目指せ3ケタ! 堤防から狙うヤリイカ

2月ころから春先にかけて堤防から狙え、一部のエリアで非常に高い人気を誇るヤリイカ。厳寒期の夜釣りがメインとなるため、並々ならぬ防寒対策や寒さに負けない強靭な精神力が必要とされますが、それでもひと晩で釣る人なら3ケタ釣果も珍しくありません。その魅力的な釣果と食味の誘惑に駆られ、激寒の夜の堤防へと今日も釣り人をいざないます。

探るポイント

ヤリイカは船釣りでの実績が高いですが、堤防からでも狙えます。しかし、どこでも釣れるというわけではありません。ヤリイカポイントとなっているメジャーな場所があるので、そういった堤防で釣りをすることが釣果への近道となります。また釣具店やネットで自分が行きたい場所の情報を集めることも重要です。堤防からのヤリイカ釣りはシーズンが短く、年に一度の祭りごと的な側面も持ち合わせています。情報収集が釣果を大きく左右する釣りだといっても過言ではありません。

常夜灯が設置されていて、潮通しの良い場所が優良ポイントとなります。

ヤリイカは潮流に乗って接岸してきます。そのため狙うポイントは潮通しの良いところ、または潮が当たるような場所というのが条件となります。堤防であればやはり先端部分が実績は高く、そこに常夜灯が設置されていればベストといえます。しかし、そのような場所は人気が高く、シーズンともなれば、し烈な場所取り争いが繰り広げられます。前日から場所取りをしているというのも珍しくはありません。

日中も釣れなくはありませんが、警戒心が薄くなりエサを活発に捕食する夜釣りがメインになります。

エサで狙う

エサ巻きテーラーに針金でエサを巻きつけて狙います。

基本はテーラー仕掛けのウキ釣りで狙います。エサ巻きテーラーやエサ巻きスッテと呼ばれるものにエサを巻き付けたものを仕掛けにセットして、ウキでアタリを取る釣り方です。エサはサバの切り身やキビナゴ、鳥のササミやムネ肉などが代表的なものになります。また鳥の皮はエサ持ちの良さや価格の安さだけでなく、その脂肪の多さから高い釣果を得られるようです。

どのエサを使う場合でも塩締めした方が、水分が抜けてエサ持ちが良くなります。エサ巻きテーラーの大きさに合わせてカットしたエサを、ひと晩大量の塩にまぶしておくだけという簡単な作業なので是非実践してみてください。

エサは自分で加工しても良いですが、釣具店でも販売されています。

警戒心の強いヤリイカは仕掛けを抱いても違和感を覚えるとすぐに離してしまう習性があります。生エサを使うのは、匂いなどによる集魚効果も期待できますが、イカが抱いたときに離しにくいというのが最大の理由です。イカは触手に味を感じる器官があって、噛んだときにアミノ酸を感じてエサだと認識します。そのため生エサを巻いていると仕掛けを抱いたときに離しづらくなるのです。このアミノ酸効果をアップさせるために、味の素をまぶしている釣り人も多いようです。試してみる価値はあるでしょう。

タックル

竿は一般的な磯竿の2号程度を使います。ルアーロッドだと10‌ftくらいのMLクラスのショアジギングロッドでも代用できるでしょう。道糸はナイロンの4号を使い、リールはそれが100mほど巻けるものであれば何でもよいです。

夜釣りが主体となるので、ウキは視認性の高い電気ウキを使用します。ケミホタルなどの発光体を使ってもよく、ウキは3号くらいがよいでしょう。

ヤリイカは群れで入ってきて時合にバタバタと釣れます。このとき、いかに手返し良く釣るかというのが数を伸ばす決め手となります。時合に効率よく釣っていけば、ひと晩で3ケタの釣果も夢ではありません。仕掛けはエサ巻きテーラーを一つだけ付けたシンプルなものでもよいですが、手返しを良くするためにエダス仕掛けで二つ付けるのがスタンダードとなっています。あまり多く付け過ぎると仕掛けが絡んだりしてトラブルの原因となってしまうので注意しましょう。エダス仕掛けは自作してもよいですが、市販品もあるのでそれを使うのが簡単で確実でしょう。

また、テーラーへのエサの装着はその場ではなく、事前に複数個用意しておきましょう。手返しが重視される釣りなので、根掛かりのなどトラブルの際にその都度エサを巻いていたのではせっかくの時合を逃してしまうことになりかねないからです。

タナが重要

釣り方は仕掛けを入れた後はアタリを待つだけのシンプルなものです。ときどき竿を煽ったり、ラインを巻いたりしてテーラーにアクションを与え、誘いを掛けるのも効果的です。ここで重要になってくるのが仕掛けのタナです。

ヤリイカ釣りではいち早くヒットダナを見つけることが釣果を伸ばすコツとなります。場所やその日の状況によっても変わってきますが、はじめは1ヒロくらいからスタートして反応が得られなければ50㎝くらいずつ深くしていくとよいでしょう。また周りが釣れ出したのに自分だけアタリがない場合は、タナが違っていると認識するべきです。この場合は周りの人に合わせるか、大きくタナを変えてみることをおすすめします。

タイミングが合えば、一晩でこのような釣果も夢ではありません。

アタリは基本的にウキが消し込みますが、イカが食い上げてくる場合もあります。このときはウキが倒れるのでウキに変化が現れたらとにかくアワセを入れましょう。

空振りの場合でも誘いとなるので問題ありません。食い上げのアタリでイカが乗らないときはタナを浅くすると効果的です。

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