテンヤとは断言できないが、心置きなく使えるテンヤであることは間違いない。
それはマダイ、ヒラメ、チヌ(クロダイ)、カサゴといつも通りに高級五目を楽しめた結果で証明してくれた。

ワンシーズン通して使ってみた感想
春から秋まで、ダイソーの一つテンヤしか使わずに釣りをしてみました。
結果としては、通常通りに使えるし、釣れるという感想です。
問題点は、「フックが錆びる」「リーダーが伸びる」以上の2点です。
特に親バリは掛かりが悪いので、シャープナーなどがあると良いかもしれません。
孫バリは変更できるので、替えバリを用意しておくとよさそうです。
特に、根掛かり後はハリ先をチェックしておきましょう。