磯釣りにおける釣り座選びの基本

磯釣り

磯へ上がって釣りを始めようとするとき、皆さんはどのように釣り座を決めていますか?

まず、潮位により場所移動が必要か、足場まで海水が満ちてこないかなど、安全面を確認するのが第一です。そして釣り座選びの基本は、潮がどの方向に流れても仕掛けを流すことができる場所が理想です。潮の流れに合わせて釣り座を移動したり、障害物を気にして仕掛けをセーブして流していては満足な釣りはできないからです。

もう一つグレ釣りで大切なことは、潮が生きている場所を選ぶことです。もちろん、動いていないような場所がポイントになることもありますが、マキエが真下に沈みウキはずっと同じ位置となるような淀んだ場所はグレのポイントには向きません。

磯に上がっても、どこを狙ってよいのかイマイチピンとこない、という人は以下の二つの点に注意して釣り座を選んでみてはいかがでしょうか。釣り座選びの基本的な考え方として重要なのは、「潮の流れ」「地形変化」を見定めるということです。

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潮の流れで決める

潮の流れを読むことはフカセ釣りにおいて最も重要な要因となります。潮の流れによって次のことが分かります。

  • 魚の活性を知る
  • マキエの流れる方向が分かる
  • 仕掛けの流れが予測できる

このように釣るための情報がインプットされ、どう攻めるかが明確になってきます。ただし、魚の活性については釣り座選びと関係なく、その海の広域にわたって影響するので、ここでは触れません。釣り座選びの決め手となるのはマキエと仕掛けの流れです。

潮の流れが合流しているような場所は、そのあたりにマキエが溜まりやすくなり、当然魚も寄ってきます。また、そういった場所には仕掛けを入れることも容易になります。合流している場所に向かう流れに乗せれば、おのずと仕掛けはそこへ入っていくのです。マキエが溜まり、そのエリアに仕掛けが入っていくということは、オートマチックにマキエと仕掛けの同調が可能となるわけです。当然、グレが釣れる確率も高くなります。

磯釣り

ではどのようなところで流れが合流するのでしょうか。一番探しやすいのは本流(大きな流れ)が流れる脇です。

潮流が磯にぶつかると、流れは磯を回り込むようにその端へと迂回し、集約された流れが激流へと変わります。そしてその速い潮流が磯の反対側の遅い流れにぶつかることによって潮目ができますが、内側の遅い流れが速い流れに引っ張られて、いわゆる引かれ潮が発生します。この引かれ潮が本流の速い潮にぶつかる場所で潮目ができます。

マキエと仕掛けはこの引かれ潮に乗せれば、おのずと潮目へと運ばれていきます。

同様に速い潮に引かれて内側に反転流ができる場合もあります。

この反転流も自動的にマキエと仕掛けを同調させてくれるので狙い目となります。

このように本流が磯先をかすめるような場所は、絶好のポイントとなります。また、上げ潮と下げ潮で流れが異なれば潮目ができる場所も変わってきます。

地形の変化を選ぶ

磯釣り

多くの魚は身を隠すために地形変化のある場所に潜んでいます。警戒心の強いグレはこの傾向が強く、そのような場所を狙っていくのも一つのセオリーとなります。

ひと言で地形変化と言ってもさまざまなものがありますが、磯の上から一見して確認しやすいのは以下の三つでしょう。

沈み瀬

海底に沈んでいる岩の周辺はグレが潜んでいる確率が高く、またマキエが溜まりやすいため狙い目となります。釣り場では潮が横に流れているパターンが多いのですが、その場合、潮上から沈み瀬付近で食わせるイメージで流して行けばよいでしょう。なお、ある程度魚を浮かせるイメージで狙っていかないと、ヒットした後に根に入られ、バラす確率が高くなるので注意しましょう。

ワレ(溝、水道)

岩と岩の隙間や岩に囲まれているような場所を指します。このような場所は、沈み瀬同様に身を隠しやすいため、魚が好むポイントとなっています。

ワレを攻める場合は、その周辺を探るか、隙間に沿って仕掛けを流していきます。

沈み瀬と同じで、掛けた後に根に入られる確率が高いので、集中して探っていきたいものです。

ハエ根

分かりやすく言えば、足元から沈み瀬が伸びているような状況です。ハエ根の両端や先端にグレが潜んでいる可能性があります。

仕掛けはハエ根に沿うように流していき、その途中や先端で食わせるイメージで攻めるとよいでしょう。この場合もあまりギリギリの場所で掛けると、獲れない確率が高いです。少し離れたところから流して、徐々に近いラインへと変えていくとよいでしょう。

安全を最優先

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困ったときには船着きを選べば間違いありません。比較的水深もあり足場も悪くありません。釣りやすさという面では申し分ありません。

釣り座選びは重要です。ちょっと場所が違うだけで釣果に大きく差が付くこともあります。もちろん、いつでも同じ場所で釣れるというわけではありません。時期や水温、風向き、潮の流れといった条件を見定めて、ベストと思える場所を探していく必要があるのですが、少なくとも、どこを選んでよいのか全く見当が付かないという人は、まず「安全に釣りができる」ということを最優先に釣り座を選んで欲しいです。安全に竿を振れて、魚の取り込みができるということがやはり一番重要となるのです。

さらに干満の差も考慮しておきましょう。満潮の時はこちらで竿を出し、潮が引いてくればあそこで釣ろうと、選択肢は多いほど釣れない場合に対処できます。

また、船着き場というのも有望な釣り座となっています。船を着ける場所というのは波や流れの影響を受けにくく、水深が比較的深いところを選んでいるためです。困ったときは船着きを選べば、ほぼ間違いがないでしょう。楽しい磯釣りライフを満喫しましょう。

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