オシャレな釣り人は帽子にもこだわるもの。釣具メーカー品はもちろんですが、多くのアウトドアメーカーからファッション性の高い帽子が発売されています。
ただ、帽子はオシャレだけが取り柄ではありません。
日差し対策
釣りにおける帽子の役割で、分かりやすいのは日差し対策でしょう。
日が高いときに釣りを楽しみたい場合、視界が悪くなってはやりづらくなってしまいます。そんな直射日光を、帽子のつばが遮り視界を確保しやすくしてくれます。
視界を良くすると、ストレスが溜まりにくくなり、より釣りに集中できるといった側面もあります。
熱中症対策
直射日光を防ぐことで熱中症対策としても役に立ちます。
日光による頭部への体温上昇を、帽子装着時と非装着で調べたところ、装着時は5〜10度ほど上昇を抑えられるそうです。
特に日本人の多くは黒髪です。黒は光を吸収しやすい性質を持ちますので、帽子は熱中症を防ぐ効果が期待できるでしょう。
怪我防止
不意の事故というものは突然起きるもの。例えばキャストミスで頭にルアーが当たったり、根掛かりを外した勢いで自分に向かって飛んできたり。
自分のミスだけではなく、他人のミスによって引き起こるケースもあります。
帽子をかぶっていれば、そんな予測できない事故から身を守ることもできます。ちなみに偏光グラスにもそういった怪我を防ぐ役割があります。
不意な小雨にも
天気予報とは外れるもので、急な雨はついて回る問題です。しかし、軽い雨程度なら釣りをやめない人が多いと思います。
帽子があれば、小雨程度なら視界を確保しやすく難なく釣りを続行できるでしょう。もちろん雨が強くなったら素直に納竿しましょう。
帽子を選ぶポイント
夏と冬で使い分ける
夏に着用する帽子は、メッシュキャップなどの通気性の良いものがベスト。帽子の中にこもる熱を外にうまく逃してくれます。
麦わら帽子も通気性という意味では非常に効果的で、つばも大きいので釣りにおいては理にかなったアイテムともいえます。
冬用の帽子（ニット帽など）は、防寒着としての意味合いが強くなります。夏向けの帽子を冬に着用してはだめではありませんが、使い分けるとさらに快適になることでしょう。
アゴ紐
帽子は風が天敵。特に逃げ場のないオフショアで飛ばされた場合は、海に落としてしまうリスクも高まります。
アゴ紐がついているタイプであれば、風対策も簡単にできます。
デザイン性
身につけるフィッシングギアである以上、デザイン性は帽子を選ぶ必須条件でもあります。もちろん釣り具メーカーのものを選んでもよいですが、アウトドアやファッションの企業から選んでもOK。
ただし、ある程度は汚れるものですし、つばが大きすぎてキャストの邪魔になるのも問題なので、自分が釣りをしているイメージを膨らませながらチョイスするとよいでしょう。
形状別おすすめ帽子
キャップ型
ハット型
防寒型
