普段、近場の堤防で釣りを楽しんでいるアングラーも、たまには違う雰囲気を味わってみよう。
おすすめは釣果を狙えて景色も楽しめる離島。仕事や学校のことを忘れて、のんびりと離島フィッシングを楽しんでみませんか?
離島の魅力

離島では、普段は掛からないような大型が釣れる可能性があります。
アクセスにフェリーなどを使わなければならない点はあるものの、その分、スレていない魚も見つけやすく、ビギナーでも釣りやすい最高の環境が整っています。
「自己記録を更新したい」「大漁を狙いたい」など目的もさまざまに楽しめます。
民宿やホテルを借りるパターンはそう難しいこともないので、今回は野宿をする場合を中心に話を進めていきます。
パッキングはコンパクトに
基本的な装備は以下のとおりです。
必需品
・釣り具一式
・防寒着
・キャリーカート
・クーラーボックス
・食料、飲料水
・飲料水とは別の水(釣具を洗ったりするため)
・抗菌用ウェットティッシュ・消臭剤
・酔い止め
・レインウエア
キャンプ道具
・寝具(寝袋、マット)
・調理器具(バーナー、コッヘルなど)
・調理用の水
・ランタン
・テント(夏場はタープでもOK)

これらを移動中、邪魔にならないよう、コンパクトに収めましょう。
また、暖かくても夜は冷え込みます。野宿する場合は、上から重ねて着られる服を用意しておくとよいでしょう。
天気予報を見ることも重要。釣り旅行を計画したのに大雨で釣りができなかったという、悲しい思いはしたくないものです。
また、急な雨に対応できるように、レインウエアも用意しておきましょう。防寒対策としてもおすすめです
食料と水分は十分に

熱中症対策のためにも水分は必須です。離島では手に入らないケースもあるので少し多めに用意しておきましょう。
だからといって、いざキャリーカートに乗せると重すぎて動かないといけませんので、移動に難がない程度にしておきましょう。
魚を持ち帰るクーラーボックスは、2日間持つ保冷剤を入れ、食料や飲み物を十分に冷やせるようにしておきましょう。魚が釣れても保冷力がなければ持ち帰ることはできません。
エチケットも重要

釣り人が思っている以上に釣行後は臭いが染み込んでいます。帰りのフェリーに乗る前に最低限の汚れを落としておきましょう。
ルアー釣りだからエサの臭いはありませんが、魚を触った手やグローブ、衣類には臭いが付着している可能性があります。
周りにも迷惑です。抗菌用のウエットティッシュなどで拭いておきましょう。
夜の離島で料理

一晩過ごすため、ヘッドライトは必需品です。ランタンもあれば何かと便利。予備のバッテリーも忘れずに。
ガスバーナーがあれば何かと重宝します。これ一つでお湯を沸かしたり、肉を焼いたり、釣った魚をその場で調理するのもよいでしょう。
ただし、堤防の上で行う場合は十分に注意してください。火器類禁止場所では使わないようにしましょう。
野宿が無理なパターンもある

堤防の上にテントを設置するのはあまりよくありません。ペグが打てないため風で飛ばされることもありますが、作業の邪魔になる可能性があります。
堤防上ではなく、別の空きスペースを利用させてもらいましょう。天候が急変した場合などは、無理をせずフェリーの待合所や、泊まれる宿などに避難しましょう。
明るいうちに、避難できる場所を調べておくと、いざというときにスムーズに行動できるでしょう。離島フィシングを楽しい思い出にするために、事前の準備をしっかりと行ってください。