「ウォブンロール」「ダート」など、分かる人はそれで伝わるけれど、分からない人からすれば「結局このルアーは何がいいの?」となってしまいます。
そんな人のために、覚えておいた方がよいルアーの動き方を解説します。
泳ぎ方の大切さ
アクション? そんなの適当でいいんじゃない? 魚にはそんな違いなんてわかんないよ。
いいえ、ルアーにはそれぞれアクションが設定されており、最大の特徴ともなっています。
わずかに泳ぎ方が変わるだけでも釣果が左右されることも多いもの。したがってルアーマンたちを、カラーリングとともに悩ませる材料なのです。
自分が使用しているルアーのアクションを把握しておかなければ、釣れたときはもちろん、釣れなかった原因を特定することは困難になります。

ルアーアクションの名称
ルアーが揺れたり、回転する動作には名称が付けられています。動きの幅による名称分けはありませんが、購入前に製品の情報を調べるときに、目安となりますので覚えておきましょう。

ローリング
左右にボディ全体を揺らしながら動くアクション。

ウォブリング
ルアーの重心付近を軸にヘッドとテールを振るアクション。

ウォブンロール
ローリングとウォブリングを複合した動き。

バイブレーション
ヘッドとラインアイの中間位置付近を軸に小刻みに揺れる。

ダート
左右交互にルアーが突進するアクション。
スプラッシュ

厳密にいえばアクションの名称ではなく、ポッパーなどの海面を横移動するルアーの水しぶきのことを指します。こちらもルアーの説明でよく出てくる用語なのでいっしょに覚えておきましょう。
重要なポイント ルアーのレンジ

ルアーの特徴を知るために、もう一つ大切なポイントがレンジ。ある意味ルアーアクションより大切です。
フローティングでも、シンキングでもルアーが泳ぐ水深が設定されています。フローティングルアーほどシビアに作られており、10㎝ほどの単位で細かく使い分けることも可能です。
これは、それだけルアー釣りではレンジの設定が大切だということです。似たような形状のルアーでも微妙にレンジが変わることがありますので、把握しておきましょう。
塩分濃度やロッドの角度、流れの速さ、風の影響などでもレンジは変わってくるので、自分が使うルアーはどのくらいのレンジを泳いでくれるのか、必ず把握しておきましょう。
沈み方の名称


シンキングルアーにはそれぞれ沈下速度が設定されています。ゆっくり沈むことをスローシンキング、その逆をファストシンキングと呼びます。